第2章 都道府県・市区町村・学校の取組 学生スクールボランティア 静岡県静岡市
概要
静岡市立幼稚園、小・中学校の教育課程実施の充実を支援するとともに、教員志望者の開拓及び資質・能力の向上につなげる。
学校(園)の教育活動(教育課程内の活動及びそれに準ずる活動)上、学生の補助を必要とするものについて、学生が主体的な意欲に基づき「学生スクールボランティア」として活動を行う。
キーワード
学校サポート推進協議会 学生スクールボランティア ボランティア保険
1.学生スクールボランティアの募集について
- 静岡市教育委員会(以下「教育委員会」という。)は、学校に対して、必要とする学生スクールボランティアについて、「教育委員会」のホームページへの掲載依頼書の提出を求める。
- 教育委員会は、各大学に学生スクールボランティア派遣のために学校サポート推進協議会への参加を依頼する。
- 連携大学(以下「大学」という。)は、掲示物等を使い学生に広報する。
- 教育委員会は、教育委員会ホームページに、募集一覧を掲載する。
ホームページの更新は随時、教育委員会が行う。(毎月末を予定)
2.学生スクールボランティアの応募について
- 学生は、自ら支援活動を希望する場合、大学窓口に連絡する。
- 大学は、希望する学生に学生スクールボランティアの説明を行うと共に、支援活動に適切と判断した場合、学生の派遣を了承する。大学の説明は、教育委員会作成のパンフレットにて行う。
- 了承を受けた学生は、学校に連絡する。
<各大学の窓口>
- 静岡大学…教育学部附属教育実践総合センター
- 常葉学園大学…教職センター
- 東海大学海洋学部…清水教学課
- 東海大学短期大学部…静岡学務課
- 静岡英和学院大学・短期大学部…ボランティアセンター
- 静岡県立大学…学生部学生課
- 常葉学園短期大学…教務課
3.学生スクールボランティアの決定について
学校は、学生に支援活動内容の説明を行い、活動に適切と判断した場合、学生に活動の依頼を決定する。
決定した学生スクールボランティアは、支援活動を開始する。なお、学校と協議の上、継続したり終了したりすることができる。
4.学生スクールボランティアの活動内容について
(1)支援活動は、学校の教育活動(教育課程内の活動及びそれに準ずる活動)の補助とする。主として、次の内容に分類する。
- ア コンピュータ学習や理科実験など特別な技能を必要とする教科指導の補助
- イ ア以外の教科指導の補助など
- ウ 通常学級における特別な教育的支援が必要な児童生徒への補助
- エ 特殊学級における障害のある児童生徒の学習・学校生活への支援
- オ 外国人児童生徒の学校生活における相談、コミュニケーション支援・通訳
- カ 放課後における児童生徒の学習相談・遊び
- キ 図書の読み聞かせ・学校図書館の運営補助
- ク 部活動・校外教育活動の補助など
- ケ その他
(2)支援活動の時間帯、内容、期間について、学校は学生に説明し、学生の了解の上に決定するものとする。
5.学生スクールボランティアの服務等について
- (1)学生スクールボランティアの服務についてはパンフレットにある「学生スクールボランティアに関わる注意事項」を順守するものとする。(「学生スクールボランティアに関わる注意事項」については、大学・学校にて学生に説明する。)
- (2)災補補償については、大学が、ボランティア保険等に加入することを義務付けることとする。ただし、次年度以降、教育委員会と加入の在り方について協議することができる。
- (3)学生スクールボランティアが、自己の都合により、決定した活動期間の途中で活動を辞任しようとする場合には、事前に、学校及び大学窓口に連絡し、了承を得なければならない。
- (4)学校が本活動の趣旨に照らして学生が著しく適切さを欠くと判断された場合、活動依頼期間であっても、本人及び大学窓口に連絡した上で、任を解くことができる。また、学校の都合で期間を延長しようとする場合は、事前に、本人及び大学窓口に連絡した上で了解を得なければならない。
※学生スクールボランティアは無償である。
6.支援活動推進体制の整備について
- (1)本活動推進のために、学校サポート推進協議会(以下「協議会」という。)を設置する。
- (2)協議会は、教育委員会、連携大学及び関係者により構成し、当分の間、教育委員会学校教育課に事務局を置くものとする。
- (3)協議会は、必要に応じて開催し、当分の間、事務局が招集する。
7.パンフレット等について
文中にあるパンフレット、各校(園)の募集状況は静岡市教育委員会のホームページに掲載する。