ゼロエネ校舎を活かしたエコ活動で グリーンフラッグ取得

鹿ノ台中学校(奈良県生駒市)

公立学校トップクラスの太陽光発電設備や外壁等の断熱化により、ゼロエネルギー化を実現したスーパーエコスクール。
生徒が中心となって継続的にエコ活動に取り組むことにより、グリーンフラッグを2回取得。

ZEB 省エネ エコスクール 中学校

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事例概要

生駒市鹿ノ台は、関西文化学術研究都市の南端に位置する比較的新しい住宅地であり、なだらかな丘陵に位置する。この地域には地下鉄が延伸し、おおらかな自然の中に最新の都市インフラが充実した街である。このような住宅地の中に鹿ノ台中学校は位置し、地域との密な連携を特色のひとつとしている。
昭和56年に建築された鹿ノ台中学校の校舎は、築30年以上が経過し老朽化が進行していた。現在、国から「環境モデル都市」に選定されている生駒市では、その当時より環境問題に前向きにチャレンジする市としての姿勢があり、そのような背景から、平成24年度に文部科学省の実施するスーパーエコスクール実証事業(※1)に応募・採択されて、鹿ノ台中学校において大規模なエコ改修を実施することとなった。
計画策定にあたっては、中学校の生徒をはじめ、教員、行政担当者、地域住民や学識経験者も加わり、ワークショップを開催し、エネルギー負荷の低減、創エネ等の技術を導入したエコ改修について検討を重ねた。
具体的な改修内容は、校舎の屋上に大容量の太陽光発電設備を設置するほか、外壁や教室間の間仕切の断熱化、消費電力の少ないLED照明や高効率空調の導入など多岐にわたる 。生徒の発案で導入された足踏み発電機のほか、小型風力発電の「かぜまるくん」を校舎入口近くに設置する案も採用されている。
このような取組により、年間エネルギー創出量が年間エネルギー消費量を上回り、ゼロエネルギー化を達成している。

事例のポイント等はPDFをご参照ください。

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