令和6(2024)年度 SDGs達成の担い手育成(ESD)推進事業 採択状況

申請団体数

令和6年度は合計19件の応募があり、11件を採択いたしました。

令和6年度採択事業一覧

※採択団体の所在地順

(1)カリキュラム等開発・実践

事業名

採択団体

事業概要

 活動地域

インカレSDGsプロジェクト -異世代・多地域連携型の個別最適な学びと協働的な学びを社会や人生に活かす- 特定非営利活動法人環境自治体会議環境政策研究所 異世代、多地域や学校連携型で個別最適な学びと協働的な学びを同時に実現するため、学校・民間団体・行政からなる協議会を設立し、中高生の課題研究支援、合同実習・合同授業の提供、SDGsアクター資格制度やそれを活かした進路支援を行うことで、次世代の社会参画とキャリア意識向上を促し、SDGs達成に貢献する。 賛同組織の所在地:埼玉県、東京都、千葉県など関東地方
訪問・連携先:宮城県、岡山県など
ユネスコエコパークを核としたESD/SDGs実践カリキュラム開発支援と国際交流の促進 国立大学法人信州大学 ユネスコエコパーク(BR)では、ユネスコスクー ル等によりSDGsを意識したESDが実践されており、ESD推進のハブとしての役割が期待されている。これまでにBRを活用したESDを実践する学校の全国的な交流機会が定着しつつあるが、本事業ではその成果の発信と国際展開を通じて、さらなるESD/SDGsの深化と国内外との学校間交流の促進を目指す。 長野県および全国10サイトのBR地域
※10サイト(志賀高原/白山/大台ケ原・大峰山・大杉谷/屋久島・大永良部島/綾/只見/南アルプス/みなかみ/祖母・傾・多崩/甲武信)
社会教育・学校教育融合型のESDを主眼としたカリキュラムパッケージの開発 国立大学法人静岡大学 令和5年度補助事業にて開発した社会教育・学校教育融合型のESDを主眼としたカリキュラムパッケージ「ミュージアムジャック2023」の応用(カスタマイズ可能性の検証)を実施し、教員、社会教育関係者、行政、企業、一般の方とともにESDフォーラムを開催する。 静岡県静岡市、富士市、榛原郡川根本町、静岡県内市町、福岡県北九州市
概念型カリキュラムによるESD地域展開を支える4領域連携モデル 国立大学法人愛媛大学 本事業は令和5年度に採択された事業に引き続き、教師が概念型ESDを実践するための資源を提供するために、「A 調べ学習ウェブ資料」「B 評価ウェブツール」「C 指導案・教材資料」「D 放課後SDGs教室」の4領域において環境整備を進める。令和6年度は特に概念型ESDをユネスコスクールと共同開発し県内外に幅広く発信する。 【愛媛県】松山市、新居浜市、宇和島市、西予市、今治市、砥部町
【京都府】亀岡市
【北海道】黒松内町
【インドネシア】ボゴール

 

(2)教師教育の推進

事業名

採択団体

事業概要

 活動地域

SDGs達成に向けた変容と共創を促す「教育ファシリテーター」養成プログラム 一般社団法人グローバル教育推進プロジェクト(GiFT) SDGs達成に向け教育現場に求められる変容と共創を促す「教育ファシリテーター」を養成する。SDGsやその先を見据えたユネスコ新教育勧告の理念や学習目標達成に必要不可欠な(1)変容を促す場づくり研修(2)気候変動・多文化共生をテーマとした変容・共創フィールドワーク(3)変容的教育を学ぶオンラインコースを実施する。 教員研修は、東京都内会場にて対面研修を実施するほか、さらに静岡県浜松市及び宮城県東松島市にて宿泊型の対面研修を実施。
オンラインセミナーで全国からの参加者対象のセミナーも実施し、実践は全国各地の校種での実践となる。
「ユネスコ教育勧告」普及のための教材開発及び教員研修モデルの構築 聖心女子大学 昨年のユネスコ総会で「平和と人権、国際理解・協力、基本的自由、グローバル市民、持続可能な開発 に関する教育勧告」(ユネスコ教育勧告と略記)が採択され、「14の主導原則」の普及が日本でも課題となっている。本事業では同勧告紹介の冊子作成及び教員養成課程の学生と現職教員を対象とした研修プログラムを開発する。 東京都渋谷区(実施主体所在地)・港区及び神奈川県横浜市(都市部のユネスコスクール所在地)及び静岡県裾野市(地方のユネスコスクール所在地)及び長崎県壱岐市(SDGs未来都市選定市)の1都2区および3県3市を対象とする。
SDGs達成に向けたeラーニング教材開発及びコミュニティづくりによる教員等の専門能力開発 国立大学法人金沢大学 「ESD for 2030」の実践及び令和6年能登半島地震からの復旧・復興に努力、支援する教育委員会や学校、教員等を対象とするeラーニング教材の開発及、オンライン講座等の全国的な共有・共用を進め、研修機会の創出、研修システムの開発、教員、研究者、学生等が学び合うコミュニティの形成により教員等の専門能力を開発する。 一義的には富山県、石川県及び福井県の市町村。
様々な機会をとらえて発表や周知を図ることにより、開発した教材や研修プログラム等の全国的な共有と共用を目指す。
オンライン・対面方式の融合によるESDティーチャープログラム(研修認証制度)の全国展開 国立大学法人奈良国立大学機構奈良教育大学 オンラインと対面研修を組み合わせ、本学が開発したESDティーチャープログラム(研修認証制度)を全国8カ所で開催する。またオンラインによる継続的なフォローアップ研修でスキルアップを図ると共に全国のESD実践者をつなぎ実践の質的向上を促す。1月には成果発表会を広く公開・発信し、ESDの全国的普及を図る。 (1)ESDティーチャープログラム開催地:鹿児島県鹿児島市、熊本県菊池市、熊本市、福岡県福岡市、愛媛県松山市、和歌山県西牟婁郡白浜町、東京都、奈良県奈良市
(2)成果報告会参加地:鹿児島県屋久島町、沖縄県那覇市、山形県山形市、奈良県川上村
地域社会と共にSDGs実現の中核を担う包括的教員研修システムの構築 国立大学法人広島大学 本事業は地域社会と共にSDGs実現の中核を担う教員研修を目的に、教員の資質・能力の育成を図るべく、広島県ユネスコ連絡協議会をはじめ広島県内外の大学、教育委員会、民間企業等の多様な連携による研修会等の開催と、研修記録の配信、全国の事業体との研修情報の共有化により包括的で開かれた教員研修システムを構築する。 対面及びハイブリッド形式の研修会・セミナー・ワークショップは広島県、およびオンライン形式の研修会・セミナー・ワークショップは全国規模を予定

 

(3)多様なステークホルダーとの協働による人材育成

事業名

採択団体

事業概要

 活動地域

「自ら学び 社会とつながり ともに未来を創る人」を育成するための、地域・社会との連携・協働に関する研究と成果の普及 横浜市教育委員会 「持続可能な社会の創り手」育成に向けて、多様なステークホルダーと連携・協働し、地域や社会課題の解決に取り組む活動を推進する。よりよい社会と幸福な人生創り手となれるよう、ESD推進校を指定して推進を牽引するとともに、自分づくり(キャリア)教育の推進事業と一体的に取り組む活動を推進する。 神奈川県横浜市
環境課題から学びと社会をつなぐ SDGsグローバル人材育成プログラム 
(英語名称)The SDGs global human resource development program that connects learning and society through environmental issues)
公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES) 大学生・院生を公募で17名(専攻・関心からSDGs各分野にひも付け)選考し、環境課題をステークホルダーとの協働で解決し、社会・経済を活性化している地域から学び、考え、行動する日英バイリンガルの研修を行う。自分はどのようなSDGsの担い手になり得るかを考え、必要な資質(知識、技能、態度)を育成する。 ・研修地域:福岡県北九州市、徳島県上勝町(代替:鹿児島県大崎町)、熊本県水俣市
・事前、事後学習:(オンライン)
・各所属大学での報告会:日本全国の各所属大学(対面またはオンライン)
・全体成果報告会:対面(於:神奈川県横浜市)とオンラインのハイブリッド(IGES主催の既存の国際フォーラムを活用するため、全世界発信、日英通訳付き

お問合せ先

国際統括官付ユネスコ振興推進係
TEL:03-5253-4111(内線2602)
E-mail:jpnatcom@mext.go.jp