現在、東京2020大会等を契機として、スポーツを巡る機運が全国各地で盛り上がりを見せています。スポーツの力を活用した地域の諸課題の解決のための継続的な取組を推進するため、スポーツ庁では、2022年3月に策定した「第3期スポーツ基本計画」に基づき、様々な事業・取組を推進しています。
スポーツ庁においては、現在、スポーツ施設のみならず、低未利用地(オープンスペース)や既存ストックの活用を促進し、スポーツの場の量的・質的な充実を図っているところです。中長期的な視点でみると、施設や場のデザインに加え、「都市デザイン」の観点を盛り込んだ「スポーツ・健康まちづくりデザイン」といった視点が求められてまいります。
まち全体がスポーツに親しめる場となり、どこでもスポーツに親しむことができる空間を実現するための第一歩として、今年度より、スポーツ・健康まちづくりデザインについて、学生からの多様で柔軟なアイデアを募集します。多くの学生に応募いただき、みなさまと一緒にこれからのスポーツ・健康まちづくりデザインの実現を目指していきたいと考えております。
○「スポーツ」とは… (※外部のウェブサイトへリンク)
○「スポーツ・健康まちづくり」とは…
・スポーツ・健康まちづくりデザイン 学生コンペティション2023 チラシ(PDF:727KB)
7月14日(金曜日)から9月20日(水曜日)の期間で、多くの学生から多様で柔軟な発想のアイデアを募集し、94点の応募がありました。
この度、一次審査通過者による二次審査(プレゼンテーション)を11月10日(金曜日)に開催し、下記のとおり、受賞作品が決定しました。
九州共立大学スポーツ学部・スポーツ学科(橋口 采音、徳重 奈桜、長田 莉穂、田中 萌、牧島 彩華、飯盛 優和、吉元 大空)
関西大学大学院理工学部環境都市工学専攻(岩田 博登、大倉 悠、中村 友昭、水本 佳吾)
■審査員賞■
北九州市立大学地域創生学群・地域創生学類(今中 星音、小舩 あかり、佐藤 舜、水本 崇太)・アイデア部門
立命館大学理工学研究科環境都市専攻建築デザインコース(小礒 佑真)・デザイン部門
同志社大学スポーツ健康科学部・スポーツ健康科学科(千野 春花)・アイデア部門
びわこ学院大学教育福祉学部スポーツ教育学科(宗政 まほろ、森田 修馬、西村 陸翔、大野 凌雅、山崎 蒼大)・アイデア部門
新潟大学自然科学研究科環境科学専攻社会基盤・建築学コース(市岡 翼、大石 真大、片柳 智稀、木口 佑星、鈴木 伶梓、中村 麻耶、廣川 葵、堀川 夏実、HAO ZHEHAN)・デザイン部門
和歌山信愛大学教育学部子ども教育学科(栗山 宗朋、上野山 隼、大嶋 颯、小林 彪我、佐々木 颯音、鈴木 智雲、薗田 千尋、田浦 唯衣、高瀬 菜七未、武内 優斗、中村 朱里、松根 琉生、山﨑 理湖)・アイデア部門
鎌倉女子大学家政学部管理栄養学科(大澤 ゆき乃、山下 恵実、青木 瑚夏、小野寺 祐美、倉島 梨理華、大内 希海、丸野 夢花、小野田 花、飯塚 奈緒、宮尾 莉子、松谷 翠々、川田 彩月)
宇都宮大学地域デザイン科学部コミュニティデザイン学科(村上 愛海、鈴木 ひかり、水嶋 遥菜、君島 愛里)
熊本県立大学総合管理学部総合管理学科(松山 拓実)
新潟医療福祉大学健康科学部・健康スポーツ学科(宇野 帆人、川村 愛斗、永井 優、丸山 大)
帝京大学医療技術学部スポーツ医療学科(原田 郁也)
東北大学公共政策大学院(小林 京介、佐藤 多聞、菅原 大翔、宮平 ひなた、吉川 勇人、渡辺 薫子、鈴木 唯斗)
熊本大学大学院自然科学教育部土木建築学地域デザイン教育プログラム(若松 雄希、井川 美果、宮﨑 正采、山田 理矩、太田隈 美歩)
東京農業大学地域環境科学部造園科学科(原田 莉蘭、東出 涼、福田 萌瑛奈)
健康的な日常生活のために心身に多様な変化を与える運動・スポーツを実施し、ライフパフォーマンスの向上(それぞれのライフステージにおいて最高の能力が発揮できる状態)を目指すことによって、健康の保持増進はもとより、QOL(Quality of Life, 生活の質)を高めることなど、生きがいのある充実した生活を送ることができるようになります。
“まち中”で、運動・スポーツが実施されている
スポーツ庁が実施している「スポーツの実施状況等に関する世論調査(令和4年度) 」では、直近1年間に行った運動・スポーツの実施場所として、「道路」、「公園」、「自然環境」、「公共体育・スポーツ施設」、「商業アウトドア施設」等が多く挙げられており、まちの中でスポーツに親しんでいることがわかります。
まち全体で運動・スポーツができるようになれば、私たちのQOLが高まり、充実した日々を過ごすことができます。それでは、まち全体において、運動・スポーツに親しみやすい「場」をどのように作っていけばよいでしょうか。
まち全体が、運動・スポーツの観点でデザインされたものになれば、誰もが気軽にスポーツが親しめる世の中となります。
このコンペティションで、対象地や地域を決め、運動・スポーツに親しみやすい「場」となるよう、その場所や地域の10年後の未来を描いてみてください。
※今年度の募集・応募は締め切りました。沢山のご応募ありがとうございました。
[学生の皆様へ長官からのメッセージ] (画像をクリックすると、スポーツ庁Youtubeが開きます)
・気軽にスポーツに親しむことができるようなまちなかでの行為(活動シーン)を実現するための空間デザインのアイデアを募集します。
・空間デザインのアイデアとともに、まちづくりのソフト面の取組等も提案可。
・気軽にスポーツに親しむことができるようなまちなかでの行為(活動シーン)を実現するための具体的な空間デザイン(都市空間における建築・都市デザイン(ハード面))を募集します。
・空間デザインのアイデアとともに、まちづくりのソフト面の取組等も提案可。
・図面(縮尺自由)、手描き、CAD、CG、模型写真等、平面なグラフィックが含まれていれば形式は問いませんが、対象地における具体的な空間デザインとして評価ができる表現を必ず入れてください。
・大学院、大学、短期大学、専門学校、高等専門学校、高等学校等に在籍する学生の個人またはグループ
※アイデア部門は複数点の応募は可。一方、デザインは1名につき1点までの応募とし、異なるグループでの複数の応募は不可
※二次審査(プレゼンテーション)及び表彰式については、必ず1名の参加を求めます。
・応募される学生の専門分野は問いませんが、建築・都市計画・ランドスケープ等空間を専門としている学生においては、「デザイン部門」での応募を推奨します。
・室伏 広治(スポーツ庁長官 ※二次審査から参加)
・久野 譜也(筑波大学大学院人間総合科学学術院・教授)
・高岡 敦史(岡山大学学術研究院教育学域・准教授)
・花里 真道(千葉大学予防医学センター健康都市空間デザイン学分野・准教授)
・福岡 孝則(東京農業大学 地域環境科学部造園科学科・准教授)
・藤村 龍至(東京藝術大学美術学部建築科・准教授/RFA主宰)
・三浦 詩乃(一般社団法人ストリートライフ・メイカーズ・代表理事/東京大学客員連携研究員)
・スポーツ・健康まちづくりデザイン 学生コンペティション2023 応募概要説明(PDF:530KB)
・スポーツ・健康まちづくりデザイン 学生コンペティション2023 応募要領(PDF:571KB)
6月21日(水曜日)~7月12日(水曜日) 参加申込エントリー期間 <終了>
7月14日(金曜日)~9月20日(水曜日) 提案応募期間 <終了>
9月下旬~10月上旬 一次審査(書類審査) <終了>
11月10日(金曜日) 二次審査(プレゼンテーション)、表彰式 <終了>
スポーツ・健康まちづくりデザイン 学生コンペティション2023 事務局
(スポーツ庁参事官(地域振興担当)付)
メールアドレス:spt-compe@mext.go.jp