スポーツの事故防止について

スポーツ庁は、スポーツ事故その他スポーツによって生じる外傷、障害等の防止及びこれらの軽減に資するため、スポーツにおける安全の確保に関する知識の普及等に取り組んでおります。

水泳等の事故防止

海や河川における水難事故及びプールでの水泳事故等により依然として多くの犠牲者が出ています。
水泳等の事故防止のため、関係機関・団体と密接な協力の下、下記事項及び「プールの安全標準指針」を参考として、地域の実情に即した適切な措置を徹底するとともに、衛生管理についても十分配慮することが必要です。

下記指針は、プールの排(環)水口に関する安全確保の不備による事故をはじめとしたプール事故を防止するため、プールの施設面、管理・運営面で配慮すべき基本的事項等について関係する省庁が統一的に示しています。
より一層のプールの安全確保が図られるよう、プールの設置管理者に対して国の技術的助言として適切な管理運営等を求めていくものです。

熱中症の事故防止

スポーツ活動中をはじめとして、依然として熱中症による被害が多く発生しています。
1.活動の場所や種類にかかわらず、暑さ指数(WBGT:湿球黒球温度)に基づいて活動中止を判断すること、
2.それほど高くない気温の時期から、暑熱順化(体を暑さに徐々に慣らしていくこと)を行うこと、
3.スポーツ等の活動前に適切な水分補給を行うとともに、必要に応じて水分・塩分の補給ができる環境を整え、活動中や終了後にも適宜補給を行うこと、
4.熱中症の疑いある症状が見られた場合には、早期に水分・塩分の補給、体温の冷却、病院への搬送等を行うこと、等が必要です。

登山の事故防止

本格的な夏・冬山シーズンにおいても、依然として遭難事故が多く発生しています。
登山における遭難事故は天候に関する不適切な判断、不十分な装備、体力的に無理な計画の立案などに起因することが多いことから、リスク管理の観点から事故防止を図るための万全の措置を行うことが必要です。

スポーツ外傷等による脳脊髄液減少(漏出)症への適切な対応について

スポーツ活動中に頭頚部や背部等の外傷等が発生することがありますが、スポーツ外傷等の後に、脳脊髄液が漏れ出し減少することによって、脳脊髄液減少(漏出)症とよばれる疾患が起こることがあります。
脳脊髄液減少(漏出)症の症状がみられる場合には、適切な対応を早期に行うことが必要です。

消費者事故の通知に関する情報

その他の事故防止

お問合せ先

スポーツ庁健康スポーツ課

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(スポーツ庁健康スポーツ課)