特別支援教育について

平成24年度通級による指導実施状況調査結果について(別紙2)

1.調査期日
   平成24年5月1日
 
2.調査対象
   公立の小学校・中学校及び中等教育学校の前期課程を対象として実施。
 
3.調査項目
  a.通級による指導を受けている児童生徒数
  b.指導時間別児童生徒数
  c.通級形態別児童生徒数
  d.担当教員数
  e.設置学校数
  f.障害種別、通級形態別児童生徒数
 
4.調査結果の概要
(1)通級による指導を受けている児童生徒数(調査結果(1)参照)
     1.全体として増加の傾向が続いている。(平成24年度:小学校5,292名増、中学校867名増)
     2.平成23年度に比べ増加している主な障害種は、言語障害で1,067名増、自閉症で932名増、情緒障害で1,118名増、学習障害(LD)で1,537名増、注意欠陥多動性障害(ADHD)で1,491名増となっている。
   
(2)指導時間別児童生徒数(調査結果(2)参照)
     全体では週1単位時間が49.2%、週2単位時間が32.3%であり、この2つが全体の81.5%を占めている。
   
(3)通級形態別児童生徒数(調査結果(3)参照)
     障害種別により、自校通級と他校通級の児童生徒の割合は異なっており、学習障害(LD)、注意欠陥性多動性障害(ADHD)、肢体不自由及び病弱・身体虚弱の児童生徒では他の障害種別と異なり、自校通級の方が多くなっている。
    
(4)担当教員数(調査結果(4)参照)
   1.過去3年間で担当教員数は13.4%(22年度5,114名、23年度5,335名、24年度5,797名)増加している。
      2.担当教員一人当たりの担当児童生徒数は、平均すると12名程度であり、昨年度と同様である。
      3.複数障害種別を担当している教員の割合は、全体の約67.7%(平成23年度65.5%)で、昨年度より2.2%増加している。
 
(5)設置学校数(調査結果(5)参照)
      過去3年間で設置学校数は約14.5%(22年度2,910校、23年度3,061校、24年度3,333校)増加している。平成24年度は公立小・中学校の10.6%の学校で通級による指導が行われている(平成23年度9.6%)。
 
(6)障害種別、通級形態別児童生徒数(調査結果(6)参照)
     1.障害種別に割合を見ると、言語障害が45.7%、自閉症が15.8%、情緒障害が10.4%、学習障害が13.1%、注意欠陥多動性障害が11.9%、難聴とその他の障害が3.2%となっている。
  2.通級形態別に割合を見ると、他校通級が51.4%、自校通級が43.9%、巡回指導が4.7%となっている。

 

調査結果

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(初等中等教育局特別支援教育課)

-- 登録:平成25年05月 --