(4)高等学校段階の病気療養中等の生徒に対するICTを活用した遠隔教育の調査研究事業

要旨

   障害のある児童生徒等に対する学習上のICTの活用は、文字の拡大や音声読み上げ機能等の活用により、学習内容に対する理解が深まるなどの効果が期待できるほか、遠隔による指導の体制が充実すれば、感染症対策で登校できない、あるいは、病気療養中で入院生活を余儀なくされているため通学できないなどの状況にある児童生徒に対する学びの保障につながることも期待される。GIGAスクール構想の実現により1人1台端末が整備される中、障害のある児童生徒等に配慮した効果的な指導法による学びの充実が求められている。
    また、テレワーク・在宅勤務など、働き方も大きく変化しており、障害のある生徒等に対して、新しい働き方を踏まえた進路選択を想定した指導や支援が求められている。

事業内容

  小・中学校の義務教育段階に比べ、これまで十分な教育機会の確保や復学支援がなされてこなかった、高等学校段階における病気療養中等の生徒(※)に対する、ICTを活用した効果的な遠隔教育の活用方法等の研究を行う。

(※)長期入院又は退院を繰り返す生徒、退院後も引き続き治療継続のための通学が困難で自宅療養をせざるを得ない生徒等
  
(事業内容)
○保護者・医療機関・教育機関等の連携による遠隔教育の教育環境整備に関する研究
○遠隔教育時の教師の派遣や学習支援員の配置等による遠隔教育の効果的な活用方法に関する研究
○学習状況の確認方法、単位認定及び評価等に関する研究 など


・高等学校段階の病気療養中等の生徒に対するICTを活用した遠隔教育の調査研究事業(PDF:434KB)

・高等学校段階の病気療養中等の生徒に対するICTを活用した遠隔教育の調査研究事業 中間成果報告会

・高等学校段階の病気療養中等の生徒に対するICTを活用した遠隔教育の調査研究事業 成果報告書

お問合せ先

初等中等教育局特別支援教育課

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(初等中等教育局特別支援教育課)