地域に開かれたコミュニティ・スクール

桃井小学校(群馬県前橋市)

2校の統合を機に、学校支援協議会を設置して新校舎を複合施設として整備。
新校舎は、地域コミュニティの核として機能するとともに地域の防災拠点としての役割も果たしている。

複合化 地域と連携 防災 小学校

この事例をPDFで
ダウンロード

事例概要

桃井小学校は、明治5年に群馬県初として開校した小学校が前身となっており、県内で最も歴史の深い学校である。平成28年、少子化の進行に伴い児童数が減少したことから、昭和32年にかつての桃井小学校から分離独立をした中央小学校を、約40年ぶりに再統合することとなった。
保護者や地域住民等の学校運営への参画を図り、教育活動の充実を図るため、統合を機に桃井小学校に学校支援協議会が設置され、前橋版コミュニティ・スクールとして市で初めて指定された。これを受けて、新校舎は、地域のコミュニティーセンターや消防団の詰所、放課後児童クラブ、通級指導教室(学外の児童も通う)を含めた複合施設として整備された。また、学校敷地に隣接して私立の認定こども園が整備されたことから、小学校の児童だけでなく、0歳児から高齢者までの多世代が日常的に交流しながら学ぶことができる複合的なコミュニティエリアを形成することとなった。
その他、新校舎の整備にあわせて、防災倉庫やマンホールトイレなどを新たに整備するとともに、災害発生時の避難所利用及び学校施設利用のあり方をあらかじめ整理した利用計画を策定しており、地域防災の拠点としての役割も果たしている。

事例のポイント等はPDFをご参照ください。

その他の記事