特別支援教育について

平成23年度通級による指導実施状況調査結果について(別紙2)

1.調査期日

平成23年5月1日

2.調査対象

公立の小学校・中学校及び中等教育学校の前期課程を対象として実施。

3.調査項目

  1. 通級による指導を受けている児童生徒数
  2. 指導時間別児童生徒数
  3. 通級形態別児童生徒数
  4. 担当教員数
  5. 設置学校数
  6. 障害種別、通級形態別児童生徒数

4.調査結果の概要

(1)通級による指導を受けている児童生徒数(調査結果(1)参照)
1.全体として増加の傾向が続いている。(平成23年度:小学校3,910名増、中学校813名増)
2.平成22年度に比べ増加している主な障害種は、言語障害で541名増、自閉症で1,194名増、情緒障害で595名増、学習障害(LD)で1,158名増、注意欠陥多動性障害(ADHD)で1,228名増となっている。

(2)指導時間別児童生徒数(調査結果(2)参照)
全体では週1単位時間が47.2%、週2単位時間が30.9%であり、この2つが全体の78.1%を占めている。

(3)通級形態別児童生徒数(調査結果(3)参照)
障害種別により、自校通級と他校通級の児童生徒の割合は異なっており、学習障害(LD)、注意欠陥性多動性障害(ADHD)及び肢体不自由の児童生徒では他の障害種別と異なり、自校通級の方が多くなっている。

(4)担当教員数(調査結果(4)参照)
1.過去3年間で担当教員数は21.8%(21年度4,381名、22年度5,114名、23年度5,335名)増加している。
2.担当教員一人当たりの担当児童生徒数は、平均すると12名程度であり、昨年度と同様である。
3.複数障害種別を担当している教員の割合は、全体の約65.5%(平成22年度58.6%)で、昨年度より6.9%増加している。

(5)設置学校数(調査結果(5)参照)
過去3年間で設置学校数は約25.5%(21年度2,440校、22年度2,910校、23年度3,061校)増加している。平成23年度は公立小・中学校の9.6%の学校で通級による指導が行われている(平成22年度9.0%)。

(6)障害種別、通級形態別児童生徒数(調査結果(6)参照)
1.障害種別に割合を見ると、言語障害が48.4%、自閉症が15.8%、情緒障害が9.7%、学習障害が12.0%、注意欠陥多動性障害が10.7%、難聴とその他の障害が3.4%となっている。
2.通級形態別に割合を見ると、他校通級が53.2%、自校通級が42.5%、巡回指導が4.4%となっている。

調査結果

お問合せ先

初等中等教育局特別支援教育課

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(初等中等教育局特別支援教育課)

-- 登録:平成24年05月 --