A 法曹コースのある大学に入学した後は、法曹コースへ進む選択肢と、従来通りの法学部の課程に進む選択肢があります。そして、法曹コースに進むために、進路選択の時点で改めて試験や要件が課される場合があります。この場合、必ず法曹コースに入れるわけではありません。
各大学の法曹コースの選抜がどのようになっているかは、各大学のHPなどでご確認ください。
A 大学により選択の時期が異なります。
法曹コースの課程が1年次から始まる場合もあれば、2年次や3年次から始まる場合もあります。詳しくは、各大学のHPなどでご確認ください。
A 法曹コースにおいても、日本学生支援機構や大学独自の奨学金制度や授業料減免の経済的な支援制度を利用することが可能です。
また、法科大学院においても、日本学生支援機構の奨学金、法科大学院独自の給付型奨学金制度や授業料減免の経済的な支援制度、法科大学院生も利用可能な学内の給付型奨学金制度や授業料減免の経済的な支援制度を利用することが可能です。
(参考)日本学生支援機構(リンク:https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/index.html)
また、文部科学省では、しっかりとした進路への意識や進学意欲があれば、家庭の経済状況に関わらず、大学、短期大学、高等専門学校、専門学校に進学できるチャンスを確保できるよう、令和2年4月から高等教育の修学支援新制度を実施します。詳しくは下記のサイトをご確認ください。
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/hutankeigen/index.htm
平成28年度の調査によれば、約4割の法科大学院生が、各大学が独自に設けている給付型の支援を受けていました。
A 法科大学院の科目等履修により修得した単位は、学部(法曹コース)の単位としてカウントされませんが、「入学前の既修得単位」(設置基準第22条1項)として法科大学院の単位にカウントされることがあります。
これに対して、共同開講科目として修得した単位は、1. 学部(法曹コース)の単位として修得することになります。他方で、2. 法科大学院の科目等履修生として受講する場合には、法科大学院の単位として修得することができます。また、1. 学部の単位として修得した場合には、「法学既修者認定」との関係で、法科大学院の単位を修得したものとみなされることもあります。
A 法曹コースは、早期卒業を前提としますので、3年間で4年分の単位を取得することが必要になります。早期卒業の認定要件は大学により異なりますので、各大学のHPなどでご確認ください。
A 法曹コースを修了して早期卒業をする場合、学位を取得することができます。また学修証明書が得られる場合もあります。
A 早期卒業ができなかったとしても、通常の4年間の学部の卒業要件を満たせば、学位を取得し大学を卒業することができます。また、一般選抜を受け、法科大学院に進学することも可能です。