ESDに関するユネスコ世界会議について

概要

2021年5月17日(月曜日)~19日(水曜日)に、ユネスコとドイツ政府の主催により「持続可能な開発のための教育(ESD)に関するユネスコ世界会議」がオンラインで開催され、161 か国以上から、閣僚級70 名を含む約2,800 人が参加しました。同会議は、SDGs 達成に向けて、我が国が主導してきたESD の新たな国際枠組み「ESD for 2030」の開始に当たり開催されました。
17 日(月曜日)に行われた閣僚級によるパネルディスカッションには、ESD 提唱国として、日本から萩生田文部科学大臣が出席しました。萩生田大臣からは、我が国のESD の取組として、
①ESDの理念を公式に学校教育の中に位置付けていること、
②関係省庁が連携しオールジャパンでESD を推進していること、
③学校と地域が連携し地域課題の解決に繋げていること
などを紹介しました。
また、ユネスコへの信託基金等を通じ、国際的なESD の推進をリードしていくことを表明しました。

成果文書

会議最終日の19 日(水曜日)には、本会議の成果文書として、「ESD に関するベルリン宣言」が採択されました。2030 年に向けて、SDGs の全ての目標達成の鍵であるESD を推進していくことが確認されるとともに、ユネスコスクールなどユネスコが有するネットワークや資源を活用しつつ、第26 回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP26)などの重要な契機を見据えて、本宣言の内容を実現していくこととされました。

ベルリン宣言(英語原文)はこちら(※PDF ユネスコのホームページへリンク)
ベルリン宣言(和文仮訳)はこちら(持続可能な開発のための教育(ESD)に関するベルリン宣言)

お問合せ先

   国際統括官付