地域住民との対話で生まれた地域の交流拠点となる学校

川崎小学校(三重県亀山市)

校舎の改築にあたり、教職員や地域住民が設計の初期段階から関わり、学校づくりに主体的に参画。校舎完成後も地域住民との交流が継続。
対話型設計 地域と連携 木材利用

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事例概要

亀山市立川崎小学校では、校舎の老朽化により防災面や安全面に課題を抱えていたこと、児童数増加により教室数が不足する状況にあったことから、旧校舎を取り壊し、「地域の中で育つ川崎っ子、地域が育てる川崎っ子」をテーマに新校舎を建設。改築に際しては、地域と学校が密な関係を築き、互いに学び・育ちあえる学び舎づくりを目指し、設計初期から教職員や地域住民等とのワークショップを継続して開催した。
多くの関係者の意見を反映しながら計画を進め、新校舎には、図書室とPC教室を備えた「メディアセンター」や、地域住民らが気軽に立ち寄れる「ふれあい活動室」、屋内外の活動スペース「内のひろば」「外のひろば」「屋根のあるひろば」などを設置。ふれあい活動室をはじめとする地域共有ゾーンは、子どもたちが地域の方々とふれあい、学ぶ場として、また、地域の方々の活動の場として活用されている。
なお、亀山市では「亀山市公共建築物等木材利用方針」に基づき、公共施設における木材の利用を促進していることから、川崎小学校の改築にあたっても、ぬくもりのある校舎とするため、内部をできる限り木質化している。また、児童用机・椅子に県産材を用いることで、木材への親しみを持てるよう工夫している。

事例のポイント等はPDFをご参照ください。

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