特別支援教育について

長崎県 長崎玉成高等学校成果報告概要

1.研究課題
 障害特性に応じたキャリア教育~職業準備性の向上に向けて~

 

2.研究の概要
 長崎県内において本校のみの特化型クラス「普通科共育コース」は、心因性不登校および発達障害のある生徒を対象としたクラスである。卒業後の「社会参加・生活自立」を見据え、自主性の育成に向け次のような取り組みを行った。
○1丁寧なアセスメントによる障害特性に応じたキャリア教育
○2本人の自己理解・保護者の我が子理解・関係機関との連携
○3個別の教育支援計画に基づく進路指導
○4校内模擬会社(玉成ベーカリー社・玉成OAワーク社)の運営およびインターンシップ
○5職業準備性の向上
○6就労への意識向上・スキルアップ

 

3.研究成果の概要
○1校内模擬会社の運営は、生徒の職業意識向上に大変役立った。
ア、恒常的な「社員」としての訓練ができた。
イ、毎週の企画・製造・販売といった体験は、大きな達成感となった。
ウ、座学では見られないような能力の発揮がみられた。
エ、教科学習の応用の場となった。
○2自己理解・我が子理解に向けての取り組みは、進路選択の上で有効であった。
ア、インターンシップ評価・職業評価等の客観的資料による理解促進。
イ、親同士語り合うことを通してさらに理解が深まった。

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初等中等教育局特別支援教育課

(初等中等教育局特別支援教育課)

-- 登録:平成26年12月 --