ユネスコ「世界の記憶」の2022-2023サイクルに係る我が国からの申請案件について、第216回ユネスコ執行委員会(※)の審議を経て、「智証大師円珍関係文書典籍ー日本・中国の文化交流史ー」(申請者:宗教法人園城寺、独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館)が、登録されることが決定しました。
※令和5年5月10日(水曜日)から24日(水曜日)までパリ(フランス)にて開催。
ちしょうだいしえんちんかんけいもんじょてんせき
♢智証大師円珍関係文書典籍ー日本・中国の文化交流史ー
(申請者:宗教法人園城寺、独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館)
中国・唐に渡り、日本に密教の教えをもたらした智証大師・円珍に関連する史料群であり、日本と中国の文化交流の歴史や、当時の唐の法制度・交通制度を知ることができるほか、円珍が唐から持ち帰った唐代の通行許可書の原本が含まれるなど、非常に貴重な史料。全て国宝。
令和3年(2021)年 8月 国内公募を開始。
令和3年(2021)年 11月 我が国から、「智証大師円珍関係文書典籍ー日本・中国の文化交流史ー」(申請者:宗教法人園城寺、独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館)及び「浄土宗大本山増上寺三大蔵」(申請者:浄土宗、大本山増上寺)を、ユネスコへ申請。
令和5年(2023)年 5月 第216回ユネスコ執行委員会において登録案件を決定。
ユネスコ「世界の記憶」の概要は別紙2のとおり。
<担当>
文部科学省 国際統括官付 (電話:03-5253-4111(代表)、3401 (内線)) |
国際統括官付