特別支援教育について

平成20年度「特別支援教育研究協力校」の研究概要 青森県立青森若葉養護学校

管理機関 青森県教育委員会
学校名 青森県立青森若葉養護学校

研究テーマ

 「精神疾患のある児童生徒の生きる力をはぐくむ指導内容・方法はどうあればよいか」-心のケアを必要とする児童生徒への指導-

研究の概要

テーマ設定の理由

 本校は、隣接する青森県立中央病院に入院及び継続治療を受けている児童生徒を主な対象とする特別支援学校である。短期間の在籍で前籍校に戻る慢性疾患の児童生徒に比べ、精神疾患のある児童生徒は、長期の治療を必要とするため在籍が長期化し、卒業に至る傾向にある。現在、精神疾患のある児童生徒は19名(67.9パーセント)在籍している。これらの児童生徒のうち、本校転入後も、病状が安定せずに、引きこもりなどの不適応行動が継続し、年間に欠席日数30日以上の児童生徒が7名(36.8パーセント)いる。このような特別支援学校の在籍状況の変化は、本校に限ったことでなく全国的な傾向であることが関係機関の報告書等から窺える。
 これらのことを踏まえ、研究テーマを「精神疾患のある児童生徒の生きる力をはぐくむ指導内容・方法はどうあればよいか」と設定し、サブタイトルを「心のケアを必要とする児童生徒への指導」とした。

研究内容・計画

  • (1)校内研修会の実施
    1. 精神疾患のある児童生徒の現状
    2. ICFの理念に基づく実態把握
  • (2)研究に係る情報収集
    1. 先行研究の調査・分析
    2. 研究先進校の視察
    3. 関係する研修会への参加
    4. 関係機関との連携による調査
  • (3)授業研究会の実施
    1. 指導内容・方法の検討
    2. PDCAサイクルを活用した授業の改善

研究結果の評価方法

  • (1)研究発表会において協議・アンケートによる外部評価
  • (2)教職員へのアンケートによる内部評価
  • (3)保護者へのアンケートによる外部評価

(初等中等教育局特別支援教育課)

-- 登録:平成21年以前 --