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南極地域は、人間による環境汚染(かんきょうおせん)が最も少ない地域です。その南極の氷や空気、海を調べることで、地球温暖化(おんだんか)などの環境問題の基礎(きそ)となる情報(じょうほう)を集めることができます。日本では、第一次南極地域観測隊が開設(かいせつ)した昭和基地を拠点(きょてん)として、60年以上にわたって、南極地域の観測を実施(じっし)しています。この間、オゾンホールの発見、オーロラ発生のしくみの解明(かいめい)、過去(かこ)72万年前までの空気を閉(と)じこめたアイスコア※の採取(さいしゅ)など、大きな科学的成果をあげてきました。
※南極地域は厚さ3000m以上にもなる氷の層(そう)(氷床(ひょうしょう))に覆(おお)われています。この氷床にドリルで穴(あな)をあけて取り出した円柱状(じょう)の氷がアイスコアです。アイスコアには、過去数十万年分の空気が閉じ込められていて、分析(ぶんせき)が進めば、当時の地球環境を知る手掛(てが)かりになると期待されています。
オーロラと昭和基地①
オーロラと昭和基地②
アデリーペンギン①
アデリーペンギン②
コウテイペンギン①
コウテイペンギン②
昭和基地
白夜(びゃくや)の太陽
※すべての画像・動画は「国立極地研究所」のものです。画像・動画をご利用になりたい場合は「国立極地研究所」にご連絡(れんらく)下さい。