資料1　「人文学及び社会科学の振興について」審議経過の概要（その2）（案）

（1）「知」の自足性と道具性
（2）我が国が受容した「西洋近代科学」の特性

第1節　「輸入学問」という性格に伴う課題
　（1）西洋の研究者の研究成果を学習するタイプの研究からの脱却
　（2）社会的な言説との乖離からの脱却
　（3）近代以前から我が国に存在する人文学的な知への関心の低下
第2節　研究の細分化に伴う課題

第1節　理論的統合
　（1）「メタ知識」の学
　（2）「価値」の判断
　（3）「人間」研究
第2節　社会的貢献
　（1）「人間」や「文化」の文明史的な位置づけ
　（2）専門家と市民とのコミュニケーション支援
　（3）政策等の形成支援
第3節　「教養」の形成
　（1）「共通規範」としての「教養」
　（2）「価値」についての正しい判断力としての「教養」
　（3）「教養」の文化的多様性

（1）研究対象
　1．「精神的価値」、「歴史的時間」、「言語表現」
　2．「メタ知識」
（2）研究方法
　1．研究主体：歴史や文化に拘束された（依存した）存在としての研究者
　2．研究プロセス：研究者個人の見識や個性が果たす役割の重要性
　3．研究プロセス：価値の相対性を前提とした「学び」の重要性
　4．研究プロセス：他者との「対話」（学び合い）を通じた「認識枠組み」の共有
　5．使用言語の多様性
（3）研究成果及び評価
　1．「真理の理解」と「実践的な契機」
　2．「定量的な評価」と「定性的な評価」

（1）「総合の学」としての人文学を担いうる研究者の養成
（2）人文学の担い手としての「読者」の獲得
（3）大学等における教養教育の充実
（4）国際交流の基盤としての「日本研究」の推進