第2節 将来の情報社会を担う子どもたちのために

3.「情報化の影の部分」への対応

 情報通信技術が進歩し,世の中への普及が進むことに伴い,インターネットでのコミュニケーションの機会が増加し,対面によるコミュニケーションの不足や人間関係の希薄化が指摘されています。また,有害情報のはん濫など,いわゆる「情報化の影の部分」への対応が必要とされています。このため文部科学省は,情報活用能力を育成する情報教育の推進や,有害情報対策に関する啓発活動など(参照:第2部第8章7節4)を行っています。また,通信業界団体が行っている,子どもたちの保護者や教職員向けにインターネットの安心・安全利用に向けた啓発を行う講座(「e-ネット安心講座通信業界キャラバン」,通称「e-ネットキャラバン」)については,総務省とともにその取組を支援しています。

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