マナビィ・メールマガジン第242号(令和3年5月24日配信)

■━━━━━□ INDEX □━━━━━■
□■コロナウイルス感染症対策関連情報■□
【1. 総合教育政策局の施策紹介】
 ★障害者の生涯学習実践紹介動画
【2. 子供たちの未来をはぐくむ家庭教育】
 ★島田市家庭教育サポートチーム より
【3. デジタル公民館 KK2】
◆会議の「ファシリテーター」について学びましょう!
【4. 今月のニュース・お知らせ】
◆外国人児童生徒の受け入れのためのターゲット別動画を制作!
◆文部科学省選定作品等の紹介
◆放送大学が数理・データサイエンス・AIに関する公開講座を開講
◆「男女共同参画の基礎知識 第5次男女共同参画基本計画対応」の紹介
◆中学校英語指導事例集の作成について
◆科学技術イノベーションでSDGsに貢献!「STI for SDGs」アワード募集開始
◆「社会人のためのデータサイエンス入門」
◆海外教育旅行オンラインセミナー開催
【5. 国立青少年教育振興機構の取組】
 ★国立日高青少年自然の家 より
【6.社研通信】
【7. その他の情報コーナー】
◆『社会教育』6月号
◆社会教育士について
◆リクルート進学総研より
◆「初中教育ニュース」ほか、
 メールマガジンの御案内について ほか
【★あさだより】
【編集後記】

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□■コロナウイルス感染症対策関連情報■□

◆公民館の取組を紹介しています!
 文部科学省では、新型コロナウイルス感染拡大状況下の公民館の取組を紹介しています。
https://www.mext.go.jp/content/20200731-mxt_chisui02-100000060_2.pdf(※文部科学省のウェブサイトへリンク)
 また、ホームページでは、公民館に関する基礎資料等も掲載しています。今後も更新を行っていきますので、是非、御覧ください!
https://www.mext.go.jp/a_menu/01_l/08052911/001.htm(※文部科学省のウェブサイトへリンク)

◆業種別ガイドラインについて
https://www.mext.go.jp/a_menu/coronavirus/mext_00028.html(※文部科学省のウェブサイトへリンク)

◆文部科学省では、新型コロナウイルスに関連した感染症対策に関する対応についてまとめたwebサイトを設けています(随時更新中)。
https://www.mext.go.jp/a_menu/coronavirus/index.html(※文部科学省のウェブサイトへリンク)

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1.総合教育政策局の施策紹介
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◆障害者の生涯学習実践紹介動画
「共に学び ひろがる世界~障害者×生涯学習~」公開!

 文部科学省では、共に学び、生きる共生社会の実現に向けて、「学校卒業後における障害者の学びの支援に関する実践研究事業」を実施しています。今回、その実践事例の一部を動画としてまとめ、公開いたしました。共生社会をつくる障害者の生涯学習実践のポイントを、文部科学省スペシャルサポート大使で書家の金澤翔子さんほか、障害当事者のメッセージとともにお伝えします。地域で社会教育・生涯学習を担われている方をはじめ、障害者の学習支援に取り組む方、特別支援教育や障害福祉に携わる方なども、是非、御覧ください(動画時間約13分)。

・動画はコチラから
https://youtu.be/5bXcg_sXFd0(※文部科学省のYouTubeチャンネルへリンク)

※学校卒業後における障害者の学びの支援に関する実践研究事業の詳細はコチラを御覧ください。
https://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/gakusyushien/1418341_00001.htm(※文部科学省のウェブサイトへリンク)

□お問合せ先
 総合教育政策局
 男女共同参画共生社会学習・安全課
 障害者学習支援推進室
 E-mail:sst@mext.go.jp

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2.子供たちの未来をはぐくむ家庭教育
  全国の家庭教育支援チームを紹介! 
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<静岡県・島田市>
◆島田市家庭教育サポートチーム
~家庭教育を共に歩む!島田市ペアレントサポーター~

 島田市家庭教育サポートチームは、市が委嘱する「ペアレントサポーター」で構成されています。子供を持つ保護者が安心して子育てに向き合えるよう、「つながるトーク」や「親学講座」を通して保護者に学習機会を提供し、「ペアレントサポーター」がファシリテーターや講師として活動しています。子育て経験者のメンバーが和やかな雰囲気を生み出し、保護者が安心して話し合える場を作っています。正解のない子育てに、母親目線で寄り添い、自分たちも楽しみながら柔軟な支援をしています。

○チームからひとこと
 子育ての先輩として、保護者が日々楽しく子育てに向き合えるよう、お手伝いしています。子育ては、楽しいことも大変なこともありますが、振り返ると楽しかったと思えるような時間であってほしいと思います。子育てのやり方はひとつではありません。自分に合った子育ての方法を保護者の方と一緒に考えていきます。
 現在のコロナ禍では、つながること、寄り添うことの大切さを感じた1年でした。保護者のみなさんの声を聞き、それぞれの家庭に笑顔がたくさんあふれるようなサポートをしていきたいです。いつでもつながっている“ひとりじゃないでね”という思いでこれからも活動していきます。

詳しくは、こちらを御覧ください。
https://www.city.shimada.shizuoka.jp/kurashi-docs/293511702.html(※島田市のウェブサイトへリンク)

□お問合せ先
 総合教育政策局地域学習推進課家庭教育支援室
 家庭教育振興係
 E-mail: katei@mext.go.jp
 HP: https://katei.mext.go.jp/contents4/index.html

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3.何時でも何処でも誰でも学べる
     デジタル公民館
  霞が関ナレッジスクエア(KK2)
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◆〔動画公開〕 
皆さんはオンライン会議を上手く開催できますか?
会議の「ファシリテーター」について学びましょう!

 時間がかかり何も決まらない、特定の人ばかり発言して何も話さない人がいる等、「会議」には課題が多く、ましてやオンライン会議はより難しいと思いませんか?
 KK2しごと力向上ライブラリ『会議の能率アップ -しごと力を高めるファシリテーションの極意-』(全7単元)は、会議を上手く取り仕切る「ファシリテーター」について学ぶ講座です。「ファシリテーター」とは、司会進行役ではなく、参加者からの意見を引き出し、最終的に参加者の合意へ導く人です。「ちょっと自分には難しいかな・・・」という方に向けてわかりやすく解説しています。アイスブレイクの手法や席の配置といった環境づくりや効果的な言葉の投げかけ方、意見をまとめる様々な手法、オンライン会議で注意するポイントなど、今からすぐ使える具体的な内容となっています。
 講師は、ファシリテーター経験の豊富な林野浩芳さん(一般社団法人話力総合研究所 理事)です。是非一度御覧ください。
(動画視聴にはKK2Web会員登録が必要です:無料)

・KK2しごと力向上ライブラリ
会議の能率アップ -しごと力を高めるファシリテーションの極意-
https://www.kk2.ne.jp/kk2/biz03/facilitation.html(※霞が関ナレッジスクエアのウェブサイトへリンク)

□お問合せ先
 霞が関ナレッジスクエア(KK2)事務局
 E-mail: kk2seminar@avcc.or.jp
 HP: https://www.kk2.ne.jp/

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4.今月のニュース・お知らせ
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◆外国人児童生徒の受け入れのためのターゲット別動画を制作!

 外国人児童生徒等の教育の充実を図るため、教職員・支援者向け研修用動画と外国人児童・保護者向け動画(7言語展開)を制作し、文部科学省HPにおいて公開しました。
 校内研修や外国人のための就学説明会など、様々な場で是非、御活用ください。

※外国人児童・保護者向け動画は、日本語・英語・中国語・ベトナム語・スペイン語・ポルトガル語・フィリピノ語で制作しています。
※動画の他に、講義資料や学校生活紹介の絵カードなど、関係資料も掲載しています。

詳しくは、こちらを御覧ください。
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/clarinet/003_00004.htm(※文部科学省のウェブサイトへリンク)

□お問合せ先
 総合教育政策局国際教育課日本語指導係
 E-mail:nihongo-shidou@mext.go.jp

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◆2021年4月の文部科学省選定作品等の紹介

 文部科学省では、映画その他の映像作品及び紙芝居について、教育上価値が高く、学校教育又は社会教育に広く利用されることが適当と認められるものを選定し、併せて教育に利用される映像作品等の質的向上に寄与するために、教育映像等審査規程(昭和29年文部省令第22号)に基づいて映像作品等の審査を行っています。選定された作品については、文部科学省のホームページ上で毎月掲載しています。

詳しくは、こちらを御覧ください。                                                                        
https://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/movie/020301/1422891_00014.htm(※文部科学省のウェブサイトへリンク)
                                                                                                                                  
□お問合せ先
 初等中等教育局情報教育・外国語教育課
 E-mail: emedia@mext.go.jp

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◆放送大学が数理・データサイエンス・AIに関する公開講座を開講

 放送大学では、4月より初級レベルの数理・データサイエンス・AIについて分かりやすく学ぶことができるオンラインの公開講座を開設しました。
 現代社会においては、ビッグデータの収集・蓄積・分析やAIの活用によって、社会的な問題の解決や新たな価値の創造が期待されています。
 そのためには数理・データサイエンス・AIに関する知識・技能が重要と考えられており、AI戦略2019においても、文理を問わず、全ての大学・高専生が初級レベルの数理・データサイエンス・AIを習得できるようにすることが目標として掲げられています。
 この公開講座は、数理・データサイエンス教育強化拠点コンソーシアムが策定したモデルカリキュラムに準拠しており、初級レベルの内容を体系的に分かりやすく学ぶことができます。是非この機会に、数理・データサイエンス・AIの世界に触れてみてはいかがでしょうか。
 
詳しくは、こちらを御覧ください。
https://www.ouj.ac.jp/hp/special/article/datascience.html(※放送大学のウェブサイトへリンク)

□お問合せ先
 放送大学総合受付
 TEL:043-276-5111(代表)

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◆ eラーニング教材「男女共同参画の基礎知識 第5次男女共同参画基本計画対応」のご紹介

 国立女性教育会館(NWEC)では、男女共同参画について理解を深める機会の一つとして、eラーニングの教材を提供しています。
 プログラムは、男女共同参画に関わる基本的な用語や知識を確認する内容です。
 イラストやクイズを盛り込み、キーワードをクリックすると解説がポップアップ表示されるなど、効率的に学習を進められるように工夫しています。NWECのリポジトリからダウンロードして利用できますので、是非御活用ください。

詳しくは、こちらを御覧ください。
http://id.nii.ac.jp/1243/00018880/(※NWECのウェブサイトへリンク)

□お問合せ先
 独立行政法人国立女性教育会館情報課
 E-mail: infodiv@nwec.jp

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◆中学校英語指導事例集の作成について

 国立教育政策研究所教育課程研究センターでは、平成31年度(令和元年度)全国学力・学習状況調査において明らかになった課題を踏まえ、中学校英語における学習指導の改善・充実に資するよう、学習指導のポイントを示す指導事例を取りまとめた指導事例集を作成しました。
 先生方の授業研究や教育委員会主催の研修会等に、是非、御活用ください。

詳しくは、こちらを御覧ください。
http://www.nier.go.jp/kaihatsu/shidousiryou/eigo/r02.html(※国立教育政策研究所のウェブサイトへリンク)

■主な特徴
・全国学力・学習状況調査の分析結果と課題について,学力調査官が解説する動画を,動画配信サイト「YouTube」 文部科学省公式チャンネルにて配信。
・各事例に関する学習指導案等については,指導資料として国立教育政策研究所のHPに掲載。
・新学習指導要領にも対応した汎用性のある学習過程を紹介。

□お問合せ先
 国立教育政策研究所 教育課程研究センター 
 研究開発部 学力調査課 
 E-mail: gakuchou@nier.go.jp

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◆科学技術イノベーションでSDGsに貢献!
   2021年度「STI for SDGs」アワード募集開始のお知らせ

 科学技術振興機構(JST)は、科学技術イノベーション(Science, Technology and Innovation : STI)を用いて社会課題を解決する、地域における優れた取組を表彰する “「STI for SDGs」アワード” の募集を開始いたしました。
 このアワードは、国内の団体によって行われている優れた取組を見出し表彰することで、それらの取組のさらなる発展や、同じような課題を抱える地域でも広く活用できるよう水平展開を進めることを通じて、SDGsの達成に貢献することを目的としています。取組に用いるSTIについては、分野、用途、新規性、技術水準等の要件は設けておらず、既存の身近な技術をうまく活用している取組も対象となります。
 2030年まで残り10年を切った今、「行動の10年」として目標達成へ向けた活動をより推進していく必要があります。皆様からの、数多くの御応募をお待ちしています。

■応募締切 2021年6月30日(水曜日)
■後援 文部科学省

詳しくは、こちらを御覧ください。
https://www.jst.go.jp/sis/co-creation/sdgs-award/(※JSTのウェブサイトへリンク)
※これまでの受賞取組内容も、こちらのサイトでご覧いただけます。

募集については、こちらを御覧ください。
https://www.jst.go.jp/sis/co-creation/sdgs-award/2021/boshu_award_2021.html(※JSTのウェブサイトへリンク)

□お問合せ先
 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)
 「科学と社会」推進部
 「STI for SDGs」アワード事務局 
 E-mail: sdgs-award@jst.go.jp

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◆無料で学べるオンライン講座
「社会人のためのデータサイエンス入門」開講中!

 総務省統計局は、誰でも無料で参加できるデータサイエンス・オンライン講座「社会人のためのデータサイエンス入門」を5月18日(火曜日)に開講しました。
 本講座は、社会人や大学生を対象とした、データ分析の基本的な知識を学べる入門編講座です。
 統計学の基礎やデータの見方のほか、国際比較データを使った分析事例や公的データの入手・利用方法の紹介等、データ分析の基本的な知識を学ぶことができる内容となっていますので、是非御活用ください。

詳しくは、こちらを御覧ください。
https://gacco.org/stat-japan/(※総務省統計局のウェブサイトへリンク)

□お問合せ先
 総務省統計局統計情報利用推進課
 E-mail:y-senryaku@soumu.go.jp

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◆海外教育旅行オンラインセミナー開催について       

 一般社団法人日本旅行業協会では、文部科学省後援の下、海外教育旅行オンラインセミナーを6月11日(金曜日)に開催いたします。
 本セミナーでは、航仁会西新橋クリニック理事長の大越裕文氏による渡航医学の見地から海外教育旅行実施に当たっての危機管理について講演いただきます。また、文部科学省からも、国費高校生留学促進事業などについて講演いたします。奮って御参加ください。

■日 時 令和3年6月11日(金曜日)16時~18時

詳しくは、こちらを御覧ください。
https://www.jata-net.or.jp/outbound/pdf/2021/2021_ovrssdctnltrvlonlineseminar.pdf(※日本旅行業協会のウェブサイトへリンク)

□お問合せ先
 一般社団法人日本旅行業協会海外旅行推進部 
 E-mail:jotm@jata-net.or.jp

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5.国立青少年教育振興機構の取組
  ~全国28の教育施設で
    体験活動を推進しています!~
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<北海道>
◆国立日高青少年自然の家  
体験の風をおこそう~「はじめて。」のたき火と川あそび~
 
 雄大な日高山脈の山並みを望み、清流日本一に選ばれた沙流川(さるがわ)に隣接する当施設は、今年で開所40周年を迎えます。コロナ禍のため利用者数は減少しておりますものの、活動の原点を見直し、施設のキャッチコピーを『体験の風をおこそう~「はじめて。」のたき火と川あそび~』とリニューアルし、ソーシャルディスタンスを確保しつつ、沙流川を利用したラフティング体験や沢登り、少人数でのたき火体験など、日常生活ではなかなか味わうことができない「体験」をよりクローズアップして、「はじめて」体験する子どもたちが安心・安全に活動できるように取り組んでいます。
 また、子どもたちにとっては、普段はできない火おこしやたき火、川あそびをとおして自然に向き合う事で、自然にある危険と自分の身を守る安全についても学ぶ機会となっています。自然災害が多発する昨今においては、このような体験をとおして、子どもの主体性や判断力も高められていると考えています。今後は、大規模災害等により、心が落ち込んだ状態になったとしてもそこから立ち直る心の弾力性(レジリエンス)の成長と体験活動との関係性について、関係機関・団体や公立青少年教育施設、大学の研究者と連携し、防災・減災に関する教育事業や実践活動を通して、体験活動の効果測定を行い、その結果を広く青少年教育関係者へ発信して参ります。

□お問合せ先  
 独立行政法人  国立青少年教育振興機構  
 国立日高青少年自然の家   是安、大瀧    
 TEL  :01457-6-2311  
 E-mail:hidaka-hp@niye.go.jp  
 HP:https://hidaka.niye.go.jp/

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6.社研通信
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◆「基礎資料」の活用について

 社会教育実践研究センターでは、公民館、図書館、博物館、ボランティアに関する四つの基礎資料を毎年度作成・公表しています。基礎資料は、それぞれの関係法令、通達・通知、答申・建議、関連施策等についてまとめるとともに、社会教育調査を中心としたデータを紹介しています。

基礎資料については,こちらから御確認・御活用ください。
https://www.nier.go.jp/jissen/chosa/houkokusyo0-0.htm(※社会教育実践研究センターのウェブサイトへリンク)


◆雑誌『社会教育』5月号で情報発信中!

 雑誌『社会教育』(発行 一般財団法人日本青年館)【5月号(5月1日発売)】の“社研EYE”のコーナーでは、令和2年度社会教育主事講習[B]について掲載しています。

□お問合せ先
 国立教育政策研究所社会教育実践研究センター
 E-mail: jissen@nier.go.jp

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7.その他の情報コーナー
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◆「社会教育」6月号(増大号:144構成):創刊900号の2つの特別企画

 『社会教育』編集長の近藤真司です。
 雑誌「社会教育」は6月号で創刊900号となります。1946年7月に「教育と社会」として創刊、1950年2月号で「社会教育」に改題、以降刊行を継続してきました。
 巻頭言は銭谷眞美東京国立博物館長(日本青年館理事、元文部科学事務次官)が「社会教育の明るい未来を考える」を寄稿、これからのキーワードに「地域」「多様な主体」「ネットワーク」をあげています。社会教育は「地下水の働き」にも似て、地表から見えなくても地上の万物を根底において培い育てる活動でもあると述べています。
 「特別企画1」に4つの論考があります。
 まず、横尾淑子科学技術・学術政策研究所が科学技術白書から「2040年の未来社会予測」について解説します。科学技術をどのように利用して幸せな社会を築くのかは、私たちの選択にかかっていると指摘、科学技術や社会の急速な変化に対応して適切な選択を行うためには、生涯を通して学び続け、自分事として未来について考え、議論を重ねる必要があると提案しています。
 次に、立田慶裕神戸学院大学教授が「生涯学習のためのリテラシー」として、ユネスコにおけるリテラシー研究の動向、OECDのリテラシー研究、SDGsの視点からの「生涯学習のリテラシー」を紹介しています。
 続いて、山口裕也杉並区教育委員会教育長付主任研究員が「社会教育政策は、何のために、何を為す-コロナ禍における孤立の根から考える」を寄稿しています。「学びの構造転換」「公教育の構造転換」を「難問を根元から引き抜く」を通じて実現する方法を提案しています。
 4つ目は、小田勝己サステイナブル社会研究者が「サステイナブル社会と教育」を寄稿、農林水産分野の人たちが蓄積してきた学びの経験を生かすことを提案しています。
 「特別企画2」として1つの論考、創刊直後の時代の社会教育連合会の刊行図書、1946年から2021年の本誌創刊号から900号までの特集テーマを紹介しています。
 佐々木英和宇都宮大学教授による「『法律にいう社会教育』概念の歴史的考察-教育基本法の改正前後の比較を基軸に置いた覚え書き-」には、教育基本法、社会教育法、文部省設置法における「社会教育の定義」の違いから、その変遷の重要なポイントを抽出して、社会教育とは何かの実像を浮き上がらせる視点を提示しています。
 本誌の創成期にあたる1946年から10年間に、社会教育連合会、全日本社会教育連合会の刊行した図書出版について蛭田道春大正大学名誉教授が解説しています。
 雑誌「社会教育」(創刊当時は「教育と社会」)の1946年7月号の「発刊のことば」と改題した「社会教育」1950年2月号の「創刊の詞」をそれぞれ全文紹介しています。この「ことば」と「詞」は是非ご一読をお勧めします。終戦直後から再建の決意、それは社会教育を通じた民主主義の構築、それは「自由と民主の原則に基づく政治・経済・社会・文化・教育等国民生活の全分野に亘る画期的革新が急速度をもって行われつつある」「学校教育を包括した、国家と国民に精力的方向を与えんとする新時代の社会教育の任務がある」と「発刊のことば」に記されています。
 保存版としても、活用できます。戦後の社会の変化に「社会教育」がどう向き合ってきて、その「エッセンス」生かしながら未来を構築していく、基礎資料でもあります。
 
詳しくは、こちらを御覧ください。
https://social-edu.com/(※日本青年館のウェブサイトへリンク)

□お問合せ先 
 (一財)日本青年館 「社会教育」編集部 近藤
 TEL:03-6452-9021
 E-mail:leh07376@nifty.com  

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◆人づくり・つながりづくり・地域づくりにいま、社会教育士が必要です
「社会教育士」についての特設サイトと活躍事例動画を公開中。是非御覧ください。
https://www.mext.go.jp/a_menu/01_l/08052911/mext_00667.html(※文部科学省のウェブサイトへリンク)

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◆マナパス-社会人の大学等での学びを応援するサイト-
 キャリアアップ・キャリアチェンジに役立つ学び直し講座や支援制度に関する情報を発信する社会人のためのポータルサイト「マナパス」を公開中です。是非御覧ください。
 → https://manapass.jp/(※マナパスのウェブサイトへリンク)

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◆リクルート進学総研による大学・専門学校・高等学校に関する最新情報は、こちらを御覧ください。
 → http://souken.shingakunet.com/(※リクルート進学総研のウェブサイトへリンク)

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◆文部科学省、また関係機関では、様々なメールマガジンを配信中です。是非、これらの配信登録もお願いいたします。バックナンバーはこちらから御覧いただけます。
◯初中教育ニュース
 → http://www.mext.go.jp/magazine/backnumber/symel.htm(※文部科学省のウェブサイトへリンク)
◯NITSニュース
 → https://www.nits.go.jp/magazine/(※NITSのウェブサイトへリンク)
◯NWECだより
 → https://www.nwec.jp/about/pr/mail/index.html(※NWECのウェブサイトへリンク)

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◆障害者の生涯学習の推進については、こちらを御覧ください。
 → http://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/gakusyushien/index.htm(※文部科学省のウェブサイトへリンク)

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◆文部科学省での企画競争・公募等の公表、一般競争入札情報に関する調達情報は、こちらを御覧ください。
 ・企画競争・公募等の公表
  → http://www-gpo3.mext.go.jp/MextKoboHP/list/kp010000.asp(※文部科学省のウェブサイトへリンク)
 ・一般競争入札情報
  → http://www-gpo3.mext.go.jp/kanpo/gporesulti.asp(※文部科学省のウェブサイトへリンク)

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◆前回読まれた記事TOP3(4月24日~5月7日)※4月24日配信号
1. 「地域学校協働活動」表彰事例
https://manabi-mirai.mext.go.jp/jirei/jireishu/hyosyo/index.html(※文部科学省のウェブサイトへリンク)
2. 「社会教育士チャンネル」
https://www.mext.go.jp/mext_01296.html(※文部科学省のウェブサイトへリンク)
3. 「社会教育士」特設サイト
https://www.mext.go.jp/a_menu/01_l/08052911/mext_00667.html(※文部科学省のウェブサイトへリンク)

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★ あさだより
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 銀座のクラブのママ(新聞でもそう書かれていたのでそれに倣いましたが、なんで「ママ」なんですかね?)だった女性が、一念発起して専門学校で学び、関係の国家資格を取得して、近くマッサージ店を開く予定だという記事を見ました。いいな、と思いました。実用的だし、人に喜んでもらえる素晴らしい技能だと思うから。施術を受ける側からすると、こういう正しい知識、専門的な技術を身につけた方にやってもらわないと不安ですよね。
 だけど受験資格を得るまでに最低3年はかかるとか。自分にはちょっと重いかな…。
 これも同じ頃の報道ですが、医師免許がないのに、約50人もの人に瞼(まぶた)を二重にする手術などの医療行為を行った容疑で捕まった人がいました。「カエルを解剖して練習した」んだそうです。カエルの目を二重にしたんですかね? 何の練習をしたんだか、よく分かりませんが。
 私の勉強は大抵「自己流」ですが、少なくとも人の健康に影響を与えるようなことについては、専門家についてしっかりと基礎から学ばなきゃいけないと思います。
(国立教育政策研究所長 浅田 和伸)

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編集後記 
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 読者のみなさまお元気でお過ごしでしょうか!?
 編集担当(山下)は、GW中に編集後記のネタになれば?と思い、東博(東京国立博物館)で開催している「特別展 国宝 鳥獣戯画のすべて」を観に行こうと思ったもののコロナの状況により休館...。その他の博物館なども探したもののどこも開いておらず、結果的にステイホームに徹したGWとなりました。博物館へ行きたい欲を満たすため東博のYouTubeチャンネルを見漁っておりました。笑 オンラインギャラリートークなど様々な動画があり、文化財学科卒の私にはどれも魅力的な動画でした。
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編集長 横井 理夫
    文部科学省総合教育政策局
    地域学習推進課長
編 集 田中・菅原・山下
TEL:03-5253-4111(内線2974)
E-mail:manaby@mext.go.jp
※無断転載禁止
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※配信登録・解除はこちらです。
http://www.mext.go.jp/magazine
解除できない場合は、お手数ですが上記アドレスまで御連絡ください。

お問合せ先

総合教育政策局地域学習推進課 地域学習推進係・地域振興係

電話番号:03-5253-4111(内線2974)
メールアドレス:manaby@mext.go.jp

(総合教育政策局地域学習推進課 地域学習推進係・地域振興係)