第4回日ASEANスポーツ大臣会合

      
第4回日ASEANスポーツ大臣会合で共同議長を務める井出文部科学副大臣 
©Mr. Supawat Phunkhan, PR Team, Department of Physical Education of Thailand                                         

1. 開催期日

令和5年9月1日(金曜日)

2. 開催場所

チェンマイ(タイ)

3. 参加国

ASEAN加盟国10カ国 (※)、ASEAN事務局及び日本
(※ インドネシア、カンボジア、シンガポール、タイ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオス)
東ティモールはオブザーバー参加

4. 日程

8月30日     第6回日ASEANスポ―ツ高級実務者会合
8月31日     バイ会談(タイ、カンボジア、ASEAN事務局、世界ドーピング防止機構)
8月31日~9月1日 日ASEANスポーツ産業展示会「ASEAN-JAPAN Sports Showcase 2023」
9月1日      第4回日ASEANスポーツ大臣会合

5. 議事

(1)第4回日ASEANスポーツ大臣会合

井出文部科学副大臣がタイの観光・スポーツ大臣と共同議長として出席。日本ASEAN 友好協力50周年を迎えた記念の年に、2030年に向けたスポーツ分野における日本とASEANの今後の更なる協力拡大を目指し「チェンマイ宣言」が全会一致で採択された。「チェンマイ宣言」では、従来からの日ASEANスポーツ優先協力分野である体育教師の育成、女性スポーツや障害者スポーツの推進、アンチ・ドーピングに関する能力開発に加え、スポーツ産業の国際的な連携強化、スポーツ専門家の育成、大規模スポーツ大会の企画運営等に関する知見の共有、スポーツを通じた SDGs の達成などを含む「スポーツマネジメント」分野での協力推進が新たに合意された。当該宣言は12月に東京で開催される日ASEAN特別首脳会議に提出される予定。

(2)第6回日ASEANスポーツ高級実務者会議

星野スポーツ庁審議官が共同議長として出席。「チェンマイ宣言」の採択に向けた協議が行われ、日本及び各国の意見を取り入れた宣言案が取りまとめられ大臣会合へ提出された。各国の意見の中ではスポーツ医科学分野における日本の協力を求める声が目立った。体育教師の育成、女性スポーツ、障害者スポーツの各分野について、日本からプロジェクトの進捗状況と今後の見通しについての説明があり、対してASEAN各国から各国における進捗状況と課題について報告があった。全ての国からこれまでの日本の貢献への感謝と今後の協力への期待について発言があった。

(3)バイ会談

タイ、カンボジア、ASEAN事務局、世界ドーピング防止機構(WADA)の四者とバイ会談を行った。概要は以下のとおり。

タイ:ピパット・ラチャキプラカーン観光・スポーツ大臣と会談。日タイスポーツ協力の更なる発展について合意。
カンボジア:バト・チャムロウン教育・青年・スポーツ省事務次官と会談。今年、カンボジアで開催されたSEA Games、ASEAN Para Gamesへの日本の貢献に対する謝意、体育教師養成プロジェクトを通じた支援への謝意が示された。
ASEAN事務局:エカパブ・ファンタヴォン事務次長と会談。「チェンマイ宣言」に基づく日ASEANのスポーツ分野での協力強化について合意。
WADA:ヴィトルド・バンカ会長と会談。バンカ会長からは、日本のWADAへの協力そしてASEANにおけるアンチ・ドーピング活動支援に対する感謝が示された。

(4)日ASEANスポーツ産業展示会「ASEAN-JAPAN Sports Showcase 2023」

スポーツ庁主催で「ASEAN-JAPAN Sports Showcase 2023」を同会場で開催。日本ASEAN友好協力50周年の記念事業として、日本から18の企業・団体が出展し、我が国が有するスポーツ分野での知見や技術・テクノロジーを活かしたユニークな製品やサービス・取組を紹介した。9月1日の大臣会合後に、井出文部科学副大臣からASEAN各国の大臣らに対して日本の出展企業を紹介し、各国から大きな関心を呼ぶとともに、出展企業から感謝が表明された。タイのスポーツ関連企業の出展もあった。
 

お問合せ先

スポーツ庁参事官(国際担当)付

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(スポーツ庁参事官(国際担当)付)