資料3-1 第23回IHP政府間理事会

国際水文学計画(IHP)政府間理事会について

1.国際水文学計画(IHP:International Hydrological Programme)
 水資源の合理的管理のため、国際協力により科学的基礎を提供することを目的としたユネスコにおける政府間共同事業。1975年に開始され、これまで世界的観測網によるデータ収集、世界の水収支の解明、人間活動が水資源に与える影響の分析等を行っている。


2.IHP政府間理事会
 ユネスコIHP事業の企画、運営管理について審議する政府間会議。2年ごとに開催。ユネスコ総会において選出された36か国の政府代表(IHP理事国)によって構成される。我が国は継続して理事国入りしており、2017年ユネスコ総会でも再選(任期4年:2017年―2021年)。また、立川康人京都大学大学院国学研究科教授(日本ユネスコ国内委員会委員、同IHP分科会主査)が副議長兼ビューローメンバーとして参画(任期2年:2016年6月-2018年6月)。

・ 現在の理事国:36か国(ユネスコ総会における選挙で決定)
(2015年第38回総会選出-2019年総会まで:22か国)
  アルゼンチン、オーストリア、キューバ、ドイツ、ガーナ、グアテマラ、ハンガリー、ヨルダン、カザフスタン、ケニヤ、モロッコ、ネパール、ナイジェリア、ノルウェー、パキスタン、ペルー、ポーランド、ロシア、セネガル、スーダン、スイス、チュニジア
(2017年第39回総会選出-2021年総会まで:14か国)
  オランダ、トルコ、イギリス、スロベニア、チリ、パラグアイ、イラン、日本、韓国、スリランカ、エチオピア、ザンビア、エジプト、リビア

・現在の執行部メンバー(2016-2018)
 議長:Mr András Szöllösi-Nagy(ハンガリー)
 副議長:Mr Helmut Habersack(オーストリア)
 Mr David Korenfeld Federman(メキシコ)
 Mr Yasuto Tachikawa(日本)
 Mr Gaye Cheikh Becaye(セネガル)
 Mr Mahmoud Abu-Zeid(エジプト)


3.第23回IHP政府間理事会
(1)日時・場所
  2018年6月11日(月曜日)~15日(金曜日)於ユネスコ本部(パリ)

(2)主な議題
・ 第39回総会の報告(IHP事業予算(39C/5)含む)
・ 第200回から第204回執行委員会
・ 第22回IHP政府間理事会の決議に関する報告
・ IHP政府間理事会規程及び手続規則の改定
・ 水センター(カテゴリー1及びカテゴリー2)の状況
・ IHP第8期計画(IHP-8)の実施状況評価及びIHP第9期計画(IHP-9)に向けた準備
・ 第8回水フォーラム等におけるIHPの役割
・ 地域における取組報告
・ IHP水関係情報ネットワークシステム(WINS)の運用
・ 国連機関との協力関係
・ 世界水アセスメント計画
・ SDGs6の実施とモニタリング
・ ビューローメンバーの選出  等

※会期中の6月14日(木曜日)には、第1回水科学に関する政策対話(The 1st Water Science- Policy Interface Colloquium (SPIC Water)を開催。

第1回水に関する科学政策対話 The 1st Water Science- Policy Interface Colloquium (SPIC Water)

1.概要
地球規模の課題の時代における水に関する科学政策対話として、国際水門科学連盟(IAHS)と協力して開催。大臣級会合を想定中(実際の出席レベルについては現時点で不明)。
  
2.日時・場所
  2018年6月14日(木曜日)於ユネスコ本部(パリ)
※第23回IHP政府間理事会の機会に開催。


3.主な内容
・ 水関係SDGs及び国際アジェンダの担当大臣が水関係のSDGs(水・衛生に関するSDG6やその他関係項目)の推進状況を共有
・ これらの取組みが各国の水政策の発展にどのように貢献できるか意見交換

  ※本政策対話からのメッセージを2018年7月にニューヨークで開催されるハイレベル・ポリティカル・フォーラム(SDG 6の達成状況について検討される予定)のサイドイベントで発表予定。


お問合せ先

国際統括官付

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