特別支援教育について

特別支援学校教員専門性向上事業

平成19年度予算額 10,769千円
平成20年度予算額 8,216千円

1.趣旨

  • (1)特別支援学校においては、約半数の児童生徒が重複障害学級に在籍するなど、障害の重度・重複化、多様化が進んでおり、一人一人の実態に応じた、より適切な対応が求められている。
     また、特別支援学校の教員においては、医療、福祉、労働等の関係機関との連携を図った個別の教育支援計画の作成・活用、地域の小・中学校等への支援など、特別支援教育のセンター的機能を果たすことが求められており、これまでにない新たな仕組みに対応するための専門的な知識や技能が必要となっている。
  • (2)また、教育再生会議の第二次報告及び「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2007」において、障害のある子どもへのきめ細かな支援を行うため、全教員の研修の実施等により、小・中学校、特別支援学校、更に幼稚園、高等学校における特別支援教育体制の強化に努めることや、教員の質を向上するために、授業内容改善のための教員研修を充実させることなどが指摘されている。
  • (3)このため、平成20年度においては、大学を活用した専門的な研修の実施規模を拡大するとともに、研修内容の充実を図ることにより、各都道府県の指導者の専門性の向上を図るものである。

2.内容

  • (1)指導者養成講習会の実施
     発達障害を含む多様な障害や重度・重複化に対応する適切な指導及び支援の在り方、関係機関や地域の小・中学校等との連携の在り方などについての専門的な研修を行う。
     平成20年度は、実施規模を拡大するとともに、障害種別に応じたより高度な専門性を確保するため、講習期間を拡大し内容面での充実を図る。
    • 全国6ブロック、11大学に委託
    • 15日間
  • (2)専門性向上研究協議会の実施
     各都道府県や学校における特別支援学校教員の専門性の向上を図るための取組について、実践事例の紹介、成果や課題の検証、研究協議等を行う。
    • 5日間

-- 登録:平成21年以前 --