特別支援教育について

豊川市教育委員会成果報告書概要

1.拠点校及び理解推進地域

○拠点校一覧
豊川市立国府小学校
豊川市立東部小学校

○理解推進地域内の学校一覧
豊川市立御津中学校
豊川市立西部中学校
豊川市立御津北部小学校
豊川市立御津南部小学校
豊川市立御油小学校
豊川市立東部中学校
豊川市立豊川小学校
豊川市立桜木小学校
豊川市立豊小学校

 

2.拠点校における取組の概要
(1)豊川市立国府小学校
目的:通常の学級に在籍する発達に偏りのある児童生徒の支援方法を学ぶ
目標:発達に偏りのある児童生徒の特性(認知のしかた)を理解し、個々への支援方法と集団への支援方法を具体的に立てることができる。
取組概要:
(1)理解推進地域における発達障害基礎理解研修会参加(複数回参加)
(2)先進的な取り組みを進めている通級指導担当者との連携(神奈川県横浜市、東京都日野市、愛知県安城市)
(3)特別支援学校のセンター的機能による巡回相談実施(12月6日)
(4)校内連携のシステムの構築のための具体的な取組
校内教育相談体制の構築、在籍学級の授業参観、通級指導教室での指導内容の共有、連絡ノートの活用、保護者との定期的な懇談会、担当者会(特別支援コーディネーター、学級担任、スクールカウンセラー)

(2)豊川市東部小学校
目的:通常の学級に在籍する発達に偏りのある児童生徒の支援方法を学ぶ
目標:発達に偏りのある児童生徒の特性(認知のしかた)を理解し、個々への支援方法と集団への支援方法を具体的に立てることができる。
取組概要:
(1)拠点校における特別支援学校のセンター的機能による巡回相談実施(5月22日)
(2)拠点校における特別支援学校のセンター的機能による事例検討会実施(12月5日)
(3)拠点校における学校教育活動全体を通じた児童生徒への障害者理解を図るための取組(12月1日)
(4)理解推進地域における発達障害基礎理解研修会参加(複数回参加)

 

3.教育委員会における取組の概要
目的:通常の学級に在籍する発達に偏りのある児童生徒の支援方法を学ぶ
目標:発達に偏りのある児童生徒の特性(認知のしかた)を理解し、個々への支援方法と集団への支援方法を具体的に立てることができる。
取組概要:地域で活躍されている児童精神科の医師、発達障害者支援で活躍されているNPO法人、地域の特別支援学校の教員、本市で活躍されている臨床心理士を講師として学習会を開催。

 

4.成果と課題の概要
平成25年度は、「3.教育委員会における取組」にあるように、中学校ブロック別に「発達障害の基礎理解」を中心とした研修会を実施した。豊川市では、これまで「特別支援教育」と題した研修会は、「特別支援学級担任のための研修会」として捕らえている学校が多かった。平成25年度は、その考えを改めたく「通常学級に在籍する特別支援の必要な児童・生徒に対する研修」として研修会を実施した。
研修会における講師をお願いした方は、豊川市近隣でご活躍されている「医師」、「発達障害児支援団体」、「言語聴覚士」、「臨床心理士」「特別支援学校教諭」等である。学校現場において、専門家との連携は、今後さらに重要となると考えている。「顔と顔の見える連携」の第一歩である。
11月30日、専門家5名をパネラーにお迎えした研修会では、200名近い教員が参加。全ての機関が学校との連携を大切にしてくださっていることを強く感じる研修会であった。
インクルーシブ教育のシステム構築にあたり、「通級指導教室運営」は重要な役割を担うと考えている。平成26年度は、通級の視点から特別支援教育に対する研修を実施していくことが、通常の学級に在籍する発達に偏りのある児童生徒の支援へと繋がると考えている。

お問合せ先

初等中等教育局特別支援教育課

-- 登録:平成26年10月 --