3 点字教科書取扱上の留意事項

(1) 原典教科書は供給本となるまでに,数次にわたり若干の修正が行われるのが常である。しかし,点字教科書は,見本用の教科書を原典として,編集作業を進めるため,供給された原典教科書と点字教科書との間に意図しない差異が生ずることがある。したがって,点字教科書の使用に当たっては,この点について特に留意する必要がある。


(2) やむを得ず原典教科書の一部を削除してあるが,その部分の指導においては,それぞれの学習のねらいを踏まえ,適切な教材・教具の活用を図るなどして,削除した内容を補うような配慮が必要である。


(3) 点字表記の統一については,義務教育段階の表記の一貫性を確保するため,日本点字委員会の定めた「日本点字表記法 2018年版」によることとした。


なお,外来語の表記の取扱いについては,国語審議会答申「外来語の表記」(参考資料)及び学校教育における外来語及び音訓の取扱いに関する調査研究協力者会議の「学校における外来語及び音訓の取扱について(審議のまとめ)」を参考にした。

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