令和6年5月18日(土曜日)10時00分~12時00分
文部科学省12階大臣官房国際課応接室(対面・オンライン)
(委員)
小林委員長、沖田副委員長、東委員、五十嵐委員、大原委員、笠井委員、川上委員、川端委員、日下部委員、佐藤委員、茶山委員、小路委員、菅原委員、谷垣委員、長澤委員、西野委員、長谷川委員、畠委員、Alejandro Martinez委員、溝渕委員
(事務局)
渡辺日本ユネスコ国内委員会事務総長(文部科学省国際統括官)、その他関係官
【小林委員長】 それでは定刻になりましたので、令和6年度次世代ユネスコ国内委員会を開会いたします。本日の会議は対面とオンラインのハイブリッドでの開催となります。また、傍聴登録いただいた皆様にオンラインにて公開いたします。御発言は議事録に掲載され、ホームページ等で公開されますので御留意ください。
それでは、議事に先立ちまして、日本ユネスコ国内委員会の渡辺事務総長から御挨拶いただきたいと思います。渡辺事務総長、よろしくお願いいたします。
【渡辺国際統括官】 皆さん、おはようございます。
【出席者一同】 おはようございます。
【渡辺国際統括官】 今紹介いただきました、堅苦しく事務総長とか言われてもあまりぴんとこないですけれども、私は皆さんと違って、ちょうど今月もう60になりました。だから一番年上の沖田さんのちょうど倍ぐらいです。私はもともと九州大分出身で、大学も九州で、東京に出てきて。田舎にいると、東京に出て、というか東京に初めて来たのは高校の修学旅行とかですね。地方にいたから一回東京で何か仕事したいなと思って来たのが運の尽きで、そのままずっと東京で、役所で仕事をしているんですけれども。
ちょうど私が役所に入った1990年ってバブルの真っ最中の頃で、その頃に比べると日本の経済って今すごい勢いで失速しかかっているというか、子供の数もどんどん減っていっていて、子供の数が減っていっているということはそれだけ若い人たちの数が減ってきているので、その一人一人が一生懸命頑張っていかないと、国力というか社会が維持できなくなってくる。
そのような時代になってきている中で、一方で羨ましいと思うのは、昔と違って色々なITのツールがあって、地方にいても、今回も6人ぐらい世界中から参加してもらっていますけれども、時間と場所を超えたつながり方もできるし、それが維持できるのは、それはそれですごく羨ましいなと思う面でもあります。
それで、皆さんは日本ユネスコ国内委員会の次世代ユネスコ国内委員会委員ということで選ばれて参画してもらっています。形式的にはユネスコということで皆さん集まっていますが、別にユネスコはユネスコで大きな理念を持ってやっていますが、ユネスコだけのことではなくて、何のために活動していくのかということはよく考えてほしいと思います。多分それは別にユネスコの発展のためにとかということではなくて、ユネスコは何のためにあるか、やはり世の中の平和ということになるし、持続可能な社会ということでもあるし、やはりそれは人のためということだと思うんですよね。
一方で、皆さん、若い世代の同じ標準偏差の中で見ると、多分真ん中にいなくて、どちらかに振り切れているような人たちだと思うので、そうではない多くの人たちをどのように引き込んでいくかということなどが結構重要なミッションだと思います。今後色々な活動をしていく上で、そういう意味で何かイベントもやると思いますが、それはそれで一つの手段としてやっていただければと思います。
私が皆さんに期待しているのは、せっかくこのように同じ世代の人たちが全く違うところから集まってきているので、是非このネットワークは有効に使ってもらいたいということです。この活動が終わってもその後も継続して、世の中で皆さんは活躍していくと思いますが、将来何か役に立つと思うので是非維持していただきたい。たまたま今日は別途、トビタテ!留学JAPANの面接をやっているらしいですけれども、海外留学経験のない人は是非いろんな社会、世界を見てきてもらいたいと思います。
ということで、次世代ユネスコ国内委員会に対して、この間日本ユネスコ国内委員会では、次世代に期待することをたくさん、先生方が言っていきました。彼らは自分たちでできないことに期待を込めて言っていたと思いますが、でもそこまで言うのであればもっと手伝っていただきたいということで、どんどんアプローチしていって、お願いしたらいいと思います。
たまたま2日ぐらい前に、国内委員会の委員の一人で講談社の野間社長のところに行ってきました。2日後に若い人たちの委員会があるので、彼らがもしかしたら何らかのヘルプを求めるかもしれませんけれどもよろしくお願いしますって言ったら、快くいつでもと言っていました。あのような60人ぐらいの、世の中でエスタブリッシュされた人たちがいるので、彼らに対してどんどんぶつかっていって何か引き出していっていいと思います。そういうことも含めてこれからの活動に期待しています。
いずれにしても今日はこういう場は開きましたが、あくまでも皆さんにもうお任せするので、よろしくお願いします。その場合に、何となく委員長と副委員長の2人ばかりしかふだん会えないので、なかなか地方にいる人は出てくるのは難しいと思うんですけれども、色々な場面で我々陰ながらサポートしていくので、是非皆さんのこれからの活動に期待しています。今日はよろしくお願いします。
【小林委員長】 よろしくお願いいたします。
【出席者一同】 よろしくお願いします。
【小林委員長】 ありがとうございます。私たちの活動が何のためなのかというところをもう一回立ち返って考えるというところと、委員の皆様との連携というところも今後強化して頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。
それでは、本日の会議の配付資料について事務局から説明をお願いいたします。
【岡本ユネスコ第一係長】 では、議事次第を御覧ください。議事次第に配付資料の一覧がございます。資料1「次世代ユネスコ国内委員会について」、資料2「令和5年度の取組結果について」、そして資料3「令和6年度次世代ユネスコ国内委員会活動の方向性」、この資料3つが本日の配付資料になっております。
そして附属資料といたしまして、「国際情勢等を踏まえたユネスコ活動等の推進についての提言」の概要が附属資料1となっており、本文が附属資料2となっております。こちらの資料が先ほど統括官が申し上げた、日本ユネスコ国内委員会で3月28日にセットされたものになっております。
そして、参考資料1として、この次世代ユネスコ国内委員会の設置要綱、参考資料2としては委員の皆様の名簿となっております。もし見られないものとか不足等があれば、こちらに御連絡いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
【小林委員長】 ありがとうございます。ただいまの説明に対して御質問があればお願いいたします。大丈夫でしょうか。それでは議事に入ります。議題1「次世代ユネスコ国内委員会について」、事務局から説明をお願いいたします。
【岡本ユネスコ第一係長】 ありがとうございます。事務局から御説明いたします。
資料1を御覧ください。1枚紙になっているポンチ絵です。前から委員でいらした方は既に御存じだと思うんですけれども、新しく入られた方もいらっしゃるので、おさらいということでお聞きいただければと思います。
ユネスコはこれまでも2年に1度、ユネスコ総会に合わせてユースフォーラムを開催してきています。昨年度は茶山委員に御出席いただきましたが、テーマは気候変動ということで開催しておりました。
実はユネスコの中期戦略は8年ごとに設定されているんですけれども、その8年ごとの中期戦略の中で優先分野を設定しています。その中の一つが皆様のような若者世代、ユースと位置付けられています。最近、ユネスコ総会だけではなくて、教育・科学・文化の様々な委員会において各国の若い世代の人たちを取り込もうといった動きができています。このため、日本のユネスコ加盟70周年だった2021年に、次世代ユネスコ国内委員会を組織しようという考えがまとまりまして、この今の委員会の前身となる委員会を組織しております。
その後、その委員の皆さんたちにまとめてもらったのが2022年「ユネスコ活動の活性化に向けて」といった提言で、そちらを今の前身の委員会に発表していただきました。ここで受けた提言を踏まえて今活動していただいている状況になっております。具体的には、現在の委員会が2023年4月に設置されて今に至っております。
左下になりますが設置目的については、国内ユネスコ活動に関する若者世代のネットワークの強化、未来を担う若者からの声を我が国のユネスコ活動に反映すること、そして様々な国際会議がユネスコ本部ないし世界中で行われますので、そういったところに参画してもらって日本の若者の声を発信していっていただくことを掲げております。
委員の構成ですが、令和6年度に新たな5名を迎えて全20名となっております。所属、年代、性別については御覧のとおりです。
活動事項に関してですが、こちらは右側に移ります。まずは、ユネスコ活動を通じたSDGs等の地球規模課題の解決に向けた方策の検討を行い。それを踏まえて国内外のユネスコ活動の実践に生かしていただくこと、そしてユネスコの各分野の若者向けの事業への参画・貢献をお願いしたりることもございますし、あとは日本ユネスコ国内委員会総会が年に2回行われますので、そういった場での定期的な活動報告が求められたりもします。その他に、日本ユネスコ国内委員会が認める事項といったことを定めてありまして、こちらに基づいて活動いただいているものでございます。
以上になります。よろしくお願いします。
【小林委員長】 ありがとうございます。ただいまの説明に対して御質問がある方はお願いいたします。大丈夫ですか。
それでは議題2「委員の自己紹介」に移ります。今年度から委員に着任された方もいらっしゃいますので、改めて各委員の自己紹介を実施させていただきます。参考資料2の委員名簿の掲載順に進めさせていただきますので、1人1分30秒程度を目安にお願いいたします。
それでは初めに東委員からお願いいたします。
【東委員】 皆さん、おはようございます。先ほど御紹介いただいたとおり東和佳奈と申します。前回からこの委員会には参加させていただいておりまして、所属としては教育ワーキンググループで現在はリーダーをさせていただいております。たくさん今回活動計画がいろいろできてきて、これからまた皆さんと一緒に頑張っていこうとすごく意気込んでいるので、これからも是非よろしくお願いします。ありがとうございます。
【小林委員長】 ありがとうございます。次、五十嵐委員から回っていきます。
【五十嵐委員】 僕も今年度も引き続き委員をやらせていただきます五十嵐です。所属は長岡技術科学大学の、大学院1年生でして、自分が、何ができるかというところを少し紹介したいので、研究室の説明になるのですが。工学部に所属しておりまして、やっていること自体は農学部寄りの研究を研究室全体でやっていまして、僕はその中でもGX、グリーントランスフォーメーションの中の糸状菌を用いた木質バイオマスの利用について、基礎的な研究になるのですがそちらを進めています。前の年はこの委員にあまり参加できなかったので、今年は研究をやりつつ参加できればと思います。よろしくお願いします。
【小林委員長】 よろしくお願いいたします。
【小林委員長】 お願いいたします。
【大原委員】 大原瑞萌と申します。今年度から委員になりました。私は岡山大学の大学院の博士課程に所属していて、ユネスコの中で文化に関する条約が色々と採択されていますが、その文化に関する条約を体系的にどのような仕組みでされていて、今後どうなっていくのかということを研究したくてやっています。委員会では教育のワーキンググループに入っていて、というのも岡山大学はやはりESDには力を入れているので、そこら辺とつなげていけたらと思っています。よろしくお願いします。
【小林委員長】 よろしくお願いいたします。次、沖田さんにお願いします。
【沖田副委員長】 沖田です。今年も副委員長として頑張っていきたいと思いますのでよろしくお願いします。新しく入ってきた5名の皆さん、ウエルカムです。今年も色々な方が新しく入って、今の元いる人たちと新しいメンバーとで上手く色々なことができたらなと思っています。
私はコンサルティングファームに勤めていて、ESG経営とかサステーナビリティー経営とかそういったところを専門にして、基本的に民間企業とか、省庁の皆さんとも結構お仕事をしているといった状況です。結構民間の企業とかと関わりがある人ってこの委員会だとそこまで多くはないと思うので、ちょうどそういったところでいろんな幅を広げたりといったところで貢献できたらと思っています。私はもう来年いなくなるメンバーなので、今年1年というよりも、もう少しこの委員会の3年後、5年後、10年後くらいを目指して、どういう設計にしていくのかとか、何を目指していくのかのような部分で考えて、いいレガシーを残していけたらと思っていますので、よろしくお願いします。
【小林委員長】 よろしくお願いいたします。ありがとうございます。次が笠井さんになります。
【笠井委員】 九州大学人間環境学府博士課程の笠井です。私は昨年度から参加しておりまして、文化のワーキンググループに所属しています。九州大学のユネスコチェア、「平和、社会正義、グローバル市民のための教育」のユネスコチェアに関連する研究や発表、また学術交流の企画とか運営とかに携わって活動しています。私自身は台湾の多文化主義とその下で発展する言語教育の在り方とかについて研究をしています。今年度も皆さんと活動できることを楽しみにしております。よろしくお願いします。
【小林委員長】 よろしくお願いいたします。ありがとうございます。次、川上さんからお願いします。
【川上委員】 川上寛人と申します。よろしくお願いします。所属は岡山理科大学の工学部情報工学科で、ふだんのユネスコ活動としては、岡山県のユネスコスクール高校ネットワークというものがあるんですけれども、ユネスコスクールの高校生たちをつなぐイベントを企画だったり運営したりしています。ふだんは、岡山大学の柴川先生という教授がいるんですけれども、その人の下でリサーチアシスタントとして活動していて、岡山大学がASPnet(ユネスコスクール)なので、そのASPnetの枠を用いて、岡山の魅力だったりこういう活動があるんだよということをより多くの人に広めていきたかったり、より、こういう実践方法があったりこういうイベントの運営方法があったりということを広めたいと思います。これからよろしくお願いします。
【小林委員長】 お願いいたします。川端君、お願いします。
【川端委員】 皆さん、こんにちは。川端優木です。今、秋田県にある国際教養大学の2年生として勉強しています。教育ワーキンググループに所属しています。秋田で勉強しておりますが、秋田は実は結構ユネスコ活動が盛んな地域で、今年に入ってからかなり秋田のユネスコ活動に取り組んでいる方とコネクションができ始め、この次世代ユネスコ国内委員会のつながりのみならず、そこから芽生えた地域ユネスコの方々とのつながり、皆さんのコネクションも生かしながら、面白い取組ができたらと思うので、是非よろしくお願いします。楽しみましょう。
【小林委員長】 ありがとうございます。次、日下部さん、お願いします。
【日下部委員】 新しく次世代委員に選んでいただきました日下部と申します。所属は、公益社団法人日本ユネスコ協会連盟という民間のNGO団体に今勤務しておりまして、その中でも文化事業部で未来遺産運動という、日本の文化とか自然を後世に継承していく団体をプロジェクト未来遺産として登録する事業をしております。僕が次世代委員に入った経緯とアプライした理由ですけれども、もともとこういう活動自体知っておりまして、すごく皆さん優秀な方々で、僕も入って皆さんと一緒に対話したいなということがあったので、是非、僕も委員のメンバーになれましたので、これから活躍できるように頑張りたいと思います。よろしくお願いします。
【小林委員長】 お願いいたします。
私の番なので、私が自己紹介させていただきます。小林真緒子と申します。昨年度から委員長として活動させていただいております。先ほど優秀な方々とおっしゃっていたんですけれども、私も早速最初から議題を間違えてしまいまして、ちょっと緊張してしまっているんですけれども、もうちょっとしっかりしたいなと思っております。
ふだんは、この委員会に入ったきっかけにもなりますが、学部の時に仲間と一緒に立ち上げた一般社団法人アンカーという団体で中高生対象に社会課題をテーマにした探究学習ですとかキャリア教育をやっておりまして、そこからESDを知って、ユネスコに関心を持ってこの委員会に入りました。前年度までは学部生だったんですけれども、今は大学院に進学しまして、教育工学という分野を専攻しながら、そのアンカーでの活動を対象とした研究をやりたいという意気込みで今修業中でございます。この委員会の活動も大変、私の実践もそうですし、ふだんの大学院の活動に生かしながら、皆さんと一緒に楽しんでいきたいと思っておりますので、是非よろしくお願いいたします。
では次、佐藤委員、お願いいたします。
【佐藤委員】 皆さん、こんにちは。大分県臼杵市出身の佐藤世壱と申します。実は渡辺国際統括官の御出身のお隣の市になります。渡辺統括官が津久見市御出身で、僕は臼杵市になります。臼杵市はユネスコの食文化創造都市に認定されていて、土づくりから地域を再生することに取り組んでいる市になります。僕はそういうことも学びたいと思っているので、今は慶應義塾大学総合政策学部で、土と食を楽しむ暮らしとはどういうものなのかだったりとか、食と農をつないだことについていろいろ関心を持って取り組んでいます。先週は、地域の方から畑を借りることができたので、ずっと畑で耕したりとか色々していました。これからよろしくお願いします。
【小林委員長】 お願いいたします。ありがとうございます。次、茶山委員、お願いいたします。
【茶山委員】 初めましての方は初めまして。オックスフォード大学地理環境学部博士課程4年の茶山健太と申します。ふだんは地質遺産の保全について研究をしている者です。そのうち本当に博士を終わらせないといけない段階に来ておりまして、非常に焦っているのが今の段階です。現在はアラブ首長国連邦にあるフジャイラ首長国で自分の研究についての報告をしにきていて、オンラインで参加させていただいております。本委員会では科学ワーキンググループのリーダーとして務めさせていただいておりまして、沖田さんと同じように今年で自分も最後の年になるので、少しでもいいレガシーを残せるように、オリジナルメンバーとして精進していければなと思っております。あくの強い人間ですが、よろしくお願いします。
【小林委員長】 ありがとうございます。よろしくお願いいたします。次、小路委員、お願いいたします。
【小路委員】 初めての方は初めまして。小路楓と申します。私は、出身は香川県の高松市で、一時期北海道に住んだりもしていたんですけれども、どうしても島々のある大変穏やかな瀬戸内海が恋しくなって、兵庫県姫路市に今住んで2年目となります。本業は近畿地方ESD活動支援センターのスタッフをしておりまして、ESDに関するとか言うととても堅苦しくなってしまうのですが、近畿の中で色々なことを、色々な分野のことをごちゃ混ぜにしてやっている面白そうな人のところにあちこち行ったりとかして、近畿地方を東へ西へ、北へ南へ行って。でも近畿地方ってめちゃくちゃ電車が便利なので、どこも日帰りできてしまうのですが、そのような状況でお仕事をしております。委員会の中で班は教育班のメンバーとしてやっております。どうぞよろしくお願いします。
【小林委員長】 お願いいたします。では次、お隣、菅原委員、お願いいたします。
【菅原委員】 初めまして。今年度から参加させていただいています菅原彩華と申します。出身は山形の鶴岡市で、鶴岡市は、佐藤さんと同じユネスコ食文化創造都市に認定を受けております。今回のこの参加のきっかけはユネスコ創造都市での活動に関連するもので、鶴岡ふうどガイドというガイドとして地域で活動していることがきっかけで参加させていただくことになりました。
文化グループに所属していますが、教育グループや科学グループの皆さんと、関わりながら活動できればと思っていますし、また文化の中でもユネスコ創造都市に関わりがある人同士での交流ができればと思っています。また、ユース同士の関わりもあまりないので、そういったところで関わりを増やせていけたらなと考えております。
【小林委員長】 お願いいたします。ありがとうございます。次、谷垣委員、お願いいたします。
【谷垣委員】 失礼いたします。今年度新メンバーで入らせていただきました谷垣徹と申します。教育ワーキンググループで前期のサブリーダーをさせていただくことになりました。学生時代は奈良教育大学で学んでいまして、ESDとか、専門は、今英語の教員なので、英語教育をずっと学んできていました。大学時代に結構ESDの活動には参加させていただいていて、大学と大学院もそのまま奈良教育大学に行かせてもらって、7年半在学していまして、その間はどっぷりESDにつかった学生時代でした。
今は奈良県の中高一貫校で英語の教員をしておりまして、高校の採用なんですが中学の担任をしています。ユネスコスクールではなくてスーパーサイエンスハイスクールの指定校になっていて、探究的な学びとか、国内の色々な学校とか海外の学校との連携を担当するような仕事をさせていただいています。ESD、ユネスコに関わる活動としては、大学ユネスコクラブの活動とか地域のユネスコ協会の青年部の活動とか、今のこの教員としてのESDの関わりというところで、色々な立場、関わり方でESD、ユネスコには関わらせていただいてきたので、そのような経験を少しでも生かせたらなと思って頑張りたいと思っております。よろしくお願いします。
【小林委員長】 よろしくお願いいたします。ありがとうございます。次、長澤委員、お願いいたします。
【長澤委員】 皆さん、こんにちは。山形県山形市出身で、慶應義塾大学総合政策学部4年の長澤パティ明寿と申します。昨年度に引き続いて文化グループのリーダーを務めさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。文化班は昨年かなり人数が少なかったというか、例年人数が少ない中で活動してきたのですが、今年は大変ありがたいことに多くの皆さんに御参加いただいたので、新しいメンバーの皆さんと一緒に積極的に活動していきたいなと思っています。
私は今、インドネシアのパプア州に留学していて、恐らく7月ぐらいに帰国すると思いますので、その後は対面で是非皆さんとお会いできれば良いなと思っています。実は昨年ですかね、インドネシア語がユネスコの公用語の一つになったということがあって、個人的にはこの活動とも結びつくような、ちょっと面白いというか、嬉しいトピックだったなと思っています。
委員会として正式な組織となってから2年ということで、一つ節目の年にもなってくるかなと思っています。文化班で創造都市ネットワークをテーマに活動してきたと思うんですけれども、今年、7月に行われる創造都市ネットワークの総会のテーマがユースに関連するところであり、ここ3年間、文化班で創造都市サミットをやりたいやりたいとずっと言ってきたので、これを是非今年実現して、良い形で来年度以降の活動に引き継げるように頑張っていきたいなと思っています。皆さん、是非よろしくお願いします。
【小林委員長】 ありがとうございます。次、西野委員、お願いいたします。
【西野委員】 初めまして。西野月と申します。今年度も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。私は東京の杉並に今住んでおりまして、小中学生の頃から杉並ユネスコ協会の青年部として、小中学生を対象にした異文化交流の事業の運営・企画とか、あと夏のキャンプ、スタディーツアーなどの企画をずっとしてまいりました。
それとは別に、今、立教大学の観光学部で観光学、旅行とか旅の観光学を学んでおりまして、特に今、広島の語り部の方が高齢化しているときに、どうやって語り継いでいくのかということを観光学の視点から学んでおります。多分、ほとんどの方が観光をした経験があると思うんですけれども、一言に平和とか言ってしまうとすごくハードルが高いように感じてしまうのかなと思っています。実際に私の高校の時も平和のボランティアグループみたいなものもあったんですけれども、すごく難しいような印象があって入るのをやめてしまう方もいらっしゃったので、むしろ平和という一見敷居の高いような活動を、例えば観光でも今問題になっているごみの問題、オーバーツーリズムの問題、もしくは世界遺産とか文化的な側面からもアプローチしていけるのではないか、平和というものをみんなの身近なものに置き換えていくことが大事なのかなと思って、それを信念に活動しております。
もちろん観光学部ですので観光とか旅行が大好きなんですけれども、少し交通費等最近は高くなりましたので、今アルバイトに励んでいるところでございます。どうぞよろしくお願いいたします。
【小林委員長】 ありがとうございます。よろしくお願いいたします。次、オンラインの長谷川委員、お願いいたします。
【長谷川委員】 皆さん、こんにちは。長谷川綾子と申します。今カナダ・バンクーバーからつないでいます。16時間差でまだ金曜日の7時半です。現在、こちらの日本国総領事館の専門調査員という肩書で、日加学術交流であったり文化交流に関する仕事をしています。バンクーバーに来る前、1年ほど前にこちらに移ってきたんですけれども、その前はドイツの大学院で医療研究と映像人類学という学問を専攻していました。分かりやすく説明すると、物とか人の移動を通してどういった文化的・社会的変容が起こるのかということを、映像表象という視点から主に研究していました。そういった関心から、人口の4割を移民が占めるこのバンクーバーという土地に移ってきて、研究活動こそ全然進んでいないですけれども、移民に関することはもちろん、性自認であったり、いろんなこの土地ならではのイシューは、学ぶことは日々の生活でたくさんあります。
次世代には委員結成当初から参加させていただいています。教育班、文化班の一員として活動してきています。ちょっと去年から時差の都合もあってなかなか以前ほど積極的な参加はできていないですけれども、今年はちょっと外でもできること、外からできることを考えつつ皆さんと、私も多分これが最後の年になると思うので、一緒に活動していけたらと思います。よろしくお願いします。
【小林委員長】 よろしくお願いいたします。ありがとうございます。引き続きオンラインで畠さん、お願いいたします。
【畠委員】 畠です。よろしくお願いします。今年から参加させていただいています。関西の立命館大学の国際関係学部に所属していまして、4年生なので、今は卒業論文をどうしようかなと構成を考えていっております。
この委員会を知ったのも、私が滋賀県の高校に通っていたときの先生がユネスコ委員会の顧問をしていらっしゃって、私は実際にそこに入っていたわけではなかったのですけれども、やっぱり探究の授業とかがすごく盛んな学校だったので、その関係で大学に入学してからも先生との交流があった中で、こういうものがあるよと紹介をいただいて、チャレンジしてみたという感じになります。実際にやっぱり高校の子もそうですし、大学の同級生とか周りの子も、このすてきな委員会をあまり知らない子がすごく多いのも、私の中ではもっともっと知名度という部分でも上げていければなとも思っていますので。私も来年から実は東京に就職が決まっているので、働き始めるとなかなか参加がどうなのかなという部分もあるので、後世にどんなふうにつなげていくかというところも考えて1年間活動させていただきたいなと思っています。よろしくお願いいたします。
【小林委員長】 よろしくお願いいたします。ありがとうございます。では次、Martinez委員、お願いします。
【Martinez委員】 皆さん、こんにちは。初めての人も初めまして、よろしくお願いします。本名は、Alejandro Martinezで、是非アレックスと呼んでください。僕はメキシコから参りまして、今、日本は4年目でございます。僕の所属は長岡技術科学大学で、博士課程の1年生で、今、水処理の研究をしております。僕はメキシコと日本の留学プログラムによって来日して、本学から卒業して、そのまま進学して、今頑張って博士1年生になりました。僕はあと1年だけれど、是非できるだけ頑張りたいと思います。お願いします。
【小林委員長】 お願いいたします。ありがとうございます。では最後になりまして、溝渕委員、お願いいたします。
【溝渕委員】 初めまして。私、昨年に引き続き今年も参加させていただきます溝渕といいます。私は現在、千葉の大学に通っていて、国際法だったり、文化や宗教だったり、あと昨年は上海、中国に留学に行っていたりなど、多様な国際的な部類を学んでいます。高校の時は高知県の室戸市の高校に通っておりまして、室戸市はユネスコ世界ジオパークに認定されている場所であって、そこでユネスコのジオパークの活動に積極的に参加していたので、今回この活動に参加させていただいています。昨年はあまり参加できなかったので、今年は積極的に参加できていけたらなと考えています。お願いします。
【小林委員長】 ありがとうございます。
皆様ありがとうございました。笑いが取れた人、取れなかった人、いらっしゃいましたが、またこういう機会はあると思いますので、是非引き続きよろしくお願いいたします。今日初めてお会いした皆さんもいらっしゃいましたので、この後もそうですけれども、今後コミュニケーションを取っていきながら、楽しく活動できればと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは次に議題3に入ります。「令和5年度の取組結果について」です。沖田副委員長から資料2に基づいて御説明いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
【沖田副委員長】 私から御説明します。この資料でお願いします。
次のページにめくっていただいて、この3つのアジェンダについて簡単に7分程度で御説明したいと思っています。これまでの提言の振り返りと今日の内容を説明して、ユースの情報発信とか集約の部分、最後にユースフォーラムについて、3点御説明します。
次のページにこれまでの提言の振り返りというところで書いてあります。こちらは二、三年前に最初につくった提言の中で幾つか書かれておりまして、その中の4つ目、「ユネスコ未来共創プラットフォーム」へのユースの参画といったところ。つまり、いろんなユースをこの活動に巻き込んでいこうといったところが書かれているのがこの4つ目になります。大きく分けると(1)(2)がユース関連情報の集約とか発信、(3)がユースフォーラムと。これはイベントを開催してしっかりと巻き込んでいきましょうといった内容になっています。今日は次のページ以降で、この情報集約・発信とユースフォーラムについて御説明します。
今3ページに映っている1枚がこれまでのユース関連情報の集約・発信というところで、基本的には「Youth note」というものを作ってそこで発信しているといった状況です。
すみません、最初に(1)で、ユースからのコンタクトを歓迎する団体リストの作成と周知と書いておりまして、ここは基本的にやはりユースとしっかり活動していきたい、こういうポジティブな姿勢を持っているような団体さんを少し取り上げていくというところで計画していたんですけれども、昨年度、ほかのところで集中的に取り組みたい活動もあり、今、準備中であって、今年もここは継続して取り組んでいきたいと思っているところです。
(2)のほうは昨年度つくったポータルサイト上の「Youth note」というもの。つまり、我々の活動をしっかりと記事にして発信して、皆さんに知ってもらうといったところで計画しまして、設置もしました。昨年度は1から12というところで、かなり多くの数の記事を発信しているので、今年もここは続けてしっかりと情報発信をしていきたいなと思っているところです。
次のページ以降が(3)のユースフォーラムになります。ここが今日の報告のメインになるのかなと思っています。昨年度1年活動したいわゆる集大成的な位置付けでユースフォーラムを実施いたしました。開催の概要といたしましては、「ユネスコウィーク2024」、1月19日から21日までに開催されたユネスコウィークの最後の1日に位置付けていました。目的は、昨年度は気候変動をトピックにしてこういったイベントを開催していたところが実情です。これは茶山委員が出席したユネスコ・パリでの議論が気候変動にフォーカスしていたといったグローバルな潮流も加味して、日本でも気候変動に関して議論していこうといったところで、そういった設定をしました。最終的にこの実数として155名の方が参加してくれました。会場は48名、オンライン107名というところで、こういった結果になっています。
次のページ。この5ページ目が開催の全体像になっています。最初オープニングがあった後に、この丸1から丸7までの主なアジェンダに沿って開催しました。
丸1で最初に茶山委員からユネスコ・ユースフォーラム、パリで開催されたものの報告があって、その後に、ユース世代の気候変動問題解決への貢献についてということで、モデレーターの方をお招きしてディスカッションすることにいたしました。これは全体としてこのパネルディスカッション、その後に続く分科会、それぞれ我々、次世代ユネスコ国内委員会委員が入りつつも、他のモデレーターやパネリストに外部の方、有識者を招いてパネルディスカッションをして、聞いている方々も少し学びを得る、加えて意見を発信してもらう、ディスカッションするといった構造で全て設計していました。丸2のパネルディスカッションのところですと、ユネスコ・ジャカルタ事務所長の林川さんであったり、日本ユネスコ国内委員会の広報大使の末吉さんをお招きしてディスカッションしたという流れになっています。
次のページ以降でそれぞれの詳細が続いているんですけれども、内容が細かいので、7ページ目で一気に全部説明してしまおうかと思っています。
この教育分科会のところは「気候変動問題に対応と持続可能な開発のための教育の活性化」ということで、パネリストとして東京都市大学の森教授、あとはClimate Youth Japanの方であったり高校生を招いているといった設計にしていて、科学分科会は「科学コミュニケーション」というところで、気候変動対応にどうやって科学的なコミュニケーションを活用できるのかといった観点から、信州大学の先生であったり高校生をお招きしてディスカッションしたといった内容。最後、文化の分科会は「地球に優しい生き方を考える場としての『創造都市』の価値」ということで、ここも一般社団法人の方であったり、これは実際に食文化創造都市に関わっている方をお招きしてディスカッションしたといった結果です。
最後、丸6のところ、基調講演で芦屋市長の髙島市長をお招きいたしまして、我々がつくった「未来への宣言」に向けた応援メッセージということで講演をしていただきました。
最後、丸7が一番大きかったところで、ワークショップ・ディスカッションというところで、気候変動といった問題を踏まえて、我々ユース世代がこれからどういうことができるのか、分野ごとにどういった対応で今後進めていくのかといったところで、「未来への宣言」を策定いたしました。そこに向けたワークショップであったり、ディスカッションを行ったといったところがこの丸7になっています。
次のページ以降が詳細になっておりまして、11ページ目に我々がつくった「未来への宣言」、今ユースの私たちがユネスコとともに残すべきことといったところで、教育・科学・文化それぞれで宣言を残したという結果になっています。
このワークショップの場で出していただいた意見の一覧が残っているところが12ページ目になっていて、最後13ページ目は簡単にイベントの振り返りと反省点というところで記載しております。主に3点ございます。
1つ目が、ユース世代の参加者を増やすことが今後の課題になってくる。つまり、今回のこのユースフォーラムでもなかなか若い世代の出席者が少なかった。割といわゆる大人世代の方が多かったところが反省点で、もう少し増やしていきたいなというところです。
2つ目が、ユース世代と大人世代との対話機会を作ることです。昨年度のユースフォーラムだと少しユースが主役として位置付けて、このユースをメインにしゃべってもらうことかなと思います。ただ、ユースと大人世代でのコミュニケーションはなかなかあまり、設計として希薄にしていたところもあって、ただ最終的な反省として、その両者間の会話をもう少し増やしていったほうがいいんじゃないかといった反省点もありました。
最後3つ目、ユース世代、大人世代含めて出席者の多様性を豊かにすることというところで、この右下のグラフにある通り、やはり教育機関であったり、ユネスコにそもそも関わっている方の出席者がすごく多かったのですが、もう少しこの幅を広げていく、裾野を広げていくといった観点からも、民間であったり、またNGO、ほかの政府・地方自治体の方をうまく巻き込んでいくところは、今年度の活動をしていく上では課題になってくるのかなと思っています。
そういったところで、昨年度の活動と反省といったところで私から一連御報告させていただきました。
【小林委員長】 ありがとうございました。ただいまの説明について御質問等があればお願いいたします。大丈夫でしょうか。
では、次に行かせていただきます。続きまして、議題4「令和6年度の活動の方向性について」に移ります。本年度の活動の方向性案について、私から資料3に基づいて御説明させていただいた上で議論をお願いできればと思います。
こちらの資料になります。次のページということで。昨年度の活動について沖田副委員長から御説明いただいたんですけれども、そこと重複するところも若干あるんですが、昨年度は「ユネスコ未来共創プラットフォーム」へのユースの参画に注力して、主にユースフォーラムの開催で企画と実施をして参りました。今年度も引き続きそちらの「ユネスコ未来共創プラットフォーム」へのユースの参画に注力しつつ、今年度は教育・科学・文化それぞれでの活動においてもより活発に活動していって、各分野での協力関係の拡大に注力してまいりたいと思っております。
次のページをお願いいたします。具体的には、まず最初の「ユネスコ未来共創プラットフォーム」へのユースの参画につきましては、昨年度は「Youth note」の作成と、こちらにおいては次世代ユネスコ国内委員自身の活動の報告というところでレポートみたいな形で上げさせていただいたんですけれども、そちらとユースフォーラムの実施というところで、先ほど御紹介があったように「未来への宣言」を作成させていただきました。
今年度につきましては、概要としては、「Youth note」はよりユースの関連情報の掲載を実施していって情報をより充実化させていきたいところと、ユースフォーラムを引き続き今年度も実施させていただきたいと思っております。こちらは12月1日に予定しておりまして、それに向けて委員とともに企画と実行をしていきたいと思っております。そのほかのところに書いてあるところにつきましては、先ほどの説明にもありましたように、団体リストの作成と周知を新たに実施していきまして、またそれと同時にユネスコ活動を行うユース同士の連携であったりとか、ユネスコ関連の他団体との協力関係をより拡大していきたいと考えております。
次のページがより具体的な資料になっているんですけれども、大きく3つありまして、1つ目の「ユースからのコンタクトを歓迎する団体リストの作成と周知」ですが、こちらについては、まずはアンケート等を実施しまして、現状のユースからのコンタクトを歓迎する団体リストであったり、ユースが主体となって運営しているユネスコの団体等にアンケートを実施させていただきまして、そちらで許可いただいた団体さんを「ユネスコ未来共創プラットフォーム」ポータル上へ掲載させていただくことで、こういった窓口のようなものを作っていきたいと思っております。
2つ目の「Youth note」の拡充について、昨年度までは次世代ユネスコ国内委員会として活動や私たちの自己紹介を掲載させていただきましたが、今年度につきましては、こちらは下の図にありますように、私たちの活動だけではなくて、ほかのユネスコに関連する活動を実施している学生団体ですとか、日本だけではなくて他国でのユース団体ですとか、あとは民間企業、教育機関、市民団体においてのユースの活動や取組について、私たちが間に立ってそういった寄稿を集めて掲載させていただくことを検討しております。
(3)になりますが、ユースフォーラムの開催というところで、こちらは昨年度から引き続き目的としてはユネスコ活動に参画するユース同士の連携をより強めることと、まだユネスコ活動に関わっていないユースにユネスコの魅力を伝えて、よりこういうユネスコ活動に関わるユースの裾野を広げていきたいという目的で実施させていただきたいなと思っております。
テーマにつきましては、昨年度は気候変動で実施させていただいたんですけれども、そちらが世界のユースフォーラムに沿った形で実施したんですが、今年度はそちらがないので、今年度どのようなテーマで実施するのかというところであったり、それに合わせてどのような方をお招きするかとか、形式も含めて、昨年度の反省、先ほどの3つの反省点を踏まえて企画をしてまいりたいと思っております。時期が2024年12月を予定しておりますので、是非こちらに向けても、今こちらの発表を聞いていただいている皆さんは是非参加いただけると嬉しいなと思っております。
次のページをお願いいたします。先ほどの「ユネスコ未来共創プラットフォーム」へのユースの参画に対する3つの活動を実施しながら、並行して、先ほどの自己紹介の中に教育ワーキンググループです、科学ワーキンググループですということがあったと思うんですけれども、教育・科学・文化、3つのワーキンググループに分かれて、それぞれでその分野に関わる活動をしていきたいと思っております。
それぞれざっくりとなりますが御紹介させていただきますと、教育につきましては、今まで関東地区でユネスコの私たちのイベントは開催が多かったので、関西地区でそういったユネスコに関わるようなユース同士のネットワークの構築等を目的として、「教育会議」の開催を予定しております。また昨年度から大学のユネスコクラブの皆様との交流をさせていただいておりますので、そういった交流をさせていただいたメンバーとともに共催でイベントを開催させていただきたいなと思っております。そのほか、教育分野に関わるユースの団体の皆様と協力いたしまして、既にあるイベント等にも積極的に出席して、私たちの活動を発信していきたいと思っております。
次、科学になりますけれども、科学に関しましては、昨年度からジオパーク全国大会のユースセッションに私たち次世代委員のメンバーが数名参加させていただいておりまして、そういったつながりを生かして、ジオパークに関わるユースの全国のコミュニティーを設立していきたいなと思っております。2つ目も糸魚川ジオパークとの共同プロジェクトなんですけれども、こちらも昨年度、おととしあたりから糸魚川ジオパークの皆様にお世話になっておりまして、そちらの皆様とともに共同のプロジェクトをさせていただきたいなと思って、今計画中でございます。
最後に文化についてですが、先ほど長澤委員の自己紹介にもあったように、文化はずっと創造都市に関連するイベントを実施させていただいておりまして、引き続き創造都市に関連するイベントを実施しつつ、創造都市の中で活動するユース同士のネットワークの構築であるとか、創造都市事業に若者が主体的・積極的に関わり合えるような仕組みを構築してまいりたいと考えております。
下のオレンジの枠になりますけれども、そういった活動を通して、主にはユース同士の交流、実際に活動しているユース同士の交流を実施しながら、私たちは、まず情報交換をしつつ、これからよりそういった活動に関わっていただけるようなユースを増やしていけるような活動をして参りたいと思っております。ですので、一番下にあるように、既存のユネスコ関連団体との協働も重視して、これからの活動をより活発化させてまいりたいと思っております。
では、私からこちら「令和6年度の活動の方向性について」は以上になります。
今の発表につきまして御意見、御質問等あればお願いいたします。長澤さん、お願いいたします。
【長澤委員】 ありがとうございます。すみません、ちょっと確認なんですけれども、今共有いただいた資料が恐らく、昨日御共有いただいた最新版の資料ではなかったかなと思いまして。文化のところで、ユースフォーラムにおける創造都市サミットの開催というところが記載されていないものになっていたかと思いますので、そこだけ御確認をさせてください。
【沖田副委員長】 これは私から説明すると、これ、すいません、直前で私が抜いたところが現状です。意図としては、これからこれをやっていくという対外的に出す資料の中に、ユースフォーラムの中に創造都市サミットを入れていくというその企画が若干ここでは不確定な状況で、今の我々のリソースの中でどのくらいできるのかというところが若干怪しかったところもあって一旦抜きました。ただ、今回このユースフォーラムの中でそういった、名称はどうあれ、創造都市系の何かをやっていくこと自体は組み込むことは基本的には可能です。ただ、今の段階で出すのにはまだ企画が不確定過ぎたので一旦カットしたという、そんなところです。
【長澤委員】 承知しました。内容についてはまた後ほど議論させていただければと思います。以上です。
【小林委員長】 ありがとうございます。その他ございますでしょうか。
全体でもいいですし、ふだん定例ミーティングでディスカッションしているところもあるんですけれども、ユースフォーラムに関するところが一番話しやすいのかなと思いつつ、皆様の中で教育・科学・文化それぞれの活動でもいいですし、意見交換という形でディスカッションできればと思います。お願いいたします。
【菅原委員】 昨年度のユネスコウィークに参加した件で、ユースの参加が少なかったとのことですが、参考までに、ユースの方への発信方法を伺えればと思います。
【沖田副委員長】 ユースの方への発信は、こちら側からダイレクトにユースの方への発信は基本的にあまりなかったという。
【小林委員長】 ACCUさんを通してユネスコスクールの皆さんとかには一応周知はしたんですけれども。
【沖田副委員長】 課題としては、事業者のACCUさんから発信をする。ただ、受け取る主体としては先生方とか、いわゆる大人世代の方になって、そこからさらにユースにという、ここの動線に関しては我々のほうではアクセスしていないので。ここから、我々からダイレクトにこの若い世代に対してコミュニケートすることはしていなかったのが実情です。多分、そこは一つ課題になってくるのかなと思います。
【小林委員長】 何か大々的にそういうことができなのですが、個人的に私たちが例えば今までのつながりであったりとか知り合いへの連絡はそれぞれでやっていて、実際に来てくださった方は結構そういう方も、例えば川端君のお友達とか来てくれていたんですけれども、そういう形で呼んだりはあったんですけれども。あとは、来てくださったユースに関しては、登壇者の方に関心を持って来てくださった方も数名いらっしゃいました。
【菅原委員】 分かりました。そこの部分はまた話し合うイメージですよね。
【小林委員長】 そうですね。どういうふうにユースに周知していくのかというところで。実は教育・科学・文化のそれぞれの活動も昨年度もやっていたんですけれども、あまりそことユースフォーラムのつながりがなくて、それはそれでやって、ユースフォーラムはそれはそれで周知していた感じになってしまったので、今後の活動に関してはユースフォーラムの日程も決まっていることもあって、それぞれの分科会での活動でもユースフォーラムを周知しつつ、ユースの方に連絡できたらなというところは考えております。
【菅原委員】 ありがとうございます。
【小林委員長】 ありがとうございます。他、いかがでしょうか。何か御意見とかでも、こういうことをやっていきたい等あれば、お願いします。
【川端委員】 ありがとうございます。菅原さんがおっしゃってくださった今年のユースフォーラムでどうユースを巻き込むかというところについて自分が今考えていることなんですけれども、やはり現状、このユネスコウィークに自ら一人で行くユースの子は、やはり相当意識の高い子じゃないと来ないのではないかなと思うんですね。
ただその一方で、このユネスコウィークの魅力として僕が思うのは、本当に科学・文化・教育、あとは国際協力の現場で実際に働いている方がいらっしゃるので、その方の話を聞けるのはやっぱり私たちユースにとってもすごく中身の濃いプログラムだなと、今年参加してすごく思いました。
なので、例えば一つのアイデアとして、現時点でユネスコスクールであったり、SGHの学校だったり、ワールドワイドな学校だったり、そういった総合的な学習の時間の取組にすごく積極的に取り組んでいる学校の方々に発信して、こういういろんな分野の方々が発表するフォーラムがありますと。そこに学校の例えば探究プログラムの一環として、校外学習の一環として生徒と学校の先生一緒に是非来てくださいというふうに、今の時点、1学期のうちに例えば発信とかしたら、学校側もカリキュラムに組み込みやすいのかなと思うので、団体単位でユースを巻き込んでいく、そういった準備をこれからしていったらもっと面白いユースフォーラムになるのではないかなと今思いました。
以上です。
【小林委員長】 ありがとうございます。そうですね、学校との連携はすごく大切だなというところで、谷垣さんに振ってもいいですか。
【谷垣委員】 ありがとうございます。
【小林委員長】 ということで、実際にどうでしょうか。
【谷垣委員】 そうですね、この広報の関わりについては結構課題かなと思っていて。ESD、ユネスコの活動には結構長く関わってきていた私の感想としては、去年このユースフォーラムの案内が自分のところに届いてきたのって結構直前だったなという感覚がありました。ということは、恐らくあまりリーチしていないだろうなというようなざっくりとした印象があります。
さっきACCUさんを通しての広報があったと思うのですけれども、オフィシャルで情報を流すことの課題みたいな難しさはいろいろあるのかなとも思いながらも、手元にESD、ユネスコに関わるような情報を流せるようなネットワークってどれぐらいあるかなとか、ちょっとメモしてみながら10個ぐらい思いついたものもあるので、そういったところもうまく連携していきながら、情報発信のツールとして使っていくことがオフィシャルで可能であれば、結構早い段階からいろんなところに情報は発信できるのかなと思いました。
学校に直接関わっていって、学校をそのまま引き込んでくるのは、難しさは結構あるかなという感覚はあるんですけれども、でもこういう活動に熱心に取り組んでいる大学生とか高校生とかは全国にたくさんいるので、ユースの活動に関心のあるユース世代以上の方もたくさんいらっしゃることも分かっているので、そういったところに情報を流す広報の仕方は今年度色々考えていけるところかなと思いました。
【小林委員長】 ありがとうございます。お願いします。
【佐藤委員】 20ページのユースフォーラムの開催についてですけれども、今、前提として議論に上がっているのが、その裾野を広げるのかという話題と、あとは今あるネットワークの構築をさらに深めていくのかという話題が上がっている中で、その2つを考えていく必要があるのかなと思っています。またその2つを考えるに当たっては、この1年のプランだけではなくて、長期的なプランとして次世代ユネスコ委員会がどうあるべきなのかというような話題をする必要があるのかなと思っています。
今、全国的にジオパーク、エコパーク、創造都市、いろいろある中で、地域の課題としてあるのは、地域の中での交流はあるけれども、なかなか外としてのつながりが持てないところが課題なので、それを踏まえていけば、ネットワークをさらに構築するための密な交流をユースフォーラムでしてもいいんじゃないかなとも考えられるのかと思います。
なので、その目的によって予算の使い方であったり、ハイブリッドでするのか、交通費に充てるのか、広報を大々的にして広報費をかけるのかというところはいろいろあると思うので、その目的を考えて、ユースフォーラムの開催意義をもう一度考えていければなと思っています。
以上です。
【小林委員長】 ありがとうございます。そうですね、まだ目的がちょっとぼんやりと。裾野を広げるといってもというところがあると思うので、長期的には広がっていく、その中で今年のユースフォーラムはどういう位置付けにしていくのがいいのかというところを、段階的に考えていけるとより良いなと思いました。ありがとうございます。
他、今の意見に被せてでもいいですし、新たに、はい。
【Martinez委員】 ユースフォーラムの話についてですけれども、実際、この委員会のSNSのアカウントを作ることは可能ですか。
【小林委員長】 それは文部科学省の皆様に御確認ですね。私たち自身が発信するということだと思うんですけれども。
【岡本ユネスコ第一係長】 そうですね、「note」が今あるので、そういった形もあると思いますし、ほかにもACCUのほうで持っているプラットフォームを活用したりとか、何かしらできることはあるかなと思って、考えていきたいと思います。
今度対外的にどういうふうに発信していくかということは、それがいろんなSNSの媒体があるので、ちょっと検討していただいて御相談をいただければなと思うので。そちらは皆さんでこれからディスカッションしていただいければと存じます。
【Martinez委員】 ありがとうございます。
【渡辺国際統括官】 少しいいですか? どうしてもしゃべりたくなったので。
【小林委員長】 どうぞ。
【渡辺国際統括官】 まさにそのターゲットですね、最初に私が言ったように、同世代の中の標準偏差でいったら、皆さん、どちらかに振れているんですよね。だから裾野を広げるというのも、どこの層をターゲットにするかで全然違ってきますよね。とはいえ、本当にもうあまねくことをやろうとしても、例えば当日の会場をどれくらいの規模の会場にするのか。もちろん今の時代、会場だけでなくて、ハイブリッドでやることでいろんな地域にいる人たちに対してもリーチできる、その規模をどれくらいの目標にするのかによっても違ってくると思います。
でき上がったものについて来てくださいというアプローチにするのか、それとももっと早いタイミングで、日程が決まっているんだったら日程を何月何日何時にやっていくんだけれども、ティザー広告みたいに徐々にやっていくとかということも考えられますよね。今、決まっていないと思うのですが、それに対して例えばより積極的に参加を募るのであれば、幾つかアイデアを出すとか、ちょっとしたまだラフな段階のアイデアを公開して、それに対してどんどん意見をもらうようにしていったらいいのではないでしょうか。意見をくれた人にはみんなSNSだったら登録して、だからより一緒につくっていくような感覚で持っていくのか、いろんなアイデアがあると思うんですよね。
いろんなやり方はあると思うので、やっていいかどうかというよりも、もう考えて、やりたいからやらせてくれとなって、そのためには何をすればいいのかということです。だからできるような方法はいろいろ考えつくと思うので、もっと柔軟に考えてもらって、まず、ぶつけてもらえばと思います。そのうち、10個言ってくれれば1個ぐらいはオーケーという感じもあるかと思います。
【小林委員長】 ありがとうございます。そうですね。現状はもう既に日程は決まっているので、それに向けて企画を考えつつ、そこを私たちだけじゃなくて、そこからオープンにしていくのはすごくやっていきたいなと、今聞きながら思いました。
すいません、長澤委員、お願いいたします。
【長澤委員】 すいません。1つだけ、事務局の皆さんにお聞きしたいんですけれども。
去年次世代委員会の会合は恐らくキックオフ会合のみだったと思うんですけれども、今年こういった会合が何回か持たれるというか、その辺のことは必要性に応じてという形になっているのか、またはあらかじめ決めておいて何回開催するというようなことがあるのかということを一点お伺いしたいなと思っています。
それから先ほど佐藤君からユネスコフォーラムについて様々お話があったと思うんですけれども、少し個人的考えも述べもさせていただくと、去年の報告のところでも人数、何人来たというところは一つの指標としては出てくるとは思うんですけれども、何人来たというところ以上に、どういうその後の効果があったかとか、あとはいろんな連携を作る中においてこういう人たちに来てほしいという人たちに届いたかどうかというところも、是非一つ重要な指標として今年のユースフォーラムについては考えていっても良いのではないかなと。これについてはまた後ほど議論があると思うのですが、そのようなことを少し個人的に思いましたということだけ共有させていただきます。
以上です。
【小林委員長】 ありがとうございます。そうですね。
【岡本ユネスコ第一係長】 1点目のほうを話しましょうか。
【小林委員長】 お願いいたします。
【岡本ユネスコ第一係長】 1点目のほう、御質問いただきありがとうございます。事務局の岡本です。
そうですね、今回は今年度の1回目、皆さんの顔合わせということだったので。これから先、各分科会で、ワーキンググループで話し合っていかれると思うんですけれども、こういった全体会をやりたいですということがあれば是非我々にお話しいただいて、そういった場をセットすることも可能かと存じます。そちらについてはタイミングもあると思うのですが、御提案いただければ調整することはできますので、全く1回だけに限っているわけではないということです。
【小林委員長】 ありがとうございます。
【長澤委員】 承知しました。ありがとうございます。
【小林委員長】 ありがとうございます。
では一旦ここで、公開のところでの議論は終了させていただきたいと思います。今後の活動について適宜連携は、ふだんはオンラインで私たちミーティングをしながら活動しているのですけれども、そちらで引き続き連携を図っていきながら企画を進めていきたいと思いますので、今後もよろしくお願いいたします。
それでは、議題5「その他」に移ります。委員の皆様から御報告等ございますでしょうか。
事務局から連絡事項等ありますでしょうか。
【岡本ユネスコ第一係長】 ありがとうございます。事務連絡をさせていただきます。
今後も引き続き事務局から御連絡させていただくこともありますので、メールの確認に御留意いただければと思います。
特に対外的な活動がある場合、例えば御自身で活動されている他のネットワークで次世代の取組を発表したいとか、そういったことがあれば是非ウエルカムなのですが、事務局に事前に教えていただければと思っています。そして事務局としてもできるだけサポートしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
【小林委員長】 ありがとうございました。
それでは本日準備した議事は以上となりますので、これで閉会させていただきます。本日は御多忙の中、御出席いただいた皆様、ありがとうございました。
―― 了 ――
国際統括官付