第1章のポイント
国際化,情報化,科学技術の急速な進展のほか,少子高齢化など社会が激しく変化している今日,人々が生涯のいつでも自由に学習機会を選択して学ぶことができ,その成果が適切に評価されるような「生涯学習社会」を実現することの必要性が増大しています。
平成17年6月には,中央教育審議会に対し「新しい時代を切り拓く生涯学習の振興方策について」諮問がなされ,現在,国民の生涯を通じた学習活動を促進するための方策や,子どもたちが家庭や地域社会の中で伸び伸びとはぐくまれるような環境を整備するための方策について審議が行われています。
文部科学省においては,これまで,大学等への社会人の受入れの拡大,放送大学の振興,社会教育の振興による多様な学習機会の充実など様々な施策を推進してきましたが,今後も,同審議会における審議などを踏まえて,生涯学習社会の構築に向けた施策を推進していきます。