特別支援教育について

平成20年度「PT、OT、ST等の外部専門家を活用した指導方法等の改善に関する実践研究事業」の研究概要 福井県

都道府県 福井県

1.指定地域・指定校

地域名 学校名 障害種 幼児児童生徒数
幼稚部 小学部 中学部 高等部 専攻科
県内全域 福井県立福井養護学校 肢体不自由 43人 15人 18人 76人
福井県立嶺北養護学校 知的障害 60人 46人 89人 195人
福井県立福井南養護学校 知的障害 25人 38人 66人 129人
福井県立清水養護学校 知的障害 8人 4人 7人 19人
福井県立南越養護学校 知的障害 26人 8人 34人 68人
肢体不自由 1人 1人 0人 2人
病弱・身体虚弱 1人 0人 9人 10人
福井県立嶺南東養護学校 知的障害 39人 13人 28人 80人
肢体不自由 0人 0人 0人 0人
病弱・身体虚弱 1人 0人 0人 1人

2.研究概要

研究テーマ

「外部専門家の活用によるPDCAサイクルに視点をおいた指導の取組」

 これまでの取組の結果、外部専門家に継続的に指導を受けることで気がかりな子どもの課題について理解を深め、指導の改善を図ることに徐々に結び付いてきている。しかしながら、外部専門家の有効な活用を検討するためには、次の2点についてさらなる検討の必要がある。
 第一に、年間を通して指導計画の作成段階から指導の実際、評価といった一連の指導過程(PDCAサイクル)の中で、外部専門家との連携の在り方について、さらに詳細に検討していく必要がある。
 第二に、各学校独自の取組やケース別に検討を行っていることもあり、学校間で共有する課題や共通の障害種に関する問題について全県的な視点から検討することが課題として挙げられる。
 そこで、以上2点について、全県的な視点から外部専門家との連携の在り方について共有する問題や障害種別の課題について検討することを目的とする。

研究の概要

  1. 外部専門家と連携しながら、児童・生徒の状態の把握から指導計画の作成、実際の指導、指導に対する評価とさらなる指導計画の改善という一連のPDCAサイクルの各段階を重視した、年間を通した継続的な指導を行う。
  2. ケース検討会を重ね、それを集約した校内研修会を実施し、その中でPDCAサイクルの視点からの問題点の整理、課題に対する具体策、その結果の関係機関との連携の在り方等について検討する。
  3. 県の推進会議を通して、各校の問題点やケース毎の課題を把握し、県下全域で共通する内容についてPDCAサイクルの視点に立ち、外部専門家、学校の両者の立場から報告書としてまとめる。

(初等中等教育局特別支援教育課)

-- 登録:平成21年以前 --