特集1 教育再生への取組

特集1のポイント

 人材こそが国家発展の基礎であり,日本が豊かで,未来に向かって成長する活力を持ち続ける国であるためには,豊かな個性と創造性を備え,心温かくたくましい人材が必要となります。しかし,戦後の教育制度が社会発展の原動力となる一方で,子どもを取り巻く環境が大きく変化し,様々な課題が明らかとなっています。
 こうした中,平成18年には約60年ぶりに教育基本法が改正され,新しい時代に求められる教育理念が明確になったことで,教育再生の第一歩を踏み出しました。
 本章では,教育基本法の改正についての経緯や内容,教育改革の主な進捗状況などについて紹介します。
 なお,平成17年度文部科学白書で教育改革について特集しましたが,教育基本法の改正など,大きな進展が見られたことから,改めて,「教育再生への取組」として特集しました。