自然災害の被災地では、数日ほどで、避難所等に食料や飲物、医薬品などは届き始めますが、防寒具や寝具が届かないため、冬は凍てつく避難所で耐え忍ぶことが少なくありません。
2024年元日の能登半島地震発災後、北川教授は翌日に被災地へ入り、自治体や被災者と連携してインスタントハウスを避難所に届け始め、2024年4月中旬までに、屋内用インスタントハウス(段ボール製)約1000棟、屋外用インスタントハウス約175棟を提供しました。
北川教授が被災当事者の目線で研究・開発した、どこでも誰でも数時間で建てることができるインスタントハウスと、そのインスタントハウスを地震被災地に設置した被災地支援活動を中心に紹介します。地球上で家に困る人々が快適で丈夫な家をもてるよう最大限に尽力しています。
国際日本文化研究センターでは、人間文化研究機構の共創先導プロジェクト(共創促進事業)「開かれた人間文化研究を目指した社会共創コミュニケーションの構築」事業の一環として、戦国大名 細川忠興の正室であり、キリシタンとしても知られる細川ガラシャに焦点を当て調査研究を行い、その研究成果をマンガやアニメーションなどを用い、可視化し、発表してきました。
細川忠興の伝記「忠興公譜」(国際日本文化研究センター所蔵写本、1670年代成)をはじめとする当時の文献に残る記述や建築物、婚礼道具などの史料を基に、明智玉(後のガラシャ)と細川忠興の婚礼の様子をイラストで再現したほか、ガラシャの侍女であった霜の回想録「霜女覚書」(永青文庫所蔵文書、1648年成)に基づき、京都精華大学マンガ研究科の院生と協力して制作したマンガ「散りぬべき時」を刊行、さらにマンガのアニメ化を行いました。
今回の企画展示では、マンガ版及びアニメ版「散りぬべき時」の紹介のほか、第30回長岡京ガラシャ祭に際して開催した企画展「玉の輿入れ」展にて公開発表したイラストレーション作品を展示します。
現在のところ、展示情報はありません。