自殺対策基本法等を踏まえ、児童生徒の自殺の特徴や傾向などを分析しながら、自殺予防プログラムの作成や自殺予防のための体制整備等に向けて、専門家や学校現場の関係者による調査研究を行う。
児童生徒の豊かな人間性や社会性を育むため、命の大切さを学ばせる体験活動や自然の中での長期宿泊活動、社会奉仕体験など他校のモデルとなる体験活動を実施し、その成果を全国に普及させることにより、小・中・高等学校等における豊かな体験活動を推進する。
児童生徒に命や思いやりを大切にする心をはぐくむ教育を充実するなど道徳教育を推進するための総合的な施策に取り組む。
「情報モラル子どもフォーラム」を新たに開催する等、情報モラル教育を含む教育の情報化を総合的に推進する。
青少年を取り巻くメディア上の有害情報対策を推進するため、全国レベル及び地域レベルの推進体制を引き続き整備するとともに、有害情報に係る犯罪・被害、トラブルの事例に関する映像資料を作成活用することや、所要の調査研究を実施する。
いじめ、暴力行為などの問題行動や不登校に対応するほか、災害や事件・事故などの被害者である児童生徒等の心のケアに資するよう、スクールカウンセラーや子どもと親の相談員等を配置して学校における教育相談体制の充実を図るとともに、子ども等が夜間、休日を含め24時間いつでも相談機関に相談できるよう都道府県等が行っている相談体制(電話相談)の充実を図る。
経験豊かな退職養護教諭を経験の浅い養護教諭のいる学校または、未配置校へ派遣し、校内での研修や個別の対応が求められる子どもへ対応方法等について指導を行う。
子どもの日常的な心身の健康状態を把握し、健康問題などについて早期発見・早期対応を図ることができるよう、教員を対象とした指導参考資料を作成する。
いじめ問題の深刻化に対応して、1.いじめ等の問題行動が生じた際に外部の専門家の協力を得た効果的な取組の在り方や、2.小学生期における適切な人間関係の構築方法等に係る優れた教育実践や、メンタルフレンド等の外部人材の活用やピア・サポート等を通じた異年齢交流の取組の調査研究、3.中・高校生によるいじめをなくすための主体的な組織作りや活動を支援する取組の調査研究を行う。
不登校、暴力行為、いじめ、児童虐待、高校中退の未然防止、早期発見・早期対応など、児童生徒の支援を行うための効果的な取組について、調査研究を行う。
いじめ、不登校、暴力行為、児童虐待など児童生徒の問題行動等へ対応するため、教育分野に関する知識に加えて、社会福祉等の専門的な知識・技術を用いて、児童生徒が置かれた様々な環境へ働き掛けたり、関係機関等とのネットワークを活用して援助を行う専門家であるスクールソーシャルワーカーの活用方法等について調査研究を行う。
初等中等教育局児童生徒課