資料4 ユネスコエコパークに係る今後の検討課題について

  1. 我が国のユネスコエコパークに関する長期的戦略について
    (1)申請案件の質の確保
     申請と審査の質を確保するための工夫が必要ではないか(年間推薦数に上限設定をするなど)。
    (2)国内において移行地域を設定した複数のBRが誕生しているが、移行地域での活動については情報や支援が不十分な状態。我が国のBRの管理・運営の充実化のため、移行地域での活動について参考になるような優良事例や具体的な取組を示す等の支援を行っていく必要はないか。
  2. ユネスコエコパークの認知度向上のための取組について
    (これまでの施策)
    (1)親しみやすい国内呼称「ユネスコエコパーク」の付与
    (2)一般向けのシンポジウムの開催
       開催実績については別添。
    (3)広報パンフレットの作成・配布
       ユネスコエコパークパンフレット配布について
       計2,000部作成、地方自治体、関係省庁、国連大学等に配布
    (4)専用ウェブサイトの開設による各種の情報発信
       最近のアクセス数: 2014年5月 420回、6月 10,048回、7月 1,684回、8月 1,822回
  3. 申請を希望する自治体及び既に登録されたユネスコエコパークへの支援体制について
    (現状)
     環境省、林野庁、文部科学省においては、自治体からの相談に、制度面等から対応している。
     また、MAB計画委員会(事務局:横浜国立大学内)の研究者が、ボランティア的に相談のあった自治体等に学術面の支援を行っている。
    (課題)
     今後、新規申請の増加と、それに伴って我が国のエコパークの数も増加することが見込まれる中、ユネスコエコパークに係る支援体制(学術面、特に社会科学分野)の整備が必要となっている。
     一方で、国内の各ユネスコエコパークが、自ら課題を解決しながら、世界的なネットワークにも積極的に参画していけるよう、その自立を促していくことも重要である。

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