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全国の各学校には、みなさんにとってより充実(じゅうじつ)した学習となるように、学校の教育目標に向けて、どのような教育内容にしたりどれくらいの授業時数にしたりするのかをまとめた計画があります。それを「教育課程(かてい)(カリキュラム)」といいます。
ただ、全ての学校がそれぞれに教育課程をつくって教育活動を進めていくと、地域(ちいき)によって差が生まれてしまうことも考えられます。そこで、全国どの地域で教育を受けても、一定の水準(すいじゅん)の教育を受けられるようにするため、文部科学省では教育課程の基準を定めています。これを、「学習指導要領(しどうようりょう)」といいます。
みなさんが授業で使う教科書は、この「学習指導要領」を基(もと)に作られています。また、学校の授業も「学習指導要領」を踏(ふ)まえて行われますが、学校によって授業の内容は異(こと)なります。それぞれの学校の先生方が、地域や学校の特徴(とくちょう)を生かしながら、授業の内容を創意(そうい)工夫してくださっています。