文部科学省では、このたび、「文教施設における多様なPPP/PFI事業等の事例集」を作成しましたので、お知らせします。
「PPP/PFI推進アクションプラン(令和元年改定版)」(令和元年6月21日 民間資金等活用事業推進会議決定)では、公共施設等運営権制度を活用したPFI事業(以下「コンセッション事業」という。)の重点分野として、文教施設分野においてコンセッション事業を活用した取組が実行されるよう、地方公共団体を支援することとされています。
また、同アクションプランにおいては、人口20万人未満の地方公共団体を含むすべての地方公共団体に対し、従来型の整備・運営手法に優先して多様なPPP/PFI手法の導入を検討する規程の策定が求められています。
さらに、文教施設等の集約・複合化等に向け、優良事例の横展開等を行うこととされています。
このことを踏まえ、文部科学省は、地方公共団体において多様なPPP/PFI手法等が導入されることを促進するため、文教施設分野における先導的なPPP/PFI事業等の事例を調査・分析し、PPP/PFI手法等の導入促進に効果的な好事例を事例集として取りまとめました。
本事例集は、検討する事業の類型別に索引・活用できるよう、3編により構成されています。
施設の設計・建設を含むPPP/PFI事業を紹介しています。この中には、小規模(本事例集では人口20 万人未満と整理)な地方公共団体におけるPPP/PFI事業、複合化に関するPPP/PFI事業、多様な事業費調達を行ったPPP/PFI事業が含まれます。
包括的民間管理委託等により維持管理等を効率的に行うとともに、当該業務が施設の安全性向上等に資する事例を紹介しています。なお、本事例集では、改修、公共施設等運営権事業等は「維持管理等」に含まれると整理しています。
PPP/PFI事業に限らず、文教施設の集約化・共用化等により、地域の拠点施設の整備とともに、施設の有効活用や稼働率向上等に資する事例を紹介しています。
PFI推進係
電話番号:03-5253-4111(代表)(内線4669)