少子化の進行は，社会や経済の活力の低下とともに，子どもの切磋琢磨の機会の減少や親の過保護・過干渉を招きやすくなるなど，子どもたちの教育面への影響も大きく，教育行政においても重要な課題です。前述の「新しい少子化対策について」においても教育に関係する施策を積極的に盛り込んだところです。
文部科学省では，平成16年12月に策定された「子ども・子育て応援プラン」とともに，前述の「新しい少子化対策について」に基づき，少子化に対応した教育施策の推進に取り組んでいます。
具体的には，次のような取組を進めています。
安全・安心な子育ての推進のための，地域全体での学校安全体制の整備
子どもたちの放課後の安全・安心な居場所づくりのための，厚生労働省と連携して実施する「放課後子どもプラン」の推進
教育に伴う経済的負担軽減のための，幼児教育段階における保護者負担の軽減や奨学金事業及び私学助成の充実
子どもを生み，育てることの喜びや意義，生命や家族の大切さについての理解の促進のための，中高生に対する子育て理解教育などの学校教育や家庭教育における取組