アンチ・ドーピング体制の構築・強化に向けたタスクフォース

アンチ・ドーピング体制の構築・強化に向けたタスクフォースの設置について

平成27年12月14日

1.趣旨
2020東京オリンピック・パラリンピック競技大会の招致では,過去のオリンピック・パラリンピック競技大会において,我が国から一人もドーピング違反を出していないなど,我が国のスポーツがクリーンであることが,高い評価を受けたところ。IOC(国際オリンピック委員会)やWADA(世界ドーピング防止機構)から,2020東京大会に対し,強い期待が寄せられている。さらに,昨今の組織的ドーピングスキャンダルにより,国際的なアンチ・ドーピング体制の強化に向けて,今後,国際機関及び各国政府の連携・協力が強く要請される。
  東京大会をドーピングのないクリーンな大会にするべく,国内のアンチ・ドーピング体制を構築・強化するとともに,2020東京大会開催国として,国際的なスポーツ・インテグリティの確保への支援・貢献をするため,法的整備を含め課題を整理し,対応する必要がある。
上記のような状況を踏まえ,国内のアンチ・ドーピング体制の構築・強化,及び,国際アンチ・ドーピング活動体制の強化への我が国の関与について検討を行うため,本タスクフォースを設置する。

2 .構成
(1)構成は以下のとおりとする。
座長   冨岡 文部科学副大臣
構成員   浅川 日本アンチ・ドーピング機構専務理/井上 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会大会組織委員会大会準備運営第一  局局長/河野 ラグビーワールドカップ2019組織委員会参与/境田 東京大学理事/高谷 日本スポーツ振興センター理事/木村 スポーツ庁審議官/今泉 スポーツ庁国際課長
(2)上記委員のほか,議長は,必要に応じ,省内関係局・課,関係府省庁,ラグビーワールドカップ2019組織委員会,東京都,内閣官房東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部事務局,日本オリンピック委員会,日本パラリンピック委員会等から出席させることができるものとする。

3.検討事項
  ○ ラグビーワールドカップ2019及び2020東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた国内アンチ・ドーピング体制整備の在り方
  ○ 国内アンチ・ドーピング体制の整備・強化
  ○ 国際アンチ・ドーピング体制強化に向けた貢献の在り方

4.その他
(1)本タスクフォースは,必要に応じ,関係機関・関係省庁等から成る作業部会を開催することができる。
(2)本タスクフォースの庶務については,スポーツ庁国際課がこれを処理する。
(3)平成28年6月末を目途に中間報告,同年9月末を目途に最終報告を行う。

 

お問合せ先

スポーツ庁参事官(国際担当)

Get ADOBE READER

PDF形式のファイルを御覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要な場合があります。
Adobe Acrobat Readerは開発元のWebページにて、無償でダウンロード可能です。

(スポーツ庁参事官(国際担当))