我が国では、文化多様性の国及び国際レベルにおける政策への組み込み、文化及び自然遺産の保存を通じた世界の文化多様性保護に対する貢献、創造及び開発を通じた文化多様性の保護などに貢献するため、関連の会議への参加をはじめとした協力を行っています。
我が国は、昭和47年(1972年)の第17回ユネスコ総会で採択された世界遺産条約(「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」)を平成4年(1992年)に批准し、人類共通の財産である世界の文化遺産及び自然遺産の保護・保存のための国際協力・援助を推進しています。
また、我が国は条約を締結して以降、1993年から1999年、2003年から2007年、2011年から2015年、2022年から2025年までの4期にわたり世界遺産委員会の委員国を務めるなど、条約の履行に貢献してきました。
【関連リンク】
・ユネスコ世界遺産センターホームページ
・文化庁ホームページ ※世界文化遺産に関する詳細は、こちらのページをご確認ください。
・文化遺産オンラインホームページ
・環境省ホームページ ※世界自然遺産に関する詳細は、こちらのページをご確認ください。
第9回ユネスコ総会の決議に基づき、1959年に設置されたICCROM(本部:ローマ)が行う文化財の保存・修復の学術的・技術的問題に関する研究や助言を行い、技術者の養成、修復作業の水準向上の支援に協力しています。
無形文化遺産の保護に関する条約は、演劇、音楽、風俗慣習、工芸技術等の無形文化遺産の保護に関する条約として、平成15年(2003年)の第32回ユネスコ総会で採択されたもので、我が国は平成16年(2004年)6月に締結しました。本条約は、平成18年(2006年)1月に締結国が30か国に達し、規定によりその3ヶ月後の同年4月20日に発効しました。
また、我が国は、条約が発効された2006年から2008年、2010年から2014年、及び2018年から2022年まで政府間委員会委員国を務めるなど、代表一覧表等の審査にも積極的に関わっています。
【関連リンク】
・無形文化遺産の保護に関する条約(ユネスコ本部ホームページへリンク)
・文化庁ホームページ ※無形文化遺産に関する詳細は、こちらのページをご確認ください。
・アジア太平洋無形文化遺産研究センター(IRCI)(IRCIホームページへリンク)
我が国は、「世界の記憶」事業へ「ユネスコ「世界の記憶」協力事業信託基金拠出金」を通して、記録物の保護・保全の促進、アクセスの確保、認知度の向上に関して、我が国の技術や知見を活かした戦略的・重点的な支援を行っています。
【関連リンク】
・財政支援(文部科学省拠出ユネスコ信託基金)(文部科学省ホームページへリンク)
日本ユネスコ国内委員会事務局
〒100-8959 東京都千代田区霞が関3-2-2 文部科学省内
電話:03-5253-4111
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