(7)自閉症・情緒障害教育

自閉症・情緒障害とは

 自閉症とは、①他人との社会的関係の形成の困難さ、②言葉の発達の遅れ、③興味や関心が狭く特定のものにこだわることを特徴とする発達の障害です。その特徴は、3歳くらいまでに現れることが多いですが、小学生年代まで問題が顕在しないこともあります。中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定されています。
 情緒障害とは、状況に合わない感情・気分が持続し、不適切な行動が引き起こされ、それらを自分の意志ではコントロールできないことが継続し、学校生活や社会生活に適応できなくなる状態をいいます。

特別支援学級

自閉症・情緒障害に応じた教育的対応 

 自閉症やそれに類するものや心理的な要因による選択性かん黙等がある児童生徒を対象としています。
 特別支援学級では、人とのかかわりを円滑にし、生活する力を育てることを目標に指導を行っています。

障害の程度

 一 自閉症又はそれに類するもので、他人との意思疎通及び対人関係の形成が困難である程度のもの
 二 主として心理的な要因による選択性かん黙等があるもので、社会生活への適応が困難である程度のもの

(平成25年10月4日付け25文科初第756号初等中等教育局長通知)

教育課程

 特別支援学級の自閉症・情緒障害のある児童生徒については、それぞれ小学校、中学校の教育課程の基、教育を行い、特別の教育課程を編成する場合には、特別支援学校小学部・中学部学習指導要領に示す自立活動を取り入れています。また、児童生徒の障害の程度や学級の実態等を考慮の上、各教科のもくひょうや 内容を下学年の教科の目標や内容に替えたりなどして、実態に応じた教育課程を編成しています。

通級による指導

自閉症に応じた教育的対応 

 自閉症などの児童生徒については、対人関係や行動上の問題の改善のために指導を行っています。

情緒障害に応じた教育的対応

 選択性かん黙等の児童生徒については、社会的適応のための指導を行っています。

障害の程度

自閉症
 自閉症又はそれに類するもので、通常の学級での学習におおむね参加でき、一部特別な指導を必要とする程度のもの

(平成25年10月4日付け25文科初第756号初等中等教育局長通知)

情緒障害 
 主として心理的な要因による選択性かん黙があるもので、通常の学級で学習におおむね参加でき、一部特別な指導を必要とする程度のもの

(平成25年10月4日付け25文科初第756号初等中等教育局長通知)

教育課程

 通級による指導の自閉症・情緒障害のある児童生徒については、それぞれ小学校、中学校、高等学校の教育課程の基、教育を行い、特別の教育課程を編成する場合には、特別支援学校小学部・中学部学習指導要領及び特別支援学校高等部学習指導要領に示す自立活動の内容を参考とし、指導目標や指導内容を設定し、指導しています。

通常の学級

 通常の学級においては、自閉症や情緒障害の状態に該当する児童生徒が在籍していますので、合理的配慮の視点に基づいて、配慮がなされることが重要です。

参考資料

障害のある子供の教育支援の手引~子供たち一人一人の教育的ニーズを踏まえた学びの充実に向けて~

幼稚園教育要領、小学校、中学校、高等学校の学習指導要領

特別支援学校学習指導要領