平成27年3月2日
日本ユネスコ国内委員会
国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)が実施する「ユネスコ記憶遺産(Memory of the World)」(国際登録)については、ユネスコの審査に付されるのは1国につき2件までと定められていることを踏まえ、日本ユネスコ国内委員会(以下「国内委員会」という。)は、我が国からユネスコへの申請物件(2件以内)を選定するため、以下の要領で候補物件を公募する。なお、本公募は、2016年にユネスコへ申請する物件を募集するものである。
ユネスコ記憶遺産(国際登録)とは、手書き原稿等の記録物を対象として、世界的重要性を有する物件をユネスコが認定・登録する事業であり、以下の3点を目的としている。
目的
ユネスコ記憶遺産の対象となる単体の記録物(※)又はその集合体であって、その全部又は一部が日本国内に存在するもの。
(※)記録物とは、意図的に何かを「文書化」又は「記録」したものであって、具体例として以下のようなものがある。
具体例:手書き原稿、書籍、新聞、ポスター、図面、地図、音楽、フィルム、写真等。
ユネスコ記憶遺産においては、2か国以上が共同申請することができるが、このような共同申請案件は、我が国に割り当てられた2件の制限から除外されるため本公募の対象とはならない。したがって、共同申請案件については、直接ユネスコに申請すること。
当該物件に関係する個人又は団体(所有者や管理者など)
(1)提出様式
申請書は「ユネスコ記憶遺産(国際登録)国内公募申請書」(様式1)とし、用紙サイズはA4縦版、横書きとする。
(2)提出方法
以下のとおり、電子メール及び郵送等の両方により提出する。電子メールのみ又は郵送等のみの応募は申請と見なさない。
[1] 電子メール
[2] 郵送等(郵便、宅配便等)
[3] その他
(3)提出期限
平成27年6月19日(金曜日)18時00分必着
選考は、提出された申請書に基づいて、日本ユネスコ国内委員会文化活動小委員会ユネスコ記憶遺産選考委員会(以下「選考委員会」という。)において、「ユネスコ記憶遺産(国際登録)の国内公募における選考基準」(別紙1)に基づき行う(選考基準の解説については別紙2を参照のこと)。
選考結果については、平成27年9月(予定)、連絡担当者に対して通知する。なお、選考の途中経過等に関する問合わせは一切受け付けない。
2件以内
下記スケジュールにおける申請物件の決定(平成27年9月(予定))の後、ユネスコへの申請書提出までの間、申請書の改善のため必要に応じて選考委員会から助言等を行うことがある。
※以下は現時点での予定であり、多少の変更があり得る。
平成27年3月2日 公募開始
6月19日 公募締切
9月 選考委員会において申請物件の決定
9月~12月 必要に応じて申請書の調整
平成28年1月~2月 申請者において申請書の英訳
3月 ユネスコへの申請書提出
本国内公募によらないユネスコへの申請がなされたことにより、我が国からの申請が3件以上となった場合は、本国内公募により選定された物件が優先される。
(「ユネスコ記憶遺産 記録遺産保護のための一般指針」4.3.3抜粋 登録申請書は、どんな個人、または政府やNGOを含むどんな組織でも提出することができる。但し、ユネスコ記憶遺産の関連リージョナル・コミッティまたはナショナル・コミッティがあれば、これらによる申請が優先される。)
【本件担当、連絡先】
〒100-8959 東京都千代田区霞が関3-2-2
文部科学省国際統括官付ユネスコ第三係 薄葉・二村
TEL:03-5253-4111(内線2557) FAX:03-6734-3679
E-mail:jpnatcom@mext.go.jp
(メールで質問する際は、メールのタイトルを「【問合せ】ユネスコ記憶遺産(国際登録)国内公募について」とすること。)
国際統括官付