オープンで探究的・総合的なプログラミング学習実施モデル
- 学習活動の分類:
- 対象学年:
小学校第4学年, 小学校第5学年, 小学校第6学年
- 教材タイプ:
ビジュアル言語, アンプラグド
- 使用ツール:
- 実施主体:
特定非営利活動法人みんなのコード
- 実施都道府県:
北海道, 神奈川県, 新潟県
- 事業区分:
総務省事業
- 情報提供者:
管理者
- 実施場所:
学校
- コスト・環境:
デスクトップPC(1人1台、実証後帰属)

概要
北海道・新潟・神奈川の3地域において、総合的な学習の時間でも実施可能なプログラミング教育活動の実証事業を行いました。内容は教養課程内を意識した形式となっています。
昨年度、加賀モデルでは5コマ1年分の実施でしたが、本事業は10コマを実施し、前半5コマは加賀モデル、後半5コマは本年度の新規授業内容(以下2017モデル)とする2階建て構造といたします。(※)
加賀モデルでは、社会とプログラミングの繋がり・アンプラグド・ドリル型教材での学習活動を実施しましたが、2017モデルは「自分たちの暮らしをコンピューターで便利にする」というテーマの下で、Scratchを使用しての学習活動を中心といたします。
なお、3地域を実証地域としているものの、各地域毎で下記変化を付け、指導者育成方法の検証も実施いたします。
1. 新潟地区 基本モデル
2. 北海道地区 年度分割モデル (北海道教育大学付属札幌小学校においては、加賀モデル単独実施。和光小学校においては、2017モデル単独実施)
3. 神奈川地区 授業見学省略モデル (みんなのコードによる児童への模範授業の見学を省略し、メンターへの模擬授業で代替します)
(※ 本実証事業においては、単年度に実施しますが、展開時は2年間に分けての実施を想定します)
平成28年度の本事業を石川県加賀市で実施し、2020年度から総合的な学習の時間で実施することを想定した5時間分のカリキュラム(以下、加賀モデル)を実証しました。実際に同市では平成29年度から市内全校に展開される運びとなり、他自治体からも引き合いが多く加賀モデルは実証事業として成功であったと考えています。
しかし、同市やその他の自治体より、1年目の内容を踏まえた2年目のカリキュラムも必要であるとの声が多く、本事業の実施に至りました。
また、同市においては市長の強力なリーダーシップにて継続的な実施がすぐに決まったものの、他市においては本取組の広がりに課題があり、広報活動への重点も置く必要があると認識しております。
【課題1】アンプラグド・ドリル型教材を実施した上でのScratchでの効果的な授業の実施
【課題2】第1項の為の最適な指導者育成方法の検討(内容・時間数等)
【課題3】第1項後の継続的な実施の為の、学校内外への「プログラミング教育への必要感」や「子どものためになる」との世論の理解の不足
上記の様な課題を背景として、2017年度実施の当モデルでは、
【目的1】2年分の総合的な学習の時間の時間でも活用可能なカリキュラムの確立
【目的2】上記カリキュラムの指導者育成方法の確立
【目的3】プログラミング教育の学校内外への必要性・可能性の啓発
を見据えて実証を行いました。
参考添付資料
参考資料
関連教材情報
Scratch
教材タイプ: | ビジュアル言語 |
---|---|
動作環境: | ブラウザ Windows |
Hour of Code™
教材タイプ: | テキスト言語 ビジュアル言語 |
---|---|
動作環境: | ブラウザ Windows Android その他 |
ルビィのぼうけん(原題「Hello Ruby」)
教材タイプ: | アンプラグド |
---|---|
動作環境: | その他 |