特別支援教育について

平成20年度「PT、OT、ST等の外部専門家を活用した指導方法等の改善に関する実践研究事業」の研究概要 長崎県

都道府県 長崎県

1.指定地域・指定校

地域名 学校名 障害種 幼児児童生徒数
幼稚部 小学部 中学部 高等部 専攻科
県南地域 長崎県立諫早養護学校 肢体不自由 31人 29人 56人 116人
長崎県立長崎養護学校 肢体不自由 14人 7人 21人

2.研究概要

研究テーマ

 「PT、OT、ST等の外部専門家を活用した指導方法等の改善に関する実践研究」
 重度・重複化、多様化している児童生徒を指導している教師に対して、PT、OT、ST等の外部専門家を活用し、医学的、心理学的などの専門的視点から自立と社会参加に向けた指導方法等の改善について実践研究を行う。

研究の概要

 長崎県の肢体不自由児を教育する特別支援学校では、平成19年度において70.1パーセントの児童生徒が重複障害児学級に在籍するなど、障害が重度・重複化、多様化しており、その障害の状態及び特性等、的確な実態把握に基づいた指導が必要である。
 そのためには、従来の障害種別の指導方法や指導体制に加えて、高度な専門的知識・技術が必要であり、PT、OT、ST等の外部専門家を活用し、指導方法等の改善や教員の資質向上を図る必要がある。
 そこで、県立諫早養護学校(単独校)と県立長崎養護学校(病院・施設隣接)に、PT、OT、ST等の外部専門家を導入し、そのノウハウを活用しながら、特に、教員として必要な次の4つの資質について向上を図るため、実践研究を行うこととする。

  1. 自立活動の指導を「計画する力」を備える。
  2. 自立活動の指導を「実践する力」を高める。
  3. 学校における「チームアプローチ機能」を高める。
  4. からだの動きなどの肢体不自由教育に不可欠な「専門知識」を学ぶ。

 研究成果の普及・啓発として、外部専門家を活用した2校の取組をまとめた「実践事例集(仮称)」の作成を目指す。

(初等中等教育局特別支援教育課)

-- 登録:平成21年以前 --