見て、聴いて、触れて、味わう。私たちはさまざまな感覚を通して世界を知覚し、認識しています。知覚心理学は、ものを見る仕組み、音を聴く仕組みなど、知覚と認識のありかたを研究する心理学の一分野です。
知覚心理学の中でも、科学的な錯視研究は、19世紀中葉に始まり、IT技術の進展に伴い、20世紀末から再び新たな発見と発展の時代に入りました。
今回の企画展示では、新しい錯視の発見とその研究の進展について、立命館大学総合心理学部の北岡明佳教授と高橋康介教授の貢献を紹介しています。
「世界トップレベル研究拠点プログラム(World Premier International Research Center Initiative=WPI)」は、平成19年度に文部科学省の事業として始まりました。
高いレベルの研究者を中核とした「世界トップレベル研究拠点」の形成を目指す構想に対して政府が集中的な支援を行うことにより、システム改革の導入等の自主的な取り組みを促し、第一線の研究者が是非そこで研究したいと集うような、高度に国際化された研究環境と世界トップレベルの研究水準を誇る、世界から「目に見える研究拠点」の形成を目指しています。
令和4年度までに計14の国立大学、私立大学、国立研究開発法人、大学共同利用機関法人をホスト機関として全国の11都市に計17のWPI拠点が誕生しています。
本企画展示では、パネル掲出や映像上映、研究に関連する機器や標本等の実物展示など多角的な手法で、WPIという事業やWPIによって誕生した研究拠点について解説します。
展示のメーンとなるパネルは文章だけでなく、国際化が進み、ダイバーシティーに富んだWPI拠点の日常を切り取った写真や最先端の研究環境が生んだ成果を表現したイラスト、インフォグラフィックを多用して、簡潔で読みやすい情報を提供します。
日本学術振興会では、世界トップレベル研究拠点プログラム委員会を設け、審査・評価・進捗管理及びプログラム成果の最大化に向けた活動支援に係る業務を行っています。
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