プログラミングによる「トーチリレー」の協働制作ワークショップ

講座の目的

トーチリレーというテーマで、遠隔地にいる子ども、隣にいる子どもが全員が協働し大きな作品を制作する
ワークショップ。プログラミングの基本として「座標」と「繰り返し」を学んだ上で、
47各都道府県を個人または複数名チームが担当し、調べ学習などで得た知識と、斬新なアイデア、想像力で、
シンプルなルールのランナーを自由にスクラッチを使って制作。
それらを1つにつなぎゴールを共有する。創造の楽しさと協働の醍醐味を全員が共有するプロジェクト型の学び。
 

実施方法と体制

    1回120分、2回程度で完結するトーチリレー制作ワークショップを企画し、ニュースリリース等で参加者を募る。
     
    子ども用の教材を用いて参加団体のメンターへの説明を実施(対面、スカイプなど利用)。
    教材の言語はスクラッチ。
    教科書としては「必要なスクラッチの基礎知識」「身近なアプリでグラフィックを制作するための基礎」
    「トーチリレー制作の手順とルール」を整備し、参加者には無料配布した。
    回の参加団体にスクラッチを使えるメンターが在籍していたが
    不在の場合には講師育成の講座も用意がある。(毎月開催中)
     
    参加者は5団体、宮崎県の保育園、都内のアフタースクール2校、その他非営利の学び団体、
    主催者のプログラミングスクール会員の有志、個人参加の子どもが数名。
    5歳から12歳までの 子ども82名で約1.5ヶ月で順次全都道府県の
    プログラムを完成した。
    これらを1つの作品につなぐ開発や完成度を高めるための音源などの調整を
    2週間程度で、高学年の有志の子どもが行った。
    完成後に全参加者に共有、キャプチャー動画も公開している。
     
     
     
    ものづくりの楽しさに触れながら、プログラミングの基礎を学び
    ゴールがある制作を通して、プロジェクト管理やスケジュールも意識し
    それぞれの立場やスキルに応じた学びの場を創出できた事例である。

    参考添付資料

    実施事例の詳細(PDF)