司書は都道府県や市町村の公共図書館等で図書館資料の選択、発注及び受け入れから、分類、目録作成、貸出業務、読書案内などを行う専門的職員です。司書補は司書の職務を補助する役割を担います。
司書・司書補になるための資格は司書講習を受講するほか大学・短大で単位を履修することで取得できますが、司書・司書補として活躍するには当該自治体の採用試験を受けて図書館に配属されないといけません。
10.文部科学省における図書館関係の担当局課及び問い合わせ先
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〒100-8959 |
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東京都千代田区霞が関3-2-2
電話 03(5253)4111(代表)
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司書(補)関係
総合教育政策局地域学習推進課社会教育人材研修係(内線3676) |
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司書教諭関係
総合教育政策局地域学習推進課社会教育人材研修係(内線3676) |
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大学図書館関係
研究振興局参事官(情報担当)付学術基盤整備室大学図書館係(内線4428) |
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1.司書になるためには
【司書になるための資格の取得方法について】
次の三つの方法のうちどれかに該当すれば資格を取得したことになります。
1) |
大学(短大を含む)又は高等専門学校卒業生が司書講習を修了し資格を得る。 |
2) |
大学(短大を含む)で司書資格取得に必要な科目を履修し卒業を待って資格を得る。
(→これには通信制・夜間・科目等履修を含みます) |
3) |
3年以上司書補としての勤務経験者が司書講習を修了し資格を得る。 |
【1 司書講習について】
司書講習の概要: |
講習は概ね毎年7月~9月にかけて全国5大学程度で実施される集中講習で、講習では図書館に関する専門科目について学習します。
参照→「講習実施大学一覧」 |
司書講習の受講資格: |
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大学に2年以上在学(短大卒業者含む)し、62単位以上を修得しているか又は高等専門学校を卒業していること。 |
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2年以上司書補(国立国会図書館又は大学若しくは高等専門学校の附属図書館の職員で司書補に相当するものも含む)として勤務した経験があるもの
(注1) |
講習の受講に際し在学している(していた)学部学科及び履修した科目は問いません。また年齢制限もありません。 |
(注2) |
上記の①か②の資格があれば講習の受講・修了はできますが、①なら卒業すること②なら司書補としての経験年数が3年以上になることを満たさなければ、司書となる資格は成立しません。 |
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司書講習受講の手続き: |
講習実施大学は「一覧」のとおりです。受講を希望する大学から募集要項を取り寄せ、書類を準備したあと申し込みを直接大学に行ってください。 |
【2 大学で司書の資格をとるには】
大学(短大を含む)で司書資格取得に必要な科目を履修し卒業を待って資格を得る。
なお、司書資格取得に必要な科目が履修できる大学については、
「司書養成科目開講大学一覧」
大学在学中に履修する場合 |
:この場合は卒業と同時に資格を得られます。資格証明書も得られる場合が多い(学長が発行)。
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一度大学は卒業した後、
通信制・夜間・科目履修など
として履修する場合 |
:資格の証明書は発行されませんので、大学が発行する卒業証明書及び図書館に関する科目の単位修得証明書を提出することで資格を持っていることを証明することになります。参照→昭和42年1月24日文社社第47号社会教育局長通知による |
2.司書補になるためには
【司書補になるための資格の取得方法について】
次の二つの方法のうちどれかに該当すればなるための資格を取得したことになります。
1) |
司書の資格を有するもの |
2) |
高等学校若しくは中等教育学校を卒業したもの又は高等専門学校第三学年を修了した者で司書補の講習を修了したもの。 |
【 司書補の講習について】
司書補の講習の概要: |
講習は概ね毎年7月~9月にかけて全国3大学程度で実施される集中講習で、講習では図書館に関する専門科目について学習します。
参照→「講習実施大学一覧」
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司書補の講習の受講資格: |
高等学校若しくは中等教育学校を卒業したもの又は高等専門学校第三学年を修了した者
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司書補の講習受講の手続き: |
講習実施大学は「一覧」のとおりです。受講を希望する大学から募集要項を取り寄せ、書類を準備したあと申し込みを直接大学に行ってください。 |
3.図書館職員になるためには
図書館には公共図書館、大学図書館、学校図書館や国立国会図書館、専門図書館等があります。それぞれの図書館には以下に記した様な職務に従事する専門的職員が勤務しており、公共図書館に配置される専門的職員を司書及び司書補といいます。
(公共図書館とは、地方公共団体が設置する公立図書館及び民法法人が設置する私立図書館の総称です。)
1.司書・司書補の主な職務内容
【司書の主な職務内容】
1 |
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図書館資料の選択、発注及び受け入れ |
2 |
受け入れ図書館資料の分類及び蔵書目録の作成 |
3 |
目録からの検索、図書館資料の貸出及び返却 |
4 |
図書館資料についてのレファレンスサービス、読書案内 |
5 |
読書活動推進のための各種主催事業の企画、立案と実施 |
6 |
自動車文庫による巡回等の館外奉仕活動の展開など |
【司書補の主な職務内容】
上記のような司書の専門的職務を助ける事務に従事。
2.図書館に専門的職員として勤務するための方法
Q: |
公立図書館や公立の大学、高等専門学校の附属図書館に
勤務したい場合どのようにすればよいのですか。 |
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公立図書館や公立学校の職員は、身分上は地方公務員となります。したがって、
図書館に専門的職員として勤務を希望する場合は、それぞれの地方公共団体が実施する採用試験を受験する必要があります。
採用形態については、一般の行政、事務職員として採用し、図書館に配属する場合と、初めから司書(補)として採用する場合がありますので、勤務を希望する自治体の採用制度を確認する必要があります。
具体的な、試験に関する内容や手続きの方法については、各地方公共団体の採用試験の担当課か各図書館にお問い合わせください。
Q: |
国立国会図書館に勤務したい場合どうすればよいのですか。 |
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国立国会図書館では独自の職員採用試験を実施しております。
試験についての照会先は次のとおりです。
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〒100-8924 |
東京都千代田区永田町1丁目10番1号
国立国会図書館総務部人事課
電話03(3581)2331 |
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Q: |
国立大学及び高等専門学校の附属図書館に
勤務したい場合どのようにすればよいのですか。 |
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国立大学の法人化・高等専門学校の行政法人化により、2004年から制度が改正され、
従来の国家公務員試験
種試験の「図書館学」は廃止になりました。
2004年からの採用試験は、北海道、東北、関東甲信越、東海・北陸、近畿、中国・四国、九州の7つの地区実施委員会により実施されます。第1次試験は上記の地区単位で行う筆記試験、第2次試験は各大学等により行われる面接考査等を予定しています。
第1次試験では特に司書としての専門的な試験は行われませんが、第2試験で問われることもありえます。また採用の区分のなかに「図書」があります。
Q: |
私立の大学等の附属図書館に勤務したい場合どうすればよいのですか。 |
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私立の各学校については、各学校が独自に採用試験を実施します。採用については、直接各学校へお問い合わせください。
Q: |
学校図書館に勤務したい場合はどうすればよいのですか。 |
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小・中・高・盲・聾・養護の各学校に設置される学校図書館には、学校図書館の専門的職務を掌る「司書教諭」を置くこととされており、この「司書教諭」は、指導教諭又は教諭をもって充てることとされています。
このほか、各地方自治体等において、学校図書館を担当する事務職員を募集している場合もありますが、要件等は地域によってさまざまです。
「司書教諭」資格に関する詳細は、文部科学省総合教育政策局地域学習推進課へお問い合わせください。
4.関係法令・通知など