昭和時代まで生活の中で歌われてきた「瀬戸内仕事歌」や、「地域の歴史を題材としたオペラ作品」など、瀬戸内に根付く生活文化と芸術の歩みを紹介します。
瀬戸内国際芸術祭2022」「瀬戸内国際芸術祭2025」における香川大学作品「瀬戸内の伝統生活文化・芸術発信プロジェクト」では、昭和時代まで続いた「瀬戸内仕事歌(浜曳き唄、石切り唄他)」、「四国最古の民話オペラ『二人奥方』(昭和40年制作)」、「~瀬戸内源平合戦絵巻~オペラ『扇の的』ダイジェスト版」を、音楽を通して再生・共有・発信してきました。
今回の展示では、これらの関連資料(パネル・衣装・小道具・動画等)を公開し、昭和100年を迎える今、地域の記憶と未来の文化創造をつなぐ機会を提供します。
仕事歌は、昭和時代まで人々の暮らしの中で実際に歌われていた、地域文化・音楽の原点ともいえるものです。一方、オペラは、音楽に演劇や美術など多様な文化芸術を融合させ、総合芸術へと発展した形態です。昭和100年という節目にあたり、“生活の音”である仕事歌と、“芸術の音”であるオペラの両面から歴史を振り返ることで、現代の環境問題や地域社会の変化・音楽文化の変遷を考える手がかりとなり、未来をひらく視点を得る機会にもつながります。
今回の展示を通じて、先人たちへの敬意を育み、未来に向けた新たな芸術文化が芽生えることを願っております。




戦前期、多くの人々が和歌山から世界各地へと移民していた。和歌山大学紀州経済史文化史研究所では、和歌山県内各所の移民・移住に関わる機関や団体、個人と協力し、10回以上にわたり、移民に関する展示会を開催してきた。また和歌山には、戦時中に深刻な空襲被害を受け、戦後の占領期には米軍部隊が上陸・駐留していた歴史がある。本研究所ではそうした戦時中・戦後の和歌山に関する歴史資料の収集・公開も行ってきた。
本企画展示は、移民や戦時収容、連合軍の進駐・駐留といった、和歌山から、あるいは和歌山への様々な人の移動に焦点をあてた、関連する資料(レプリカ)、解説パネル、映像展示で構成されている。それらを通じて、昭和100年にあたる2026年に、戦争に大きな影響を受けた人々や街の歴史について考える機会とすることを主旨としている。




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