身近な人の仕事やゲームを作る仕事を学んで,私たちの未来やキャリアを考えよう
- 学習活動の分類:
- 対象学年:
小学校第4学年
- 対象教科等:
総合的な学習の時間
- 教材タイプ:
ビジュアル言語
- 使用ツール:
Scratch
Scratch - 実施主体:
行方市立麻生東小学校,株式会社ポケモン
- 実施都道府県:
茨城県
- 事業区分:
文部科学省事業
- 自治体名:
行方市
- 学校名:
行方市立麻生東小学校
- 情報提供者:
管理者
- コスト・環境:
パソコン(児童1名でパソコン1台),Scratch3アプリ
- 実施事例の詳細:

学習活動の概要
単元について
地域の魅力に関する学習に取り組む中で勤労について関心をもった子供たちは、地域で仕事をしている身近な人にインタビューすることを通して、様々な仕事があること、それぞれの仕事には固有なスキルや共通するスキルがあること,大切にしていることがあることなどについて理解する。
さらに、子供たちにとって夢や憧れの対象の一つであり、情報や通信といった最新の技術を駆使したグローバル企業である株式会社ポケモンが提供する仕事インタビューを見ることで,ゲーム制作に関する仕事においても、多くの人たちがそれぞれの役割を持って、協働して仕事をしていることを知ることになる。
本単元では、今後ますます技術が進化していく中で,私たちの生活を豊かにしていく技術があること,それらを使って未来を作る仕事があることを理解するとともに,自己の生き方について考えることができるようにすることを目指している。
なお、本事例は、20時間扱いの単元「身近な人の仕事やゲームを作る仕事を学んで,私たちの未来やキャリアを考えよう」を構成する小単元の一つとして、7時間扱いで構成したものである。
単元の目標
働くことへの関心をもって身近な仕事や企業の仕事に関わる探究的な学習活動を通して、仕事にはそれぞれ固有のスキルや共通するスキルがあり、生活を豊かにする願いをもって営まれていることを理解するとともに、ゲームづくりを目的とした活動の中から問いを見いだしてよりよく課題を解決し、これから先の未来社会における自己の生き方について考えることができるようにする。
単元における学習活動
探究課題:情報や通信を生かしたゲーム制作と、働くことの意義
・仕事をしている人がなにを大切にしているのか,情報や通信に関する技術が私たちの生活をどのように豊かにしているのかを考えるために、株式会社ポケモンの協力を得てゲームづくりの仕事を体験する。具体的には、Scratchを活用したプログラミング学習を通して、目的に応じたプログラミングを作成するためにはどのようにすればいいか考え,実際にポケモンのキャラクターを動かすことに取り組む。また、仕事を通して生み出したことが、生活や自分自身の生き方を豊かにするものであることに気付き、将来の仕事への夢や希望を膨らませていくことを目指す。
プログラミング体験の関連
本単元は,新学習指導要領第3の2(9)の「第1章総則の第3の1の(3)のイに掲げるプログラミングを体験しながら論理的思考力を身に付けるための学習活動を行う場合には,プログラミングを体験することが探究的な学習の過程に適切に位置付くようにすること。」に基づき指導するものである。
本単元は,「身近な人の仕事やゲームを作る仕事を学んで,私たちの未来やキャリアを考えよう」プロジェクト(協力企業:株式会社ポケモン)に参加し,仕事と自分自身の生き方について考えていく。最先端のゲーム開発の様子を紹介する動画や,ポケモンキャラクターを使ったプログラミング教材を活用したプログラミング体験を通して,自分たちの暮らしとプログラミングとの関係についての理解を深めていく。