GIGA StuDXメールマガジン第17号(令和4年3月14日)

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       GIGA StuDXメールマガジン
       (ギガスタメルマガ)
       第17号 2022/3/14
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□■Contents■□──────────────────
 
【お知らせ】
■「個人面談のオンライン化」事例を追加
https://www.mext.go.jp/studxstyle/school-home/7.html
■視学官・調査官からのメッセージ:主任視学官 長尾篤志
https://www.mext.go.jp/studxstyle/special/19.html
■まずはここから! StuDX Style
端末を活用した1日の流れがすぐ分かる!:放送大学教授 中川一史氏
https://www.mext.go.jp/studxstyle/special/17.html
「これならできそう」授業づくりのやる気に火をつけるきっかけづくり!:いわき市立小学校 高橋校長
https://www.mext.go.jp/studxstyle/special/18.html
【自治体等の取組】
■ICT活用教育アドバイザーの活用[長崎県教育委員会の取組]
【お役立ち情報】
■「学校ICT環境の活用に関する方針・チェックリスト」について
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/mext_01798.html
■「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン(令和4年3月)」改訂について
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1397369.htm
■令和4年度のMEXCBT利用申込を3月28日より開始!
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/mext_00001.html
■高等学校情報科のコンテンツの充実に関するお知らせ 
https://sites.google.com/a.ipsj.or.jp/mooc/
■実践事例募集!
 
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【お知らせ】
 
■「個人面談のオンライン化」事例を追加
 
 個人面談や三者面談をオンラインでも対応できるようにし、保護者と学校双方の負担軽減につなげた事例を紹介しています。
 
4-7 個人面談のオンライン化
https://www.mext.go.jp/studxstyle/school-home/7.html
 
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■視学官・調査官からのメッセージ 
[文部科学省初等中等教育局主任視学官 長尾篤志] 
 
 「生涯学習社会」という言葉を聞いてからずいぶん時間が経ちました。現在は「人生100年時代」と言われ、科学技術等の進歩も目覚ましい時代ですので、誰もが社会に出ても学び続けることが必要だと思います。最近、民間企業の方からも「何よりも新たなことを学び取ることが大切です」とお聞きしました。
 今、1人1台端末を活用して、必要な情報を得てまとめたり、図形を動かしたり形を変えたりしても変わらない性質を見付けたりする学習が行われるようになっています。これまでも図書館に行って何冊かの本で必要なことがらを調べたり、いくつも図形をかいて図形の性質を調べたりしてはしていましたが、それが1人1台端末やクラウド環境を用いて簡単に協働でできるようになっています。
 学校ではICTを活用して、生涯にわたって必要となる学習の仕方を子供たちに身に付けてほしいと思います。それが生涯にわたって学び続ける基盤になると考えています。
 
視学官・調査官からのメッセージ
https://www.mext.go.jp/studxstyle/special/index.html#004
 
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■まずはここから! StuDX Style
 
~登校前から下校後まで 端末を活用した1日の流れがすぐわかる!~
[放送大学教授 中川一史氏]
 
 下記リンクの図は、2021年にGIGA StuDX推進チームから出された1人1台端末の活用シーンの例です。
 この図にあるように、学習に活用するのは当たり前。連絡やスキルアップにも端末を活用しています。個人でも使い、共有場面でも大活躍です。端末は授業場面だけで使っていても、いわゆる「普段使い」にはなりません。「学習」と「生活」をつなぐ中心に、子供も教師も端末を位置付けられるようにしましょう。
 この図は、校内でも地域の研修会でも、ぜひ話題にしてください。そして、ここから更にたくさんの活用バリエーションを増やしていってください。
 
"すぐにでも" "どの教科でも" "誰でも"活かせる1人1台端末の活用シーン(例)
https://www.mext.go.jp/content/20220113-mext_kyoiku01-000016972_03.pdf
 
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■まずはここから! StuDX Style 
 
~「これならできそう」 授業づくりのやる気に火をつけるきっかけづくり!~
[福島県いわき市立夏井小学校 校長 高橋健也氏]
 
 GIGAスクール構想初年度、本校には校長を含めICTを得意とする職員は誰もいませんでした。「具体的にICTを活用した授業をつくるにはどうしたらよいのだろうか」と悩んでいたときにたどり着いたのが、StuDX Styleでした。各教科等の活用事例がたくさんあり、ぜひみんなで共有したいと思いました。
 まず、活用事例をプリントアウトして学年ごとにインデックスをつけ、紙媒体で先生方に回覧してみました。すると、「自分の学年だけは」と興味深く資料を読んでくれました。一つの事例がまとまっていて、手軽でとても分かりやすいです。その後、資料から得たヒントや手法をまねて、授業に取り入れる先生が徐々に出てきました。今では、指導者用ICT端末にリンクを張り、クリックすれば閲覧できるようにしています。
 先生方のやる気に火をつけるためには、「これならできそう」と興味関心をもってもらうきっかけづくりが大事だと思います。そのきっかけの一つがStuDX Styleでした。みなさんもぜひStuDX Styleを活用してみませんか。
 
StuDX Style
https://www.mext.go.jp/studxstyle/
(特集)慣れる・つながる活用事例一括ダウンロードはこちら
https://www.mext.go.jp/studxstyle/special/6.html
 
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【自治体等の取組】
 
■ICT活用教育アドバイザーの活用[長崎県教育委員会の取組]
 
 長崎県教育委員会では、文部科学省委託事業「ICT活用教育アドバイザー事業」を様々な場面で活用しています。ICT活用教育アドバイザーの派遣をポータルサイトから依頼すると、その内容とアドバイザーの専門分野を事務局でマッチングし、その都度、ニーズにあわせたICT活用教育アドバイザーを講師として派遣してくださるので、県内全ての市町教育委員会担当者が集まる協議会等に実際にお招きし、様々な御講演をいただいています。
 また、GIGAスクール構想に関する県内教職員からの質問に、インタビュー形式で回答いただいた様子を動画配信したり、教育関係者や保護者を対象としたオンラインセミナーで情報モラルに関する内容やデータ連携に関する御講演等を配信したりしています。これらは、すべてオンデマンド配信とし、できるだけ多くの教育関係者に還元できるようにしています。
 
○ ICT活用教育アドバイザー講師派遣事例:長崎県教育の情報化推進協議会(令和3年2月12日開催)
https://www.youtube.com/watch?v=Ei6mhuvN0cs
 
○ ICT活用教育アドバイザー事業ポータルサイト
https://ictadvisor.mext.go.jp/
 
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【お役立ち情報】
 
■「学校ICT環境の活用に関する方針・チェックリスト」について
 
 文部科学省では、学校設置者や学校等において、1人1台端末等を活用した学習活動を一層推進するため、基本的な方針を作成しました。また、学校設置者・学校・関係事業者等が、準備状況・取組状況を自己診断し、改善できるよう、チェックリスト等を作成しましたので、内容を確認していただくとともに、積極的に御活用ください。
 
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/mext_01798.html
 
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■「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン(令和4年3月)」改訂について
 
 文部科学省では、教育委員会等が教育情報セキュリティポリシーを策定・見直しをする際の参考となるよう「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」を公表しています。今回の改訂では、アクセス制御による対策の詳細な技術的対策の追記や、システム構成毎に対策の記述を明確化する等の改訂を行いました。
 
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1397369.htm
 
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■令和4年度のMEXCBT利用申込を3月28日より開始!
 
 GIGAスクール構想の1人1台端末を活用して、オンラインで学習・アセスメントができる文部科学省CBTシステム(MEXCBT:メクビット)について、令和4年度の利用申込み受付等を、3月28日から開始します。
 国や自治体等の公的機関等が作成した問題約25,000問を掲載し、希望する全国の小・中・高等学校等での活用をスタートしており、令和3年度は約8,500校、約300万人に登録をいただきました。令和4年度も多くの御登録をお待ちしています。
 なお、現在既にMEXCBTを御登録いただいている場合は、なるべく手続き面の負担なく引き続き御活用いただけるよう調整中です。申込み方法等の詳細は、近日発出予定の事務連絡でお知らせいたします。
 
文部科学省CBTシステムについて
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/mext_00001.html
 
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■高等学校情報科のコンテンツの充実に関するお知らせ
 
 現在、関係機関と連携し、高等学校情報科のコンテンツの充実を図っているところです。
 独立行政法人教職員支援機構では、「情報I」のうち、「情報社会の問題解決」「コミュニケーションと情報デザイン」に関する教員研修用動画を3月下旬~4月上旬に公開予定です。ご期待ください。
 また、情報処理学会では、「コンピュータとプログラミング」「情報通信ネットワークとデータの活用」に関する動画が公開されていますので、ぜひ御活用ください。
 
「情報処理学会 MOOC教材」
https://sites.google.com/a.ipsj.or.jp/mooc/
 
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■実践事例募集!
 
 この1年間、GIGAスクール構想推進に関わり、試行錯誤しながらICT活用に前向きに取り組まれる様子を拝見しました。各地域での地道な実践や取組が、GIGAスクール構想推進の大きな一歩となっています。
 GIGA StuDX推進チームでは、これからも現場の声を大事にしていきたいと考えていますので、ぜひICT活用に関わる実践や取組を当チームにお寄せください。子供の声や先生の声等も含めた、学校や自治体等での好事例を心よりお待ちしております。
 
※形式は問いません。
※提供にあたっては、学校長、所属長等の承認を得てください。
※提供データ作成に関しては、著作権や肖像権、個人情報等にご留意ください。
 
[送付先]
文部科学省初等中等教育局GIGA StuDX推進チーム
gigastudx@mext.go.jp
 
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≪StuDX Style(スタディーエックス スタイル)ウェブサイト≫
 
 「すぐにでも」「どの教科でも」「誰でも」活かせる1人1台端末の活用事例を多数掲載!
 事例等を随時追加しています。更新状況はトップページの「新着情報」でお知らせしています。
https://www.mext.go.jp/studxstyle/
 
 リンクバナーはこちらから
https://www.mext.go.jp/studxstyle/agreement/index.html
 
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<編集後記>
 
 GIGA StuDX推進チームメンバーとして活動して早くも1年が経ちました。コロナ禍で活動が制限される中、学校や自治体のみなさんとオンラインで交流することができたのは、ICTならではの良さであると感じます。これまでのやり方にとらわれず、新しいコミュニケーションの方法を模索することを通して、予測が難しい社会の中で変化を前向きに受け止め、乗り越えることの大切さを改めて実感しました。「コロナだからできない」ではなく、「コロナだからこそ何ができるのか」を考えることが大切なのだと気付かされる日々でした。
 さまざまな技術が発展し便利になっていく世の中で、私たち大人も変化を前向きに受け止め、人生を楽しむことが大切だと感じます。ICTは授業、学校、教育、そして1人1人が変化するきっかけを与えてくれます。
 もうすぐ4月、始まりの季節です。今からでも大丈夫、大切なのはチャレンジすることです。ICTをツールとして便利に使いこなしながら、子供たちと一緒に素敵な未来に向かって歩んでいきましょう!
 
(担当:せ)
 

 

お問合せ先


  初等中等教育局 GIGA StuDX(ギガ スタディーエックス)推進チーム

   03-5253-4111 (内線4039)

 

(初等中等教育局 GIGA StuDX推進チーム)