プログラミング教育の広域的な普及推進モデル~県内各市町において中核的役割を果たす指導者の育成~

概要

(1)全体概要

 新学習指導要領(平成29年3月公示)では、2020年度から、小学校においてもプログラミング教育を実施していくことが示されました。このことに伴い、全国的に指導者の育成や指導方法、指導教材の開発が急務となっています。
 三重県教育委員会では、プログラミング教育を今後推進していく指導者の育成を図るとともに、実証校を指定し、小学校における効果的なプログラミング教育を進める指導方法や指導教材を研究することを通して、短期間で広域的に普及させるモデルづくりとその実証をおこないました。
 実証事業の最後の事業として、県内各地域の小学生を対象に、様々なプログラミングを体験するプログラミングフェスティバルを12月26日に開催しました。これは、県教育委員会が育成したメンターが指導者となりプログラミング講座を実施することで、メンターが互いに指導方法について研鑽するとともに、プログラミング教育の県内全域への普及推進をねらいとしたものです。
 本事業の実施にあたっては、有識者、学校関係者及び県教育委員会事務局職員からなるプログラミング教育推進委員会を設置し、事業の進捗管理及びメンターへの支援をおこないました。
また、各市町教育委員会や企業などと積極的に連携を図り、メンター育成を促進させることとしました。

(2)実証する内容

 今回の事業では、以下の点について実証をおこないました。

・育成したメンターが所属校及び所属校の教職員、市町教育委員会等の取組に対して、どのような役割を果たすことが可能かということについて(プログラミング指導者育成サイクル)

・県教育委員会が運営するサイト「研修フォーラム掲示板」やeラーニングシステムを活用した効率的・効果的なメンター育成研修の実施の在り方について

・地域の人材や企業と連携した持続可能なプログラミング教育について

参考添付資料

関連教材情報