ユネスコでは、加盟国又は任意の者により拠出・寄附された資金を元に、ユネスコの各分野の活動で著名な功績を上げた個人又は団体に褒章を付与しています。主として次のようなものがあります。これらの多くは公募制であり、ユネスコが定める規定によって厳正に審査され、受賞者が決定されます。
・各賞の詳細については、ユネスコ本部のホームページ等を御参照ください。
・現在応募中の褒章は「お知らせ」を御覧ください。
国連憲章及びユネスコ憲章と一致する、平和の促進・希求・維持の分野において多大なる貢献をした生存する個人又は活動を継続している公的機関及び民間団体をたたえる目的の下に授与される。
詳細はこちら:フェリックス・ウーフェ=ボワニ賞について(※ユネスコ本部ホームページへリンク)
女子と女性の教育の支援や推進のために優れたイノベーションや重要な貢献を行っている個人、団体又はNGOを表彰する。
詳細はこちら:ユネスコ女子と女性の教育賞について(※ユネスコ本部ホームページへリンク)
より良いESDの取組に向けた動機付けと、優れた取組を世界に広めることを目的とし、日本政府の財政支援により2014年にユネスコに創設。ESD活動に取り組む機関・団体が実施する優れたプロジェクトを表彰する。
詳細はこちら:ユネスコ/日本ESD賞について(※ユネスコ本部ホームページへリンク)
ユネスコの優先事項の一つであるSDG4「質の高い教育をみんなに」の達成に向け、教育・学習の質の向上を支援するため2008年に設立。教員の効果の向上における顕著な実践・功績を表彰する。
詳細はこちら:ユネスコHamdan賞について(※ユネスコ本部ホームページへリンク)
学習、指導及び教育全般の活動を向上促進するための情報通信技術(ICTs)のベストプラクティス又は画期的な活用について、個人・団体・企業又は非政府組織(NGO)を表彰する。
詳細はこちら:ユネスコ教育における情報通信技術利用のためのKing Hamad Bin Isa Al-Khalifa賞について(※ユネスコ本部ホームページへリンク)
識字及びその関連分野における傑出した活動を賞する。ユネスコは、国連識字の10年(2003年~2012年)の調整機関として、あらゆる領域、あらゆる教育段階における識字の推進を優先課題としているが、本賞は、成人教育、とりわけ女性の教育レベルを向上させることを目的とする。
詳細はこちら:ユネスコ国際識字賞について(※ユネスコ本部ホームページへリンク)
著述家、編集者、講師、テレビラジオ番組製作責任者、ウェブプログラム開発責任者、又は映画制作者として、科学技術を分かりやすく広く社会に提供することに貢献し、公共の福祉の向上、諸国家の文化的遺産の充実及び人類が直面する課題の解決のために努めたものに与えられる。
詳細はこちら:科学普及のためのカリンガ賞について(※ユネスコ本部ホームページへリンク)
微生物学(免疫学、分子生物学、遺伝学その他を含む)の分野において顕著な貢献をたたえることにより、更なる研究開発とその応用を促進することを目的とし、個人研究者、民間企業又は政府機関に属する研究者及び研究団体に与えられる。
詳細はこちら:微生物学のためのカルロス・フィンレイ賞について(※ユネスコ本部ホームページへリンク)
ユネスコはロレアルと共同で、女性科学者対象の賞とフェローシップを付与しています。ユネスコとロレアル(本社:フランス)は、「ユネスコ-ロレアル女性科学者賞」と「生命科学分野若手女性科学者フェローシップ」、日本ユネスコ国内委員会と日本ロレアルは「ユネスコ-ロレアル女性科学者賞日本奨励賞」を付与している。
生命科学の発展に多大な貢献のあった女性科学者の業績をたたえ、その研究活動を広く世界に知らしめ、女性科学者の地位を高めることを目的として創設された。
同プロジェクトは、生命科学の発展に寄与した女性科学者の業績をたたえ、その研究活動を広く世界に知らしめると同時に女性科学者の地位を高めることを目的として「ロレアル女性科学賞」を設けており、既に多大な業績を上げている5大陸5人の研究者に贈賞している。なお、同賞の創設は1998年で、1999年から「ロレアル・ヘレナ・ルビンスタイン賞」として「女性科学者のためのユネスコ・ロレアル・プロジェクト」に組み込まれ、2001年度から新たに名称を「ユネスコ-ロレアル女性科学者賞」に改称している。
毎年、4月~6月に日本ユネスコ国内委員会HPにおいて募集される。2008年度の選考委員として、内閣特別顧問黒川清氏が任命された。
詳細はこちら:ユネスコ-ロレアル女性科学者賞について(※ユネスコ本部ホームページへリンク)
日本ロレアルにより2005年11月に、日本ユネスコ国内委員会協力の下、創設された賞である。日本の女性科学者が、国内の教育・研究機関で研究活動を継続することを目的としている。対象者は、物質科学・生命科学の分野で、博士課程(後期課程)又は、博士課程(後期課程)進学予定の女性科学者。授賞式には、賞状と賞金100万円が贈られる。
詳細はこちら:ユネスコーロレアル女性科学者日本奨励賞(※日本ロレアル株式会社ホームページへリンク)
芸術、学問、又は普及振興活動・作品を通じて、アラブ文化の普及及び促進に大きく貢献した2個人又は団体(アラブ諸国とそれ以外の国から1名ずつ)をたたえるために創設された賞で、世界各地においてアラブ文化の振興を図り、またアラブの無形文化遺産の保護・再生に関して多大な貢献をした著名な個人、団体、又は機関に与えられる。
詳細はこちら:アラブ文化シャルジャー賞について(※ユネスコ本部ホームページへリンク)
アジア太平洋地域の文化遺産(居住用、商業用、文化的、宗教的、産業的、(公共的)機関の建造物、庭園、橋梁等)のうち、築50年以上が経過するもの、かつ、現在、民間により所有あるいは貸出されているもので、民間主導あるいは官民の協力により最近10年間の間に保全・修繕が完了した民間セクター、官民共同事業における個人若しくは組織に付与される。
詳細はこちら:文化遺産保護のためのユネスコアジア・太平洋遺産賞について(※ユネスコ本部ホームページへリンク)
世界の主な文化的景観の保全と強化の取組の顕著な例(私的若しくは公的機関で働く個人若しくは団体)を表彰する。
詳細はこちら:文化景観保護と管理に関するメリナ・メルクーリ国際賞について(※ユネスコ本部ホームページへリンク)
寛容と非暴力の精神の普及に向けた新たな努力を奨励するため、寛容と非暴力の精神の推進を目的とした科学、芸術、文化若しくはコミュニケーションの分野の顕著な活動を表彰する。
詳細はこちら:寛容と非暴力の推進に関するユネスコマダンジート・シン賞について(※ユネスコ本部ホームページへリンク)
この分野におけるユネスコのプログラムに関連した、環境の管理または保全における優れた貢献を隔年で表彰する。
詳細はこちら:環境保護のためのユネスコスルタン・カブース賞について(※ユネスコ本部ホームページへリンク)
平和で繁栄した社会における、化学・物理学・数学・生物学等の基礎科学分野の重要性に関する認識を高め、科学の進歩、科学の普及、国際協力を促進することを目的に設立。世界及び地域規模で社会経済的な変革につながった基礎科学に関する、画期的な発見・卓越したイノベーション・熱心な推進を称え、毎年2人の科学者に授与される。
詳細はこちら:基礎科学におけるユネスコ-ロシア・メンデレーエフ国際賞について(※ユネスコ本部ホームページへリンク)
生命科学において、人間の生活の向上に貢献する研究を行った個人や団体、協会やその他の独立団体、非政府組織を表彰する。
詳細はこちら:生命科学研究のためのユネスコ赤道ギニア国際賞について(※ユネスコ本部ホームページへリンク)
SDGsに沿った課題に取り組む研究・教育・グローバルな協力を促進することを目的とし、世界の社会経済的な進歩を推進するための活動を行っている若いイノベーターを表彰する。
詳細はこちら:STEM分野における青年科学者の促進のためのユネスコ-AIフォザン国際賞について(※ユネスコ本部ホームページへリンク)
ラテンアメリカ及びカリブ海地域の統合、並びに同地域の独自性、文化的伝統及び歴史的価値の保護に貢献した顕著な活動を表彰する。
詳細はこちら:国際ユネスコ/ホセ・マルティ賞について(※ユネスコ本部ホームページへリンク)
創造経済分野における若い起業家を支援する優れた取組を表彰する。創造経済は、映画/オーディオビジュアル、デザイン、メディアアート、音楽、舞台芸術、出版、視覚芸術等が含まれる。
詳細はこちら:創造経済のためのユネスコ-バングラデシュ シェイク・ムジブル・ラフマン国際賞について(※ユネスコ本部ホームページへリンク)
記録遺産の保存とアクセスの向上に貢献した個人又は機関を表彰する。
詳細はこちら:ユネスコ/ジキジ世界の記憶賞について(※ユネスコ本部ホームページへリンク)
デジタルを活用した課題解決、資源及び科学技術の適用を通して障害者の生活を向上させ、包摂性を推進した個人及び組織の優れた貢献を表彰する。
詳細はこちら:ユネスコ/障がい者のデジタルエンパワーメントのためのジャービル・アル=アフマド・アッ・サバーハ首長賞について(※ユネスコ本部ホームページへリンク)
日本ユネスコ国内委員会では、これらの募集が正式に届いた場合には、「お知らせ」に掲載することとしていますので、逐次御確認ください。また、ユネスコ本部等のホームページでも、これらの賞の応募要領等が掲載されています。(隔年又は不定期に募集が行われるものがあるので御注意ください。)
また、これらの賞には、褒章を受けたい者等が直接ユネスコ本部等に応募するもののほか、日本ユネスコ国内委員会の推薦を通じて御応募いただくものがありますが、直接ユネスコ本部等に応募するものであっても、ユネスコから当委員会に問合せ等がなされることがありますので、いずれの場合でも当委員会に御通報ください。
なお、国内委員会の推薦が必要な賞については、委員会の議に付すことになりますので、応募の意図のある方は、お早めに御一報ください。(国内委員会の議に付すための十分な日程が確保できない、国内委員会としての推薦を検討するために必要とする書類等が御提出いただけない等の場合には、推薦をお断りする場合がありますので御了承ください。)