本ガイドブックは、当初、まちづくりや地域活性化の核となるスタジアム・アリーナの実現を目指すスタジアム・アリーナ改革推進事業の一環として、平成 28 年7月に「スタジアム・アリーナ推進官民連携協議会」の下にワーキンググループ等を開催し、具体的な課題について検討を行い、スタジアム・アリーナ改革の基本的な考え方や具体的手段をとりまとめたものとして第2版が策定されました。そして、その後の状況変化等も踏まえ、有識者や関係者を交えた検討会を開催しながら内容の検討を行い、第3版として改訂を行いました。
スタジアム・アリーナ改革として提起してきた要点を最新化するとともに、まちづくり・地域活性化の実現に資する新たな要点を掲載しています。そして、スタジアム・アリーナがもたらす価値やこれを核としたまちづくり・地域活性化への関心・理解の促進に活用いただくことに加え、事業検討プロセスの要点も合わせて掲載することで、構想・計画策定や運営計画に当たって検討すべき内容の把握と実行をサポートするガイドブックとして活用いただくことを想定しています。
また、近年、スポーツ施設を施設単体でなく地域全体で有効活用していくための考え方として、「スポーツコンプレックス」という考え方も出てきています。スタジアム・アリーナ改革を更に発展させ、スタジアム・アリーナ単体のみならずまちづくりとして総合的・複合的に施設等の整備・活用を図ることについて解説しています。
従前からスタジアム・アリーナの整備に従事されてきた方々だけでなく、今後まちづくり・地域活性化に携わる方々に至るまで、広く本ガイドブックをご一読いただくことで、全国各地におけるまちづくり・地域活性化につながるスタジアム・アリーナの構想・計画策定や、スタジアム・アリーナを活用するスポーツチーム等と地域社会の関係者の協働の一助となることを期待しています。
スタジアム・アリーナ改革ガイドブック(第2版)はこちらのリンクからご参照ください。
参事官(民間スポーツ担当)