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関係者から寄せられた心配
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通級を基本とすることで、常時特別な場にいることが必要な児童生徒や既に通級している児童生徒の教育条件低下につながるのではないか。 |
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自律学級(特殊学級)を「教室」とすることにより、障害種別の区分の仕方や学級数のカウントの仕方が変更されると、学級数の減少や専科教員の減員等にもつながるのではないか。 |
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自律教育(特別支援教育)体制に関わる内容で15年度に実施してきた事項
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「特殊教育」から「自律教育」への名称変更とその広報(資料2) |
(2) |
今後の自律教育(特別支援教育)について「現状より教育内容を低下させないこと」に関する教育委員会内での確認とその広報(資料3)(PDF:535KB) |
(3) |
障害福祉圏域ごとに設置されている知的障害養護学校を中核とした「自律教育圏構想」の練り上げと。知的障害養護学校高等部から始めるインクルーシブなど教育の研究(資料4)(PDF:334KB) |
(4) |
小・中学校の通常の学級で指導をする教員を対象としたLD・ADHD児等への指導に関する事例研究会の開催(資料5) |
(5) |
小・中学校でのLD・ADHD児等に対する支援体制構築に関する手引書の作成と県内全小中学校の中核となる教員に対する説明会の開催(資料6)(PDF:895KB) |
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自律教育(特別支援教育)体制に関わる内容で平成16年度に事業化した事項(資料7)(PDF:468KB)
(1) |
県内の全小学校に対する自律教育(特別支援教育)コーディネーターの指名と校内委員会設置の要請(中学校は平成17年度を予定)(資料7− )(PDF:226KB) |
(2) |
県内の全小学校の自律教育(特別支援教育)コーディネーターに対する研修会の実施(資料7− )(PDF:192KB) |
(3) |
公募による、県独自予算を加えたLD・ADHD児等支援体制(特別支援教育推進体制)モデル事業の実施(資料7− )(PDF:454KB) |
(4) |
小・中学校の通常の学級の教員を対象とした事例研究会の継続(資料5参照) |
(5) |
小・中学校における個別の教育支援計画を踏まえたLD・ADHD児等への支援方法に関する手引書(第2集)の作成 |
(6) |
盲・聾・養護学校の小・中学校も含めたインクルーシブな教育体制を目指す、自律教育(長野県における特別支援教育)の中長期ビジョンの研究(資料8)(PDF:234KB) |
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4 |
今後の方向
(1) |
盲・聾・養護学校教員の障害に応じた教育に関する専門性の向上と、小・中学校教員のLD・ADHD児等への支援に関する知識技能の向上 |
(2) |
学校外からLD・ADHD児等への支援に関するスーパーバイズができる専門家の養成と専門機関との連携の強化 |
(3) |
学校内における全校体制で支援する方策と意識の伸長と、学校外からの支援体制の確立 |
(4) |
幼・保育園から高等学校までを含めた教員に対するLD・ADHD児等への教育に関する知識や指導技術の普及 |
(5) |
市町村教育委員会を中心とした、学校を外からサポートできる体制の構築 |
(6) |
盲・聾・養護学校のセンター的機能の充実(小・中学校への教育相談の実施等) |
(7) |
自律教育圏構想の具体化 |
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